本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」

 

 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


SDGsをより深く知っていこうということで、スタートしたこのシリーズ。
前回、3階建てのビルのように、17の目標、それを細分化した169のターゲット、そしてさらに
その下に232の指標があるとお伝えしました。今回は第11番目の目標を見ていきたいと思います。

〇目標
11.住み続けられるまちづくりを

都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする

〇ターゲット

11.1
2030年までに、全ての人々の、適切、安全かつ安価な住宅及び基本的サービスへのアクセスを
確保し、スラムを改善する。

11.2
2030年までに、脆弱な立場にある人々、女性、子供、障害者及び高齢者のニーズに特に配慮し、
公共交通機関の拡大などを通じた交通の安全性改善により、全ての人々に、安全かつ安価で
容易に利用できる、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する。

11.3
2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、全ての国々の参加型、包摂的かつ持続
可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。

11.4
世界の文化遺産及び自然遺産の保護・保全の努力を強化する。

11.5
2030年までに、貧困層及び脆弱な立場にある人々の保護に焦点をあてながら、水関連災害なの
災害による死者や被災者数を大幅に削減し、世界の国内総生産比で直接的経済損失を大幅に減らす。

11.6
2030年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによる
ものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減する。

11.7
2030年までに、女性、子供、高齢者及び障害者を含め、人々に安全で包摂的かつ利用が容易な
緑地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供する。

11.a
各国・地域規模の開発計画の強化を通じて、経済、社会、環境面における都市部、都市周辺部
及び農村部間の良好なつながりを支援する。

11.b
2020年までに、包含、資源効率、気候変動の緩和と適応、災害に対する強靱さ(レジリエンス)
を目指す総合的政策及び計画を導入・実施した都市及び人間居住地の件数を大幅に増加させ、
仙台防災枠組2015-2030に沿って、あらゆるレベルでの総合的な災害リスク管理の策定と実施を行う。

11.c
財政的及び技術的な支援などを通じて、後発開発途上国における現地の資材を用いた、持続可能
かつ強靱(レジリエント)な建造物の整備を支援する。

 

Philippinesやインドネシアにおいてドネーションの企画として考えていることがあります。
現在、巨大な3Dプリンターを活用することで住宅が建てれられることをご存知ですか?

https://suumo.jp/journal/2019/09/09/166958/
わずか、50万円程度でビックリするような住宅が建つんです。

企業協賛なども募り展開できれば、大きなうねりとなり新興国への貢献にもつながると思います。


 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」

SBIホールディングス株式会社の子会社のSBIソーシャルレンディング(SBISL)株式会社はソーシャル
レンディング事業から撤退すると発表し、自主的な廃業を行った。
SBISLはネットを通じて個人の投資家から集めた資金を事業主に融資し、収益を投資家に還元するソーシャル
レンディング業務を展開していましたが、今年に入り、太陽光発電関連会社が手がける開発工事案件に
約380億円を融資したものの、資金が目的外の用途に使われ、返済が滞ったことが原因とされている。

こんなニュースが世間をにぎわせてますが、今一度ソーシャルレンディングとは何かを見ていきたいと思います。
今後、複数回にわたって日本のソーシャルレンディングについて記載していきたいと思います。

ソーシャルレンディングとは、お金を貸したい個人投資家(レンダー)とお金を借りたい企業(ボロワー)を
インターネット上でマッチングするサービスで、クラウドファンディングと呼ばれる投資手法の一つです。
「貸付型クラウドファンディング」と呼ばれることもあります。

なぜ、企業がソーシャルレンディングの仕組みを使い、銀行以外からお金を借りようとするかというと、

・創業年数や取引の実績が浅く、銀行からの融資が十分に受けられない
・新規事業など銀行からリスクが高い融資案件とみなされてしまう
・銀行からの融資はすでに受けていて、追加で資金が欲しい

などの理由があるためです。その企業に対して、ソーシャルレンディングの事業者が融資をしても大丈夫か
どうかの厳正な審査を行い、審査を通過した企業への融資ファンドが組成されています。

ソーシャルレンディングは、高い利回りに対して貸し倒れの件数が少なく、効率的な資産運用手段の一つと
してここ数年で知名度も一気に上がりメディアでも取り上げられることが多くなりましたが、今回の事件で
金融庁のその審査基準などをあらためられ、今後はより保全性が高いものになると思われます。

ソーシャルレンディング投資を始める時に、最も気になるのはその利回り(予定分配率)でしょう。
ソーシャルレンディングの利回りは各社の数字を見るとおおよそ5%から7%程度となっており、最近はやや低下
傾向にあります。たとえば、運営会社が東証マザーズ上場企業で、都内の不動産投資の案件を扱っている
オーナーズブックでは、利回りは3.0%~5.0%となっています。

一方で、クラウドクレジットなどのソーシャルレンディング会社では利回りが10%を超える案件もあります。
そこで収益性を重視するあまり、つい10%を超える高利回り案件に投資したくなる人も多いでしょう。

しかし、年間で5%の利回りというのは決して低い数字ではありません。国債や定期預金は0.1%にすら満た
ないものも多いですし、株の配当金もかなり良い数字でも2%から3%といったところでしょう。
不動産投資にしても手堅い投資先を選んでいくのであれば、表面利回りで年3%~4%程度の物件も多く、
都心で表面利回り5%というとかなり高い水準です。

利回り5%や6%という利回りを見た時に、ソーシャルレンディングの中だけで比較して「低い」と感じるの
ではなく、他の投資手法と比べて「高い」という点を認識し、利回りが高いからこそ相応のリスクも
あると心得ておくと良いでしょう。

〇ソーシャルレンディング会社や案件で見るべきポイント
・貸付先の属性(業種・事業内容、利害関係の状況等)
・貸付条件(貸付額や金利、貸付予定日、貸付期間等)
・貸付先の資金使途
・回収可能性に影響を与える情報
・審査態勢(審査体制、審査手続き等)
・貸付債権の管理・回収方針・態勢
・借換えに関する情報
・返済遅延等に関する情報

ソーシャルレンディングで高い利回りの案件ほど、「本当に信頼できる会社か」「どのような審査を
行っているのか」「きちんと返済が見込めそうな案件か」「返済が遅延した際にどう対応するのか
(どう対応してきたのか)」などを見極めるようにしたら良いかと思います。

次回は、どんなリスクが潜んでいるかを見てみたいと思います。


 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」

フィリピンの基礎知識編、前回はお休みさせていただきニュースメインでお送りいたしま
した。
今回は、フィリピンのお祭りについてご紹介したいと思います。

現在のフィリピンの祭りは、カトリック系キリスト教の伝来と、スペインアメリカの植民
地支配の影響を多く受けていると思われます。
イスラーム、チャイナ、スペイン、アメリカ、日本からの影響を受け続けてきたフィリピ
ンは、日本同様外国の文化が比較的好意的に受け入れられていて、国民生活に広く浸透し
ています。
土着の文化といえる祭りにもその影響が色濃く反映されており、独特のスタイルを醸し出
しています。
調べてみると結構たくさんお祭りが存在しており、1~2月だけでかなりの数になってしまい
ました。

3月以降のお祭りに関しましては、折を見て不定期にて配信したいと思います。

 

1月1日
New Year’s Day <新年>

12月31日には大量の花火を持った人々が街角を行き交います。
強力なロケット花火や爆竹で、ケガや死亡事故も起きるくらい強力なものです。カウント
ダウンが近づくと一斉に花火が発射、爆発しはじめる。
玄関先で花火の音を鳴らすことで邪気を払うそうです。

 

1月9日
Black Nazarene <ブラックナザレの祭り>

ブラックナザレ祭りはマニラ市にあるキアポ教会で毎年1月9日に行われるフィリピンを
代表する宗教行事です。
全国から数十万人の信者が集まり、教会付近は身動きが取れないほどで、1608年にスペイ
ン人によって南米から持ち込まれた黒いキリスト像を山車で町中をパレードします。この
像にふれるとあらゆる願いがかなうそうで、市内に出ると信者が殺到し大混雑します。(負傷者や死亡者がでる事故も起こります)

 

1月第3週
Ati-atihan <アティ・アティハン>

パナイ島アクラン州カリボで行われています収穫と幼きイエス(サントニーニョ)の像を祝
う祭り。
フィリピンで最も人気のある祭りの一つで、参加者は派手な色彩のコスチュームを身にま
とい、身体を全て黒く塗り、町中を特有のリズム「ハラ・ビラ」に合わせて熱狂的に踊り
ます。

 

1月第3日曜日
Sinulog <シヌログ祭り>

毎年1月の第3日曜日は、サントニーニョ(幼きイエス)祭がフィリピン各地で行われま
す。
セブ市の聖アウグスティヌス教会のサントニーニョの聖像は、フィリピンにキリスト教を
伝えたマゼランから贈られたもの。このサントニーニョを祝うセブの祭りがダンスパレー
ドのはじまりです。

 

1月中旬~2月中旬
Chinese New Year <旧正月>

フィリピンに住む中国人や中国系の人たちが旧暦の正月を祝うお祭り。チャイナタウンや
ルネタ公園では、日本のチャイナタウン同様に爆竹を鳴らしたり、獅子舞いが披露されま
す。

2月中旬~2月下旬の2週間
Baguio Flower Festival <バギオ・フラワーフェスティバル>

アメリカ統治時代に避暑地として開発されたバギオのお祭りです。
1996年から開始と比較的新しいお祭りです。
バギオ市はマニラからバスで7時間程度の高地に存在しており、周囲に咲いている「ひま
わり」をモチーフに、先住民であるイバロイ族やイフガオ族などの伝統的な民族衣装をさ
まざまな花で彩ってダンスや演奏をしながらパレードします。
2週間にも長い間続く祭りは国内だけでなく海外からの観光客が多く訪れます。

西島筆