本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


皆さん、アジア開発銀行(ADB)はご存じでしょうか?
アジア・太平洋地域を対象とする国際開発金融機関であり、正式名称は「Asian Development Bank」
1966年に設立され、本部はフィリピンのマニラにあり、67の加盟国(うち48カ国はアジア・太平洋
地域)によって所有されています。

ADBの主な業務は、開発途上加盟国に対する資金の貸付や株式投資、開発プロジェクトの準備・執行
のための技術支援や助言業務、開発目的のための公的・民間支援の促進、開発途上加盟国の開発政
策調整支援などです。

そして、アジア開発銀行(ADB)が先日発表した『アジア経済見通し2024年4月版』(Asian
Development Outlook (ADO) April 2024)によると、来年も同様のペースで成長が続く見通しです。
過去2年間、多くの国で食料価格の上昇がインフレ率を押し上げていましたが、2024年と2025年のイ
ンフレは緩やかになると予想されています。

東南アジアの2024年の成長率については4.6%と予測されており、前回の予測から0.1%下方修正とな
ったものの、堅調な内需に加え、観光業の継続的な回復が後押しとなり、2023年の成長率4.1%を上
回ると分析しています。
国別では、フィリピンとベトナムの成長率がそれぞれ6.0%と域内で最も高い予測となり、カンボジ
ア(5.8%)、インドネシア(5.0%)、マレーシア(4.5%)が続いています。2024年半ばから輸出
が好転すると予測されており、ベトナムやフィリピンなどの成長を牽引するとしています。
また、インドネシアは個人消費の伸びのほか、公共インフラ支出が成長の下支えになるとされ、シン
ガポール(2.4%)やタイ(2.6%)は、2%台の成長予測となったが、2023年の成長率を上回る見込
みです。

2025年については、東南アジアの成長率を4.7%と予測しており、国別では、フィリピンとベトナム
がそれぞれ6.2%で首位。それにカンボジア(6.0%)、インドネシア(5.0%)、マレーシア(4.6%)
が続く見通しとなっています。

一方で、インフレ率について減速傾向も、3%台続くとみられています。
アジアの新興国・地域の2024年インフレ率の見通しを前年比3.2%、2025年は3.0%と発表しています。
過去2年間よりも世界的な物価上昇圧力が緩和するものの、多くの国・地域で金融政策の引き締めが
続くと分析しています。しかしながら、中国を除く地域では、インフレ率が依然として新型コロナ禍
前よりも高い水準となり、東南アジアのインフレ率は、2024年3.2%、2025年3.0%と予測しています。

もう少し細かく見ていくと、内需と輸出の双方に支えられた南アジアと東南アジアの力強い成長は、
不動産市場の低迷と消費の停滞による中国の減速を相殺しているといます。インドは引き続きアジア
・太平洋地域の成長を牽引し続けており、今年は7.0%、来年は7.2%の成長が見込まれています。
一方、中国の成長率は昨年の5.2%から今年は4.8%、来年は4.5%に鈍化する見通しとなっています。

ADBのチーフエコノミストは、「今年から来年にかけて、アジア開発途上国の大半が力強く安定した
成長を遂げると予想される」とした上で、「消費者心理は改善しつつあり、投資は全体的に底堅い。
外需も半導体を中心に上向きに転じつつある」と発言していますが、サプライチェーンの混乱、米
国の金融政策の不確実性、異常気象の影響、中国の不動産市場のさらなる低迷といった多くのリスク
を踏まえてのかじ取りができるかがポイントなるはずです。

アジアの新興国はまだまだ成長を見せようとしていることは、ADBのレポートからも伺えますが、7月
のJakarta・Bali・Philippinesでの2週間の滞在でも肌で感じた事象です。
日本はある種為替の円安の影響を受け、インバウンド需要が顕著に表れていますが、為替も大局でみ
るとメリット・デメリットがあるわけですから、どちらに転がってもいい状況を作っておくのは非常に
重要であると思います。このAsiaが堅調な時に現地通貨で稼げていれば、どんな効果を得ることがきる
かは賢い皆さんはお気付きだと思います。

 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


バヌアツ共和国という国をご存知ですか?

南太平洋西部に位置し、オーストラリアのケアンズの東約1,800kmに広がる島国です。ニューヘブリデ
ィーズ諸島とも呼ばれ、コーラル海に面したエスピリトゥサント島やマレクラ島など約80の島々で構成
されています。

1 面積:1万2,190平方キロメートル(新潟県とほぼ同じ大きさ)
2 人口:約29.3万人(2018年,世界銀行)
3 首都:ポートビラ
4 民族:メラネシア系(93%),その他中国系,ベトナム系及び英仏人が居住。
5 言語:ビスラマ語(ピジン英語),英語,仏語(いずれも公用語)
6 宗教:主にキリスト教(プレスビタリアン,ローマ・カトリック,アングリカン,セブンス・デイ
・アドベンティスト等)

国の概要として上記のように小国でありますが、あることを理由に富裕層の中では知られる存在の国
となっています。Bloombergの「超富裕層はプライベートジェットやスーパーヨットの次に、第2、
第3のパスポートをもつのがステータスシンボルになっている」という記事にあるように、海外富裕層
のセカンド・サードパスポートの国として密かに人気を博している国として知られています。

もう少しこのバヌアツという国をみていきたいと思います。

1906年にフランスとイギリスによって共同管理され、1980年7月30日に独立しました。1981年から国連
のメンバーであり、コモンウェルスコミュニティのメンバーです。2006年と2010年にそれぞれ英国の新
経済財団によって世界で最も幸せな国に選ばれました。
2021年、バヌアツ共和国は再び表彰され、グローバルハッピープラネットインデックス(HPI) で2位に
ランクインしました。また、有名な旅行雑誌「ロンリープラネット」によって旅行するのに最適な場所
に選ばれました。

バヌアツ共和国は豊かな観光資源で有名です。美しいビーチ、雄大な滝、そして有名な火山のヤスル山
があります。農業、観光、オフショア金融が主な経済収入源です。2015年以来、バヌアツ市民プログラ
ムはバヌアツにかなりの収入をもたらすに至っています。

このバヌアツではある農作物が有名で、この製品が国際市場、特にヨーロッパ、米国、オーストラリア、
ニュージーランドで普及し、輸出の巨大な需要を引き起こしています。
そして政府はこの農産物に対して、補助金支援計画を立ち上げ、地元の農家の生活の保護、地元の雇用
率の上昇、農家の生産性の向上と供給の安定を確保し、産業の持続可能な発展を確保するために海外か
の資本獲得政策を打ち出しました。

それが、資本投資移民計画(CIIP)と言われるものです。
定められた金額を投資する申請者は、市民権委員会に市民権申請書を提出する権利があり、市民権委員
会から承認を得て、関連する料金を政府に支払った後に市民権が付与されるというものです。

実は、日本人でもこの市民権、いわゆるセカンドパスポートの取得が可能になっており、弊社を通して
ご案内ができるようになっています。
この1申請に対しては、JPY20,000,000が必要ですが、配偶者、25歳以下の子供一人当たりについては
追加料金がJPY2,000,000で取得が可能です。

我々が提唱しているグローバルスタンスを実践する上でも日本以外の国での市民権獲得やセカンド・
サードパスポートの取得は日増しにその必要性が高まってくるばかりです。
詳細の内容をお知りになりたい方はお気軽にお問合せ下さい。

 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」


Indonesia Linkage Club 主催の初のリアルセミナーを開催します。
「中小企業でも実現できるインドネシアビジネス」と題して、実際にインドネシアで展開
されている事業などを実例に、普段明かされることのない細かい部分までお伝えします。
お時間ある方は是非ご参加ください。

【こんな方におすすめ】
・インドネシア市場の開拓に興味がある方
・インドネシアにビジネス進出を検討している方
・インドネシアの事業案件や不動産に投資をしたい方

【セミナー概要】
「中小企業でも実現できるインドネシアビジネス展開」
●ビジネスモデル
●インドネシア通貨で収益化する方法
●戦略的M&Aの手法

主催:一般社団法人インドネシアリンケージクラブ
協力:インドネシア投資調整庁(BKPM)

・日時:2024年7月25日(木)15:00~17:00 懇親会18:00~
・場所:東京都港区浜松町1-22-8
・参加費:1,000円 ※当日、会場にて徴収いたします。

公式LINEご登録後にセミナーのお申込みが可能となっております。

【公式LINE】
https://line.me/ti/p/%40938uddpp
【HP】
https://www.indonesia-clubs.com/

 

【セミナー概要】

開会挨拶
?モハマド・リファナ氏
インドネシア投資促進センター東京事務所 所長 

第一部 インドネシア市場について
第二部 バリ島不動産のポイント&運用
第三部 インドネシア中小企業に対する戦略的M&A手法
第四部 実際の進出方法、ジョイントの仕方、法人設立方法
Indonesia Linkage Clubの紹介 
Q&Aセッション(質疑応答タイム)

● GUEST SPEAKER
?アルベルトゥス・プラセティオ氏
株式会社インドネシア総合研究所 代表取締役
一般社団法人インドネシアリンケージクラブ代表理事

?佐々木 卓 氏
株式会社プランニングネットワーク 代表取締役
一般社団法人インドネシアリンケージクラブ理事

?遠藤 周作 氏
株式会社Rooom 代表取締役

【セミナー詳細】
第一部 インドネシア市場について
(インドネシア総研代表 アルビ―)

1.インドネシア市場の可能性
インドネシアでは人口の拡大が進み、2023年時点で2億7千万人以上の人口を超えています。
平均年齢も29歳と非常に若く、若い労働市場として海外から注目を集めています。
インドネシアの”ヒト”の部分の可能性を中心に、インドネシアの今後の可能性について、
先日の大統領選挙の結果や、新幹線などのインフラ開発などについても触れながらご紹介
いたします。

2.具体事例
”ヒト・モノ・カネ”という視点で見た場合、インドネシアは若い労働力を抱えていますが、
今後さらにインドネシアの市場が成長していくためには、資金と技術も必要です。
インドネシアにおける事業の具体例として、学校事業、ピラティス、飲食店などの実績をご
紹介いたします。

第二部 バリ島不動産のポイント&運用
(株式会社プランニングネットワーク 佐々木 卓)

1. バリ島不動産のポイント
成長著しいアジア諸国で、なぜインドネシアのバリ島なのか。
バリ島は世界でトップクラスの観光地として認知されており、年々世界各地からの観光客が
右肩上がりで増加し、欧米圏からの移住者も非常に増えています。またバリ人の主要信仰が
他者に寛容な多神教のヒンズー教であることや、昔の日本を思い出すような治安の良さがあ
げられます。

2. バリ島にみる不動産投資事情
ホテルで短期観光をメインで楽しむ日本人と違い、多くの外国人利用者は、ヴィラやアパー
トをレンタルしての長期滞在(ロングステイ)する傾向にあり、海やリゾートエリアに近い
地域は人気が高くリピート率も高めです。また長期土地リースによって別荘を所有する外国
人も年々増え続けています。セミナーでは外国人がインドネシアでどのように不動産を扱う
ことができるのか解説いたします。

第三部 インドネシア中小企業に対する戦略的M&A手法
(株式会社Rooom 遠藤 周作)

1. 中小零細企業のM&A・資金調達プラットフォームを提供する株式会社Rooomのプロダクト
「FA Room」がインドネシアに進出する意義について語ります。

2. インドネシアにおけるM&A事情、中小零細企業に注目する理由、実際の案件に基づくM&A等
の留意点について解説いたします。

第四部 実際の進出方法、ジョイントの仕方、法人設立方法
(インドネシア総研代表 アルビ―)