本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


以前もビジネスでの考え方をサッカーに置き換えてお伝えさせていただきましたが、今回もそのシリーズです。前編と後編にわけてお届けしたいと思います。
今日は【ビジネスマンに必須な能力】について考察してみたいと思います。

いろんな能力があげられるかと思うのです、これだけ多種多様化している状況の中で重要とされる能力をあえて挙げるとするなら、一つはコミュニケーション力。そして、もう一つは状況判断力ではないかと思っています。

今回は、後者の状況判断力にフォーカスしていきたいと思います。
重要な能力である状況判断力には、判断の速さ、判断の数、判断の質があります。
いくつもの選択肢をもち、その中でももっとも効果のある方法を実行する力です。それも早い判断で。サッカーは瞬間ごとに局面が変わります。ボールが 50cm動いただけで、選択するプレーは確実に変わります。この状況判断力があったからこそ、日本は大躍進をとげたのだと思います。

もう少し踏み込んでこの状況判断力というものをお伝えするなら、先読みをする力=先見性ともいえます。優秀な企業経営者やリーダーは現状に満足することなく、常に先を見通していることでしょう。
特に古今東西問わず、ベンチャー経営者といわれる方たちはこの状況判断力がものすごく高く、そこから弾かれる時代の先読み力が今日の結果につながっています。時代背景、他国の状態、競合状況、これらを読み解き事業を推進しています。

20年前にソフトバンクの孫さんや楽天の三木谷さんがこれまでの事業に育てることを誰が想像したことでしょう。でも、当人にはきっと見えていた世界だと思います。

元日本代表の中田英寿氏はこのようにいっています。
「フィールドを上から俯瞰しながらプレーしている自分がいる」
これはサッカーの中でも最大級の状況判断力といえます。すべての選手の動きを理解することで、どこに穴があるのか、どこにパスを出すと効果的か、3 つ先のプレーはどう展開されるか、こんなことまで感じることができるのです。

これは現在の仕事に直結している事象ですので、ご紹介をさせていただきます。
先にも書きましたが、私はもともとサッカーが上手いわけではありませんでした。大学 1 年のとき、東海リーグの 1 部に上がったばかりのチームにブラジル人が監督兼コーチとなり就任した。運良く、1 年からスタメンで使ってもらうことができたわけですが、なんでスタメンで使ってもらっているか理由を確認させてもらいました。

彼の選考基準としては、ベースの技術が同じレベルなら、コミュニケーション力と状況判断力を持っているか比較して起用するとのことだったのです。実は、私自身上記の能力を身につけることでしか試合には出られないだろうなぁと思いながら特訓をしていたので、自分の特性を承認されたと喜んだものです。

そしてその大学時代のブラジル人コーチから口すっぱく言われていたキーワードがあります。それが「Discipline(ディシプリン)・Trust(トラスト)・believe(ビリーブ)」という言葉です。
Discipline(ディシプリン)・・・規律ということ
Trust(トラスト)・・・信頼、仲間を裏切るなということ
believe(ビリーブ)・・・自分を信じろということ

サッカー王国のブラジルには脈々と流れている考えかたなのでしょうか。
一口にコミュニケーションといってもなかなか難しいものですが、意思疎通を図るうえで非常に重要なキーワードだったんだと、いまになって、その本当の意味が分かります。

チームや組織として仕事やプロジェクトを遂行する上で、この基本的な考えがないとスピード感を持って取り組むことができませんし、柔軟な判断を行うには規律がないと状況判断が狂います。そして、信頼と自信がないと正確なコミュニケーションは図れないと思うのです。
ですので、事業が成功している組織体をみると、上記の要素を感じずにはいられません。

次回はコミュニケーション力について少し深掘りしてお伝えしたいと思います。

 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」

今回は、PPB「Private Portfolio Bond」のメリットについてお伝えしたいと思います。

(1)ファンド購入手数料のディスカウントファンドの購入は個人でなく、運営会社を通じて行うため、ボリュームメリットとしてディスカウントをそのまま受けることが可能です。
(例)某ファンド 初期手数料:5%→0~2%

(2)ファンド購入最低投資金額の低下
運営会社が既に取引のあるファンドに関しては、通常の最低投資金額より低い金額での投資が可能となります。
(例)某ファンド 最低投資額:USD50,000~→USD10,000~

(3) 複数のファンド購入・売却手続きの簡素化と運用評価の一括管理
この口座を開設しておけば、その後のファンド購入は簡単な手続きで行うことができます。 複数のファンドの運用評価も1つの報告書にまとめられ、評価通貨も統一されます。

(4)相続処理
万が一の場合、運営会社との手続きだけで、全てのファンドとの手続きを自動的に行うことができます。
また、契約中に信託設定をすれば、相続配分を事前に決めておくことも可能です。 さらに、共同名義人の追加や受益証券毎に最高6名までの名義人を設けることもできます。

(5)税の繰り延べ効果
ファンドの売買を繰り返しても、この口座に資金を保有している間は、手元に資金を戻して決済していませんから、納税の対象になりません。それぞれのファンドの売買は、運営会社名義で行われます。

つまり、投資家はこのPPBに投資をしており、それを解約しない限り、利益確定をしていないことになります。

これにより、売却ごとに支払う税金が不要となった分、次の投資に回す元本が増えます。
また、解約後に税金を支払うことになるため、全売買をまとめての損益通算ができ、節税も可能となります。

オフショアファンドは、それぞれに登記されている国や地域が異なることがほとんどです。

万が一、名義人が死亡した場合などは、それぞれのファンドが登記されている国の法律に基づいて、名義人の死亡を証明し、時には法定相続人の立証を行わなくてはなりません。

直接投資型のファンドを複数保有している場合、それらを全て行うことは大変です。
住所変更などに関しても、ファンド会社毎に異なる変更届書を作成し手続きを行う必要があります。

一方でオフショアPPBでは、ファンドの名義人は投資家(お客様)ではなく、管理会社になるために、全ての手続きは PPB管理会社に対して一度行うだけで全て完了します。
資産の継承もスムーズに行うことが可能です。

次回の記事でも効率的に資産を運用していく情報をお届けしますので、楽しみにお待ちください。

 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」

楽園BALI-style・ナビゲーターの小野寺です!

~インドネシア最新ニュースをピックアップ~
今週もインドネシアの社会ニュース、経済ニュースからフレッシュな最新トピックをお届けします。

【アジア危機来の景気後退入り 第3四半期GDP、3.49%減】
インドネシア中央統計局は5日、2020年第3四半期(7~9月)の国内総生産(GDP)成長率が、物価変動を除いた実質で前年同期比マイナス3.49%だったと発表した。前期(4~6月)のマイナス5.32%から改善したものの、2期連続のマイナス成長を記録。

【失業率7.07%に悪化、新型コロナ響き】
インドネシア中央統計局は5日、8月の失業率が7.07%だったと発表した。前年同月から1.84ポイント拡大した。2月には2005年以降で初めて5%を割り込んだが、新型コロナウイルス流行拡大の影響もあり、失業者は977万人と前年同月から267万人増加した

【運輸省、8空港を国内空港に格下げ検討】
インドネシア運輸省は、国内8カ所の国際空港を国内空港に格下げすることを検討している。新型コロナウイルスの流行による航空旅客の減少を受け、空港の運営コスト削減を図る狙いがある。5日付コンタンが伝えた。
ノフィ空運局長がブディ運輸相に宛てた文書で格下げを提案した8空港は▽マイムンサレ(アチェ州サバン)▽ラジャ・ハジ・フィサビリラ空港(リアウ諸島州ビンタン島タンジュンピナン)▽ラディン・インテン2世(ランプン州)▽パティムラ(マルク州アンボン)▽フランス・カイシエポ(パプア州ビアク)▽バニュワンギ(東ジャワ州)▽フセイン・サストラヌガラ(西ジャワ州バンドン)▽モパ(パプア州メラウケ)。
ノフィ局長は「内部文書の扱いであり公式文書ではない。国際空港の格下げがいつ実現するかは未定だ」と述べた。

【国内EC市場、コロナ禍で91%成長も】
インドネシアで電子商取引(EC)支援サービスを手掛けるサークロは、新型コロナウイルスの流行による行動制限を機に、ECの利用が急速に拡大し、国内EC市場の今年の成長率が前年比91%に達すると予測している。

【マイクロソフト、ブカラパックに出資】
米マイクロソフトは3日、インドネシアの電子商取引(EC)サイト大手ブカラパックと戦略的パートナーシップ契約を結ぶとともに、出資することで合意したと発表した。出資額は公表していない。

【インドサットと華為技術、5G対応で協力】
インドネシアの通信サービス大手インドサット・オーレドゥは1日、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)現地法人と、第5世代(5G)移動通信システムに対応した技術の開発で協力すると発表した。

【グラブと台湾系二輪、電動バイク試験運用】
シンガポール系配車サービス大手グラブ・インドネシアは3日、台湾の二輪車最大手、光陽工業(キムコ)と共同で電動バイクの試験運用を始めたと発表した。一環としてバンテン州タンゲラン市の国営電力PLN支社に電動スクーター用着脱式バッテリー交換所を設置した。

【大王製紙、アルコール除菌ワイプ投入】
大王製紙のインドネシア販売子会社、エリエール・インターナショナル・トレーディング・インドネシア(EITI)は2日、日本で販売しているエリエールブランドのアルコール除菌ワイプ「エリエール除菌できるアルコールタオル」を発売すると発表した。感染症への衛生意識が高まったことによる需要増に応える。
商品名を「エリエール・アルコールワイプ」として同日から出荷し、11月中旬から地場小売店「アルファマート」や日本食スーパー「パパイヤ」、薬局やコンビニエンスストアの店頭に並ぶ。タイからの輸入品。希望小売価格は22枚入りで2万ルピア(約143円)。
販売開始1年での売上高1億円を目標としている。小倉社長は「インドネシアのウェットティッシュ市場は150億円程度とまだ小さい。まずはオンラインで宣伝を進めるほか、小売店のレジ近くにおいて手に取ってもらうようにしたり、工場の売店に置いて使ってもらいたい」と話した。配車サービスとの提携も模索しているほか、数は少ないが医療品の自動販売機での普及も進める。
EITIは大王製紙と三菱商事の合弁会社で、これまでインドネシアでベビー用紙おむつを販売してきた。エリエール・アルコールワイプはベビー用紙おむつに続く新たな商品分野となる。

以上、

先月末はコロナ渦で3度目の大型連休があり、バリ島に来島するインドネシア人の国内観光客が多かったです。特にインドネシアセレブや芸能人がよく紹介する、いわゆる定番として知られるジェラートアイスクリームのお店には100人以上の長蛇の列が出来上がりお店から人が溢れていました。
今回の5連休は、政府が3月に景気刺激策として有給休暇一斉消化日を1日追加したことと、帰省をなるべく控えさせるために5月のイスラム教の断食明け大祭(レバラン)期間の有給一斉消化日を変更したことで生まれたそうです。短期休暇の間にどっと人が動いた感じです。
5月と8月の連休後はコロナ感染の勢いが目に見えて増し、今回も政府はむやみな長距離移動を控えるよう呼びかけていたが効果は薄かったようです。また連休最初の2日間にジャカルタを出発した自動車の交通量は平常時よりも4割多く、長距離鉄道は需要増加に合わせて運行本数が増やされたそうです。
次の連休は12月下旬、年末年始はピークシーズンなので、バリ島も一部の地域で、その期間だけは国内観光が盛り上がりそうです。