本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


日本の消費者金融の歴史を1950年代から2000年代にわたり振り返るこの企画ですが、今回は1990年代をみていきたいと思います。

自動契約機の登場です。
これにより新規顧客を劇的に拡大させ、消費者金融業界のビジネスモデルを画期的に変革しました。
業界初の自動契約機は、1993年にアコムが新宿と福岡に設置した「むじんくん」です。

当初は試験的な導入でしたが、その匿名性の高さから顧客に受け入れられ、95年頃から大手各社が積極的に設置を進めるようになりました。

この自動契約機の登場と同時期に、消費者金融のTVコマーシャルが解禁されました。
各社は工夫を凝らし、「サラ金」「街金」といった従来のネガティブなイメージを払拭すべく、身近でクリーンなイメージを定着させることに力を注ぎました。

印象的なところでは、
レオタード姿のダンサーが踊りまくる武富士のCM
若者を模した宇宙人が気軽にキャッシングするアコムの「むじんくん」CM
お地蔵さんが登場するアイフルの「お自動さん」CM、
これまたかわいい仔犬に洋服を買うためにキャッシングするアイフルのCM
などがありましたね。

自動契約機にも上記にあるような「むじんくん」「お自動さん」といったキャッチーな名前を付け、サラ金時代とは打って変わって“気軽な”“楽しむための”キャッシングをアピールするイメージ戦略が展開されました。

その結果、それまで消費者金融に縁のなかった女性や若年層の利用者が急増していくことになります。
バブル経済の崩壊により利用者が増加したこと、自動契約機の登場やTVコマーシャルの解禁によりイメージアップが図られたことなどにより、消費者金融各社は順調に業績を伸ばしていきました。

そして大手各社はついに株式公開を実現します。93年にプロミス、三洋信販、アコムが上場。96年には武富士、97年にはアイフルも上場を果たします。

また準大手クラスの各社も相次いで株式公開。さらには武富士、アコム、プロミスが日本経済団体連合会(経団連)に加盟するなど、消費者金融業界は社会的な地位を確立していきます。

1998年、いわゆる「日本版金融ビッグバン」政策が、橋本政権下でスタートしました。
この中で、不良債権処理が促され、同時に熾烈な競争にさらされることとなった銀行による、中小企業への融資の引き締め(=「貸し渋り」)が起こりはじめました。

このような状況を背景に、中小零細企業に対して、担保をとり連帯保証人もつけるという貸借契約で融資を行う「商工ローン」会社が業績を上げてきました。
1999年には、N社、Sファンドという商工ローン大手2社による取り立てが、強烈すぎて刑事事件にまで発展したのは周知の事実です。

これらの一連の事件の影響は、商工ローン業者の倫理問題に留まらず、貸金業者全体に社会的圧力が向けられることになり、2000年代の冬の時代へと突入する契機となりました。

次号では、2000年代からの消費者金融業界の現状をお伝えしたいと思います。

 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」

前回、ファイナンシャルプランはどちらかというとお金の計画に終始しがちで、ホントに必要なことはもっと別な部分にあると思いますとお伝えしました。今回はそのあたりにフォーカスしていきたいと思います。

一般的なライフプランは、キャッシュフローなど、お金に偏りがちです。
お金の収支だけではファイナンシャルプランは語れないと思うのですが、あなたはどう思いますか?

もちろんお金も重要ですが、人生にはさらに多様に考えるべきことがあります。
やはり、 「夢や趣味も実現してこそのライフプラン」だと思います。

海外留学や旅行、音楽や絵画などの趣味を広げることや、第2の人生での起業も考えられます。
労働の対価としての資金だけではなく、自分の時間以外の時間を使っての資産増加を真剣に考えることが必要です。これは資産の増加もそうですが、将来のゆとりある時間を作り出してくれる原資にもなります。

今一度、資産増加をもたらす所得の種類を振り返ってみましょう。
以下のものは自身の労働という時間軸以外の収益を作り出すものとなります。

(1)ペーパー・アセット(紙の資産)
株式、債券、投資信託、保険など。ポートフォリオ所得を生みます。

(2)不動産
住宅用物件と商業用物件、土地のみのランドバンキングがあり、不労所得を生みます。

(3)ビジネス
分かりやすくいえば、自販機などのビジネスオーナーになることです。

そして、会社には必ず決算書というものがありますよね。

また、経営を前向きに考える社長は、事業計画、経営計画など呼び方はいろいろですが、未来を考えての経営計画書を立て、積極的な施策を打っています。

そういう意味では、自分の人生を経営しコントロールすることも全く同じ作業だと思います。
自身がおかれた環境を鑑みながら、資金の最適化を図り、計画的に増やすと使うを組み立てる。
正直なところ、人生も会社もそう変わらないのではないかと思います。

 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」

楽園BALI-style・ナビゲーターの小野寺です!

~インドネシア最新ニュースをピックアップ~
インドネシア・バリ島から社会ニュース、経済ニュースからフレッシュな最新トピックをお届けします。

【パンデミックにより、増え続けるバリ島の失業率】
バリ島での失業率は5.6%に達し、10か月前にCovid-19のパンデミックが始まって以来、235,200人の住民が職を失っている。パンデミックによって引き起こされた最終的に高い失業率の傾向は、2018年のバリ島の爆撃やアグン山の噴火などの事件によって設定された以前の記録を上回る。

交通開発局の責任者であるトリスノ・ヌグロホ氏は、ブドゥグルからシンガラジャへのショートカット道路や、2024年までに完成する予定のジュンブラナからデンパサールまでの95kmの有料道路などのインフラ開発を最優先に進めると述べた。

【バリ州知事が新年のお祝いを禁止する規制を発令】
現在も蔓延する新型コロナウィルスの増加を懸念して、バリ島州知事のイ・ワヤン・コステル氏は、州での大晦日のお祝いを禁止する法令を発表する。この法令はウイルス感染につながる可能性のある大規模な集会を防ぐために中央政府によって開始されたもの。

「ホリデーシーズンに大晦日を祝うことを計画しているすべての人、企業、施設は、屋内または屋外のイベントを開催したり、花火を灯したり、公共の場所でアルコールを消費したりすることを固く禁じる」とコステル氏。法令によると、規制に違反した個人または企業は、政府の方針に基づいて罰せられるとのこと。2020年12月14日現在77人の新規感染者を記録し、バリでの合計感染者は15,150人となる。

【GWKパークにて開催される車内観覧ライブイベント】
バドゥン県では居住者が車に乗りながら参加できる車内観覧ライブコンサートの開催が予定される。 安全対策とソーシャルディスタンスを確保しながら、大画面のモニターを通してライブパフォーマンスを観覧できる。バドゥン県、ニョマンギリプラスタは、バドゥン地区の住民が経済活動への士気を高めるために社内観覧イベントを企画したと発表する。このイベントは、ジンバランにあるGWK(ガルーダウィシュヌクンチャナ)パークで開催される。

イベント中は他人との接触を避けながらライブ鑑賞を楽しむことができる。 ライブの音響は車内に搭載されているBluetoothシステムに接続して没入型の体験が提供される。また参加者はトイレの用事以外は車を降りることが許されず、衛星予防管理のルールに従い、現場を運営するスタッフによって監督されるとのこと。バリ島では以前にも同様の車内観覧イベント、バリリバイバル2020 ?ニューエラフェスティバルがウブドモンキーフォレストにて開催されたことがある。

【バリ運輸大臣がサヌール港での建設開始を発表】
インドネシアの運輸大臣、ブディ・カリヤ・スマディは、サヌール港の建設が始まったことを公式に発表し、起工式が土曜日(12/12)に行われた。式典にはバリ島知事のイ・ワヤン・コステル氏も同席。「このプロジェクトは国営事業として中央政府からサポートされており、サヌール、ヌサペニダ、ヌサチェニンガンをよりスムーズに結ぶため、観光客のバリ滞在を伸ばすことができる」とブディカリヤ氏。

2019年の前回の選挙で、バリ州知事はバリ州からの投票の90%以上に到達するのを成功した後、ジョコウィ大統領認可の下、中央政府から資金提供を受けている。「サヌール港のプロジェクトだけでの推定費用は約2800万ドル(3980億ルピア)であり、他の2つの港は少なくとも1400万ドル(2000億ルピア)の費用がかかる。 大統領は、このプロジェクトが将来の成功につながるはずだと知事に言及している」とブディ・カリヤ氏。

現在、海岸とボートの間に適切なアクセスがなかったため、人々は高速ボートに乗るために靴を脱ぐ必要がある。外国人観光が本格的に再開したときに、人々がボート旅行で安全かつ快適にアクセスできるように支援する。ポートの建設は2022年までに完了予定とされている。

【休日にバリに到着すると予想される38万人以上の乗客】
バリ島のングラライ国際空港は、今度のホリデーシーズンに少なくとも387,000人の国内線旅客を受け入れると推定されている。安全プロトコル(新衛生管理規制)を実行するためにスタッフとセキュリティが強化され、スムーズな運営を保証するためにデジタル旅行アプリが開発された。

火曜日(8/12)にAngkasa Pura I Ltdの関係者マネージャーとのインタビューでタウファン・ユディスティラ氏は、今年の年末年始の国内到着者の流入が3.6%増加するとのこと。「国内出発の流入については、前年と比較して6.9パーセントの増加を見込む」「今年のピークシーズンには、1日あたり約1万から1万5000人が空の旅を利用すると予測している」とタウファン氏。

以上、

年末年始に向けてバリ島への国内観光客の渡航も増えており、時間帯によってデンパサール市内やチャングー周辺も渋滞するようになって来ました。最新のビーチクラブがオープンしたばかりの話題のスポットであるムラスティビーチや、チャングーのお洒落なカフェやナイトクラブは華僑系インドネシア人の若者やファミリーで賑わっています。

ホテルリゾートやレストランなどで催される恒例のニューイヤーのイベントは、今年はパブリックイベントが禁止されることによって少し味気ない形となりそうですが、バリ島は様々な人種の外国人が沢山住んでいるので、ルールから飛び出してしまう人達も少なからずいると思います。モラルを守り切れなかった外国人が警察に捕まりニュースになるという筋書きがもう見えてます。(笑)

インドネシアの大型連休の後はきまってコロナ感染者数が爆増しているため、年末の振り替え休日が短縮されました。規制の緩和と強化の追っかけっこを繰り返していますが、様々なニュースを見る限り外国人観光再開に向けては着実に準備を進めているようです。中国新年がある2月ごろに中国人、シンガポール人観光客の受け入れを、日本はガルーダの直行便を再開させるための協議が先日行われていました。

年明け以降いったいどうなるのか、今後も情報をキャッチして皆さんにお知らせして行きます。