本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」

 

 

■Paradigm Shift -新しい価値観-

JACK佐々木が2月4日から25日までインドネシア・Jakarta・BAILI島に滞在します。
コロナ禍の中、実際のリアルな海外の情報をここ数回にわたりお伝えしたいと思います。

Selamat pagi!Bali6日目
【アイデアがいっぱい】

2月17日 BALI AM6:00(日本時間AM7:00)
本日は晴れ。雨季から乾季への移行中な感じ。
今日はBali北部の高台からのオーシャンビューの開発用地kubu tambahan residence 『THE HORIZONE』
http://bali-singaraja.com
のあるシガラジャ(Singaraja)エリアを経由して、新空港用地も視察してきます。
その後はBaliでは珍しい温泉付きのリゾートである、Mimpi Resort Menjanganへ。
https://mimpi.com

ご存知も方も多いと思いますが、Baliでの庶民食でもあるミーゴレン。
日本でいう焼きそばですね。ちなみにナシゴレンが炒飯です。
ゴレンが炒める、揚げという意味で、ミーが麺、ナシがご飯ということです(^^)/

証券会社でのミーティング。
口座開設から株の購入方法・ルールなどを行いました。
基本、個人で運用すると利益後の税金など色々と面倒なので私は法人で運用します。ちなみに個人の場合は損益は源泉して受け取る形になります。
個別銘柄をそれぞれ購入していきますが、まだ市場規模もそれほど多くなく、単元株も小さいので、手元資金10万円ぐらいからでも運用できます。
Philippinesの株式セミナーに参加されたことのある方なら同様な感じだと認識頂けます。

lunchはYOSHINOYA
現地責任者の小野寺さんのたっての希望で、吉野家に。
ここは日本と比較もしないといけないので、originalを注文。さらに、YAKINIKU味を牛皿として、そして味噌汁も注文。
3人で飲み物付けて・サンバル付けて29万ルピア、日本円で2500円ぐらい。金額は一緒ぐらいから、少し割高かなというところですね。

お味は日本のそれと変わりなく、美味しく頂けました。
やはり、お米の質が異なるようですね。そもそも日本米にあわせて開発されている味であり、つゆだと思うので、そこは絡み方には差を感じます。
インドネシアや東南アジアのコメは炒めると最高に美味しいですしね。食材には適した調理法があるんだろうなと再認識しました。

食べている間も来店はありますし、ウーバーイーツやインドネシア版の一番人気宅配サービスのGOJEKがいくつもorder取りに来てました。
日本食は人気高いようですね(^^)/

午後からはBNI assetへ。
金融をご存知の方であれば馴染みの深い、いわゆるIFAとしての立ち位置の会社。
色々な銘柄(預金・国債・社債・MMA・株式)をファンドマネージャーが選定し、ポートフォリオを組み運用していきます。
期間確定の元本保証型で年間3~7%程度の運用の商品から、預金+MMA、MMA+債権、債権+株式、株式100%などのポートフォリオで、ローリスク
からハイリスクの運用を選択できる形になります。

トラックレコードみると、このコロナ期間の株式は一旦へこみはあるもののまた上昇をみせています。
個人的には株式100%の各銘柄をテーマごとに選定しているようなファンドが面白いと思います。完全に持論ですが、なんらかのイベント(社会的
事件)があった場合、市場は全体的にへこみます。結局へこむので、株式組み込み型であれば、ローリスクだろうが、ハイリスクだろうが、同じで
凹みからの回復が早いのがハイリスク型なので、ここを長期的に保有するというのが賢いと思います。そこで成績を安定したい場合は、期間確定の
元本保証型で年間3~7%を組み合わせる感じです。それが、2:8とか7:3とか、これは自分のコンフォートゾーンの中で決めればOKかなと思います。
ちなみに株式100%のファンドでコロナ期間中も含み過去5年で80%という成績のものもあります。

このこの投信運用も非常に面白いと思います。ファンドマネージャーが個別銘柄を入れ替えながらメンテナンスをしていきます。自身では基本長期
保有をする感じで構えておけば気も楽かと。ただ、証券口座と異なり、参加する条件はかなりハードルが高いのでご興味ある方はお声がけ下さい。

ちなみに、金融は上がり下がりもあるので、自身の全体のポートフォリオとしては不動産がメインで、担保性のあるマイクロファイナンスやレン
ディング事業との組み合わせとなっています。投信運用は期間設定がないものだと流動性が高いので、法人の余剰資金などで運用をメインで考えます。
ちょっと真面目に書き過ぎました笑

 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


【全世界株式投信と国民性】
皆さんはNISAだったりでベースとなる資産運用をやられていると思いますが、「全世界株式投信」いわゆる「オールカントリー」と書いてある投信に
資産を入れている方も多いのではないでしょうか。

NISAで人気の商品の一つで全世界の株式に少しずつ投資していくというもので世界経済に乗っていくことで有名です。
日本にこういった投信があるということはもちろん世界中ヨーロッパからアメリカまで同じような「全世界株式投信」はあるはずです。

じゃあそれってみんな同じものを買っているのでしょうか?実は少しずつ違うものを買っています。そのため成績も異なります。
基本的にはマザーファンドといって基本としている指数があります。よく使われているのがMSCI オールカントリーワールドインデックス(MSCI ACWI)
だと思います。

ただ、自分が運用担当だったら自国の株式にも精通していますからちょっと自国の株式の比率を増やそうとは思いませんか?

その国民性が出ているのが添付の画像です。
たとえば日本の部分を見てみると0.94とかいてあります。
これはMSCIACWIでの日本株の比率に対して0.94%分多く日本株を入れていることになります。

気になるのはスペイン人です。
スペイン人が管理を務める世界株投信では自分の国の株を7.78%分も多く入れて、アメリカ株に関しては12.6%分も本来のものより割合が少ないです。
その結果本来だいたい一緒になるはずの10年間の平均リターンですが9.16%と低くなっています。

日本人はこれも国民性かもしれません。
MSCIと誤差なくほぼそのままの割合で買っていますね。
そのため成績は12.87%といい方です。

アメリカが意外と自国の株をあまり買っていないってことがちょっと驚きでした。
スペイン、ドイツ、イギリスなんかは自分の国の株を過信しすぎてしまっているってのがわかる図でもありますね!

 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」

今回はインドネシアにおける日本語学習の状況についてお届したいと思います。

2019年時点のインドネシアにおける日本語学習者数は706,603人と、中国に次ぎ2番目に日本語学習者数が多いことが分かっています。
日本語学習者が多い理由としては、1980年代以降、インドネシアの高校における日本語教育が盛んになったことが挙げられます。
今でもインドネシアの高校では第二言語や選択科目の一つとして日本語を取り入れている学校が多くあります。そのため、インドネシア
における日本語学習者の大部分は高校生が占めています。

また、学校以外で自発的に日本語を学習している人が日本語を学ぶきっかけとして、「日本のアニメや漫画、J-POP、ファッションなどに
興味を持った」という人が多いようです。
日本のアニメや漫画はインドネシアでは大人気で、例えば「ドラえもん」はインドネシアの地上波放送で毎週放送されている程です。
NARUTOやワンピースもインドネシアで知らない人がいない程の人気です。

参考WEBサイト:
https://www.sukasuki.org/2020/01/ada-berapa-banyak-pelajar-bahasa-jepang-di-indonesia/
https://www.jpf.go.jp/j/project/japanese/survey/area/country/2019/indonesia.html

次に、インドネシアにおける、日本語の学習方法や日本語のレベルをご紹介していきます。

中学校
中学校で日本語のカリキュラムがある学校はそもそも少ないです。
日本語学習レベルは、簡単な挨拶や簡単な単語を学ぶレベル、となっています。

高校
高校においては、「さくら」や「にほんご☆きらきら」という教科書を使用して日本語教育を行なっている学校が殆どです。
高校では、日本と同じように教科書を利用しながら簡単な文法や会話を学習する方法が一般的です。
また、文法や会話だけでなく、チームを組んで日本の掃除についてインドネシアと違う点をインドネシア語で話し合う等、日本とインド
ネシアの文化の違いも学習しています。

また、高校レベルでは、ひらがな・カタカナまでの学習に留まり、漢字を書けない生徒が殆どです。

高校によっては「日本語クラブ」という日本語や日本の文化を学習する部活動もあり、そこで生徒は日本語でのスピーチに挑戦したり日本
語の歌を歌ったりして授業だけで学習している生徒以上に高いレベルで日本語や日本文化を習得しています。


大学
大学においては、高校より専門性が高いレベルの学習となります。
難しい文法や、漢字といったより高度な日本語習得レベルが求められます。
4年制で日本語教育専攻の学科がある大学は現在、インドネシア全国に11校あります。
大学で日本語を学習している学生の多くは、日本語だけでなく日本の文化について興味があり、日本の伝統文化から現在の日本の流行に至る
まで非常に詳しい学生が多いです。
また、日本語能力試験(JLPT)に向けて勉強に励んでいる生徒も多くいます。


日本語能力試験(JLPT)について
日本語能力試験JLPTはN1~N5の5つのレベルに分かれています。
各レベルにおいて、「読む」「聞く」という2つの項目に分けた言語知識を目安に問題が作成されています。

N1が一番難しいレベルとなります。
各レベルに求められる日本語能力は以下の通りです。

N1:幅広い範囲で使われる日本語を理解することができる
N2:日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解することができる
N3:日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる
N4:基本的な日本語を理解することができる
N5:基本的な日本語をある程度理解することができる

N1やN2レベルになると、日本人でも文法的に説明できないレベルの問題も沢山あり、難易度が格段に上がります。
日本語能力試験(JLPT)は日本語を学習するインドネシア人の間でとても重要視されており、日本語を学習するインドネシア人でこの検定試験を
知らない人は殆どいないのではないでしょうか。

参考WEBサイト:https://www.jlpt.jp/about/levelsummary.html


今回はインドネシアの学校における日本語教育事情についてご紹介しました。
世界4位の人口を誇るインドネシアにおいて、こんなにも日本語学習者(世界第2位)がいることは日本にとって非常に喜ばしいことです。
日本語はひらがな、カタカナ、漢字と表記方法が様々で学習が非常に難しい言語ですが、日本語を学習する人々の興味を持続できるよう、ICT技術
を取り入れるなどの対策が取られています。

そして今後は、日本語教育の学習方法についての新しいアイデアも必要ではないでしょうか。
今、日本の産業界は人材不足といった課題に直面しています。
多くの人々が日本語を学び日本に興味を持っているインドネシアは今後日本の企業が優秀な外国人材を募集するうえで魅力的な国である事は間違い
ないでしょう。