本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


2024年7月に導入された新紙幣は、一万円札、五千円札、千円札の3種類が対象です。
新紙幣の発行にあたっては、「従来の紙幣が使えなくなる」といった詐欺行為が横行してい
るため注意が必要です。

日本銀行が発行している紙幣は現在4種類で、一万円札、五千円札、二千円札、千円札。
新紙幣導入に伴い、現行の紙幣はどうなるのか疑問が生じます。
22種類の現行紙幣は、日本銀行法第46条第2項により発行終了や非発行のものを含めて実は
「無制限に通用可能」となっています。

ただし、「法令に基づく特別な措置」が発令された場合は使えなくなります。特別な法令が
発令されない限り、新紙幣の導入によりこれらの紙幣は引き続き通用します。なので、今の
ところ使えなくなる心配はいりません。

この改刷の目的は、定期的な偽造防止とされ、肖像画の変更と新しい防犯技術の採用が予定さ
れています。改刷により肖像画が変更されるのは、渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎です。
新しい偽造防止技術として「高精細すき入れ」と「3Dホログラム」が採用され、特に「3Dホロ
グラム」は世界初の試みとなります。

新紙幣の大きさは、1万円、5000円、1000円とそれぞれこれまでの大きさと同じですが、新紙幣
手に入れたとして、自動販売機などの対応が追いついているのかは疑問が残るところです。

この紙幣交換で、大変なのはATMやセルフレジでの紙幣認識のようです。
日本自動販売システム機械工業会によると、新紙幣が発行される3日時点で新紙幣に対応してい
るATMなど金融系機械は9割以上で、鉄道・バスの券売機は8~9割対応しているとのこと。
一方で、飲食店の食券の自販機は5割、飲料の自販機に至っては2~3割程度しか対応していない
とも言われています。

精算機や券売機などの機械によっていは新札のみに対応するケース、旧札のみに対応するケース
新旧両方に対応するケースが混在するため、使用においては注意が必要になると言われています。

日銀によると、新紙幣が、一般的に流通する見通しを示すのは難しいそうですが、前回新紙幣に
替わった時は、約1年で6割程度が新紙幣に入れ替わったと言われています。銀行などで交換しな
かった方もこの1年で、多くの方の手元に届いてくることになりますね。

一方で、少し違った角度で盛り上がっている事象があるようです。

銀座のコイン商の方によると、新紙幣はアルファベット2桁に6桁の数字、末尾にアルファベット
2桁の番号がついていますが、最もレア度が高いのが、「AA-AAのぞろ目」で、続いて「AA-AAの
100以下」、アルファベット関係なく「000001」、「ぞろ目」(特に1・7・8)、「123456」 また
は「012345」がレア度が高くなっていると言われています。

このオークションでは、現在流通している樋口一葉の5000円札の「A888888A」は、82万円で落札
されたということで、紙幣とは別の価値を探すのも密かな楽しみになるかもしれませんね。
是非、自分の手元に巡ってきた紙幣を今一度チェックしてみてください。



 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


今回は資産運用の場面にもたびたび登場するAI。こちらが投資にどんなものをもたらしているか
をみていきたいと思います。

AI投資とは、人工知能であるAI(Artificial Intelligence)技術を活用して、市場のデータ分析
や投資戦略の生成、リスク管理などを行う投資手法です。AI投資の大きな特徴は、ビッグデータ
の分析やデータを学習する機能を用いながら市場のトレンドを予測することです。
主に機関投資家などが利用することが多いものの、最近ではAI投資を活用した個人投資家向けの
サービスも増えています。

また、AI投資は「AIが提案から投資まで行うタイプ」と「AIの機能を補助的に使って投資の提案を
行うタイプ」の2種類に分けられます。

・AIが提案から投資まで行うタイプ
AI投資には、AIが市場の分析を行い、投資先の選定から実際の売買まですべて行うタイプがありま
す。市場のトレンドの変化に合わせてAIが投資配分を変更し、人による投資判断を介さないことが
特徴です。

・AIの機能を補助的に使って投資の提案を行うタイプ
一方、投資判断をすべてAIに委ねるのではなく、補助的に使うAI投資もあります。
基本は独自のアルゴリズム取引を用いながら運用しますが、今後の市場の予測や投資先の選定など
ピンポイントの投資判断にAIによる予測を活用する仕組みです。
なお、AI投資におけるアルゴリズム取引とは、株価の水準や市場の動向などに応じてコンピュータ
ーが機械的に取引を行うことを指します。

AI投資と従来の投資信託との違いについてもみていきたいと思います。
従来の投資信託は投資家から集めた資金をもとにファンドマネージャーが運用を行う一方、AI投資
ではファンドマネージャーではなくAIがアドバイスや投資を行います。
ファンドマネージャーによる運用の場合、どうしてもその人の経験や手腕に運用成果が委ねられま
すが、AI投資は過去からの膨大なデータをもとに投資判断が下されることが特徴です。

AI投資のメリットとして、下記の4点が挙げられます。
・膨大なデータによる市場分析が可能、機械学習で精度を高める
・初心者でも、自分に適した商品の提案が受けられる
・合理的かつ客観的な投資判断で運用できる
・手間がかからない

一方で次のようなデメリットもあります。
・短期的なハイリターンは得られにくい
・必ず利益があがるとは限らない
・手数料が高い場合がある
・AIに任せっぱなしだと投資の知識が身につきづらい

やはり、重要なのは、自身が理解をしたうえで、AIを活用した資産運用を行うことにつきると思い
ます。投資そのものを理解して、投資の目的、リスク許容度を明確にし、リバランスについても独
自の考えを巡らせることができる方。そして、AIにどこまで行って欲しいかの基準を持つことが非
常に重要になると思います。

これらを理解している方にはSwissでのAIを活用したヘッジファンドもご紹介可能です。
過去の運用成績は27%。これでも有名ファンドマネージャーの運用手法を学習させ、個別銘柄では
我々を取り巻く外的環境からのイベントドリブン(※)などの収益機会を図ったりさせながら高い
運用成績を維持しています。

※企業の経営に重大な影響を与えるM&A(合併・買収)や業務提携をはじめとした、重要な出来事
(イベント)が発生した際に生じうる株価の変動を、収益機会と捉えて投資する手法のこと。
ヘッジファンドが活用する投資戦略として知られています。

5000万円からになりますが、基本はSwissのPRIVATE BANKで運用させつつ、一部をヘッジファンド
にて運用ができるようなっています。

 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」


今、フィリピン市長に“スパイ”疑惑がかかっているというニュースが広がっています。


現在フィリピンで市長を務める女性が中国人だった可能性が浮上し、「スパイ」疑惑が持ち上がっています。
疑惑が浮上しているのは、フィリピンの首都マニラ北部にあるバンバン市のアリス・グォ市長です。
現地メディアによりますと、グォ市長は出生や就学を証明するものがなく、2024年3月に警察に摘発された中国人向けオンラインカジノ施設の土地の半分を所有していたことから、中国とのつながりが疑われました。

マルコス大統領は「彼女がどこから来たのか分からない。市民権の問題がある」として捜査を指示し、現地当局は市
長の指紋が別の中国人女性のものと一致したとして、「中国人の可能性が高い」と指摘しました。
市長が違法賭博に関与した疑いもあり、当局は実態解明を進めています。

やはり中国のスパイということもあって、アジアだけでなく欧米でも話題になっています。
このアリス・グォ市長ですが、2022年に35歳という若さでマニラの北部にあるバンバン市の市長に当選しました。
養豚場で育ったということで、庶民派をアピールして人気を集めていました。
選挙活動中の映像では、集まった市民たちも熱狂的に声援を上げています。

ピンクがアリス市長のイメージカラーなんですが、ピンクのシャツを着た村人たちも熱狂的に追いかけたり声援を上
げたりしていて、人気が非常にあったことが分かります。
しかし6月、現地当局がこのアリス市長の指紋を調べたところ、グォ・ファピン氏という別の中国人女性と一致したと
いうことです。

調査によりますと、このグォ・ファピン氏は中国の福建省生まれ。
2003年、13歳の時に特別投資家居住ビザでフィリピンに入国した中国人だということです。
その後、フィリピンの捜査当局は本物のアリス・グォ氏とされる女性の写真を公開しました。
アリス市長と比べると、明らかに顔が違っている印象です。

どこかの時点で中国人女性のグォ・ファピン氏が、このアリス・グォ氏にすり替わってしまった可能性が浮上してい
るということです。

――なぜスパイ疑惑まで持ち上がったのか?

それはこの疑惑が持ち上がった最初の事件にあります。
BBCによりますと2024年3月、フィリピン警察がバンバン市内にある大手のオンラインカジノを人身売買などの違法ビ
ジネスの関連で摘発していました。
ですが、実は顧客の多くが中国人でした。
そして、カジノの土地の半分に加えて株式もアリス市長が所有していたことが判明し、身辺を調べる流れとなりまし
た。

つまり、そこで市長が中国人であることが判明したということで、中国のスパイなんじゃないかという疑惑も浮上し
たといいます。
オンラインカジノというのが1つのポイントで、実はフィリピンには中国のお金持ちなどを相手にした「POGO」と呼ば
れるオンラインカジノが多数あります。
これらは中国と親密だったドゥテルテ前大統領の時代に多く作られました。
中国との蜜月関係を象徴するようなものでした。
だからこそ、アリス市長と中国のつながりが今疑われています。
だ、グォ市長は「私はスパイではありません。私はフィリピン人で国を愛している」と容疑を否認しています。
日本でも2023年、国の研究機関であるつくばにある「産業技術総合研究所」の情報漏えい事件があって、警視庁公安
部がここに所属していた中国籍の研究員を逮捕しています。
日本の警察も、常に中国の工作員たちが日本国内で活動していることについては目を光らせているのが今の現状です。