本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」

 

 

■Paradigm Shift -新しい価値観-

JACK佐々木が2月4日から25日までインドネシア・Jakarta・BAILI島に滞在します。
コロナ禍の中、実際のリアルな海外の情報をここ数回にわたりお伝えしたいと思います。

【Jakartaでのマーケティングを知る、そして大学時代の旧友に会う】
2月11日 Jakarta AM4:30
起床はAM3:30(日本時間AM5:30)
本日は晴れの様子。コーランが聞こえてます笑

2月10日
早朝は日本時間に合わせ7時からオンラインミーティング。
海外ビジネスを一緒にやっていた昔の仲間との打ち合わせ。有意義な時間となりました。

11時より、Ayana Midplaza Jakartaへ
https://www.ayana.com/en/jakarta/ayana-midplaza-jakarta
同郷でいまはJakarta勤務の村田まりこさんとミーティング。
こちらのアヤナホテルは、バリ好きの方ならご存じのロックバーのあるホテルの系列です。
https://www.ayana.com/ja/bali/ayana-resort-and-spa/

13時より
Pilates Re Bar に訪問。
1月18日にセミナーでお届けした【2022年・中小企業のインドネシアビジネス参入チャンスを探るマーケティング勉強会】
https://indonesia-business.peatix.com/

この中の 第二部 なぜインドネシアでピラティスが展開出来るのか (ボディコープ代表 山岡 誠司)

1.インドネシアにおけるフィットネスビジネスの可能性
インドネシアにおけるフィットネスビジネスの市場成熟度は、日本の10年程度前です。インドネシアにおけるマクロでのプラス要因を
考慮したときに、日本でのフィットネスビジネスのノウハウがどのようにレバレッジが効き、成長が見込めるのか、概要をお話しします。

2.ピラティススタジオの具体的事例
ピラティススタジオ店舗を8月に開業し好調なスタートを切っています。人材の育成、マーケティング手法、出店のスキーム、PLモデル
など現状の運営状況など具体的事例についてレポートします。

こちらでお話しいただいた実店舗への訪問でした。

現地のパートナーのhermam さん、managerのEnyさん、次の店舗責任者のFachriziさんとミーティングさせて頂きました。
当初想定、日本円で2万円の客単価だったところ、4万円の客単価になっている理由・背景などをお聞かせいただくとともに、具体的な
マーケティングやり方などもお聞かせいただきました。
そこには、納得の理由と、ビジネスの定石があったわけですが。
そして、インドネシアではまさにブルーオーシャンのこのマーケット。今後の展開も楽しみです。

英語とIndonesia語と日本語を駆使しての会話でした。
一応、ポケトーク持っていってましたが、ヒアリングは慣れてくると感覚戻ってきますね。
やっぱり想いや考えを話せるようにはなりたいものです!

周辺は富裕層が生活をするエリアでもありました。
その見極めには一つの定石があります。Philippinesでも同様の感覚をもってエリアを選定したので、その感覚は間違いではなかったと実感。
そして、最近開発された湾岸エリアにもお連れ頂きました。
ゴルフコースもある埋め立てのベイエリア。インドネシアは想像以上に発展しています。
シンガポールや横浜中華街を思わせるような開発で、これからの成長を感じずにはいられないですね。

そして、夜は大学のサッカー部でずっと一緒だった仲間と会食。
僕は富山、彼は石川、同じ北陸出身で、名古屋の大学で一緒になり、ともに1年からレギュラーで試合を一緒にしてきた仲間。
彼は商社に入社し、いまはインドネシア支社長、かたは僕は自分で起業し、インドネシア法人を立ち上げ、Baliでビジネスをしている。
Jakartaでこうやってお酒を飲めるのは、不思議ではあるけど、ホントに有難いことです。
大学時代の彼女の話やサッカーの話、子供の話など色々と話に花が咲きました。
赴任4年目で売上3倍以上にしたのは大したものだと感心してます(^^)/


やはり、現地で実際にビジネスしている方からのお話は重みがあります。
インドネシア、深掘りしていくと必ず面白い展開になっていくと思います。

 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」

【オリンピックだけで稼ぐ人の話】
おはようございます。北京五輪が開幕しましたね。

日本人の活躍も続々と入ってきてオミクロンの中うれしいニュースです。
株の取引手法でイベントドリブンという手法があります。

イベントに乗っかる運用方法です。
オリンピックの時期はスポーツ用品の会社の株が上がりやすいのです。
オリンピックをみてスキーに行こうとかそういう人口が増えるからですかね。
単純にその人たちがスポーツ用品を買って売り上げが上がると考える人がいそう、飛びつく投資家がいそうということで買われます。

ちなみに過去の冬季五輪開催期間のスポーツ用品株の推移を出してみました。
ウィンタースポーツ株としては以下が有名です。

アルペン(3028)
日本スキー場開発(6040)
ヒマラヤ(7514)
デサント(8114)
ミズノ(8022)

全部は調べられないのでミズノを選ぼうと思います。
購入期間は単純に開催日~閉会日です。

2014年は+1.63%、2018年は+6.72%そして今年は今日までで+0.27%ちょっとデータが少ないですがぜひ参考にしてみてください。
こうやってデータを読むことで少し自信をもって株を買うことができます。

他の銘柄のもぜひ興味がある方調べてみてください。

 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」

今回は、インドネシアにおける在宅勤務事情をみていきたいと思います。
インドネシアでは現在もPPKMが継続中であり、2月12日現在はレベル3に引き上げられています。
多くの飲食店は20時~21時に閉店をしています。

新型コロナウイルスのパンデミック下で、人々の勤務形態は大きく変わりました。
中でも、オフィスへの出勤から在宅勤務への切り替えは、コロナ下における特に大きな変化としてあげられます。

日本でも、エッセンシャルワーカーを除く多くの人々が在宅勤務を経験した、あるいは現在も在宅勤務を継続していますが、インドネシアにおいても、
活動制限(PPKM)実施下において、多くの企業や公的機関が在宅勤務を導入・実施しています。
今回のコラムでは、インドネシアにおいて実施されてきた在宅勤務の現状についてご紹介します。


?コロナ禍のインドネシアにおける在宅勤務実施状況
インドネシアでは、コロナウイルスが蔓延し始めた2020年3月から、在宅勤務への切り替えが始まりました。

インドネシアの在宅勤務状況とICTの利用についての調査(Rachmawati et al.(2021))によると、パンデミック当初は勤務形態への影響はほとんどあり
ませんでしたが、2020年3月16日から4月9日にかけて、急激に在宅勤務が普及します。
最初にPPKMが実施された4月10日から6月4日にかけては、オフィスの密度が最大で?34.97%まで下落しました。
その後、規制が徐々に緩和され、いわゆるニューノーマルへの移行が進むと、密度は-20?25%ほどの値で安定していました。

2021年に入り、感染者数が再び増加します。7月、感染者数が爆発的に増加すると、政府はジャカルタやバリにおいて、エッセンシャルワーカーを除いて
100%の在宅勤務を義務付ました。その後も、企業や省庁などには、PPKMのレベルに応じた指針に従い、在宅勤務を取り入れることが求められています。

2021年11月30日現在、インドネシアの各地域のPPKMレベルは1?3(最大4)で、在宅勤務の指針は以下のように示されています。


表:在宅勤務率の指針(エッセンシャルワーカーを除く)

ジャワ島・バリ それ以外の地域
PPKM レベル3 75% 50%
※クラスターが発生した場合は5日間閉鎖
PPKM レベル2 50% 感染状況に合わせて決定
レッドゾーン 75%・グリーンゾーン 25%・オレンジゾーン 50%
PPKM レベル1 25% 感染状況に合わせて決定
レッドゾーン 75%・グリーンゾーン 25%・オレンジゾーン 50%

参考:Rachmawati et al.(2021) “Work from Home and the Use of ICT during the COVID-19 Pandemic in Indonesia and Its Impact on
Cities in the Future”, Sustainability 2021, 13(12), 6760.
https://www.mdpi.com/2071-1050/13/12/6760/htm
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021070101096&g=int
https://covid19.go.id/p/regulasi/instruksi-menteri-dalam-negeri-nomor-61-tahun-2021

?在宅勤務導入がインドネシアの従業員に与えた影響
先述のRachmawati et al.(2021)によると、政府や企業の一部には、パンデミック以前から在宅勤務を導入する計画をたてていたところもあったようです。
しかし、多くの企業では準備が不十分なまま在宅勤務が始まりました。
そのため、ネット環境などインフラ面の不備で仕事のストレスを感じた人も多かったようです。

The Jakarta Postの記事では、同僚とのコミュニケーションが減ったことや、勤務終了時間が曖昧になり仕事とプライベートの区別がうまくつけられない
ことが精神的負担になっていると紹介しています。

コロナ禍における在宅勤務環境が仕事の満足度にどのような影響を与えるかについて調べたDodi Wirawan Irawanto et al. (2021) でも同様の結果が得ら
れています。インドネシア政府によって定められた在宅勤務方針は、IT環境が整っておらず十分なサポートが受けられない場合、従業員の仕事への満足度
を下げるという結果につながったとしています。

一方で、在宅勤務にはよい点もあげられます。同じ調査では、柔軟かつ自律的な働き方ができ、ライフワークバランスが保たれたと感じた場合、仕事への
満足度もあがることが指摘されています。
また、通勤時間の短縮も在宅勤務によるメリットの一つです。例えば、ジャカルタ市民は通勤に代わって在宅勤務を行うことで、1日に3?5時間もの時間
を他のことに使えると言われています。

参考:Dodi Wirawan Irawanto et al. (2021) “Work from Home:
Measuring Satisfaction between Work?Life Balance and Work Stress during the COVID-19 Pandemic in Indonesia”, Economies 2021, 9(3), 96
https://doi.org/10.3390/economies9030096
https://www.thejakartapost.com/news/2020/04/08/coronavirus-means-working-from-home-for-many-but-some-say-its-easier-said-than-done.html


?インドネシアにおいて使用された在宅勤務中のコミュニケーションツール
インドネシアの在宅勤務においては、IT環境の不備があったこと、同僚とのコミュニケーション不足が問題の一部となっていました。
では、在宅勤務中のコミュニケーションのためにどのようなツールが使用されていたのでしょうか。

Rachmawati et al.(2021) では、ミーティングや同僚とのやりとりのためのツールとして、ZoomやGoogle Hangouts、Webex、 WhatsAppなどが使われていると
報告されています

主なツールは日本とそう変わらないと言えるでしょう。
一方で、在宅勤務中に職場からの情報を得るためのツールとしては、WhatsAppやメールのほか、インスタグラムやFacebookなどのSNSを使用している人も一定
数いることがわかりました。
Web会議ツールを使用するにはインターネット回線が十分でないこともありますが、SNSが盛んなインドネシアでは、より気軽に同僚とコミュニケーションが
とりたいという気持ちがあるものと考えられます。


出典:Dodi Wirawan Irawanto et al. (2021) を基に弊社作成
https://doi.org/10.3390/economies9030096

?今後の動向
当面の間は一定数の従業員が在宅勤務を続けることになることが予測されます。
また、新たなコロナウイルスの変異株が見つかるなど、パンデミックが再び発生することも警戒しておかなければなりません。
アフターコロナの段階に移行しても、在宅勤務を続ける企業は多いと見る向きもあります。
特に都市部では、通勤時間がなくなることによる時間、および限られたオフィススペースの有効活用に効果的であると考えられているためです。
どちらにせよ、今後も企業には在宅勤務を念頭においた環境の整備が求められると言えそうです。

 

参考:Rachmawati et al.(2021) “Work from Home and the Use of ICT during the COVID-19 Pandemic in Indonesia and Its Impact on
Cities in the Future”, Sustainability 2021, 13(12), 6760.
https://www.mdpi.com/2071-1050/13/12/6760/htm
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021070101096&g=int
https://covid19.go.id/p/regulasi/instruksi-menteri-dalam-negeri-nomor-61-tahun-2021