本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


今回は、少しづつ知られてきている再生医療についてみていきたいと思います。
端的に再生医療というのは、自分の欲しい細胞を人工的に作り出す医療をいいます。
歴史的に言いますと、私たちのからだの中には、将来、筋肉や神経を作るものがからだの
どこかにあるのです。それを体性幹細胞と言います。この体性幹細胞の量は非常に少ない
のです。
この将来、脳になるものが血液の中から採取できれば、それを脳に注射すれば、ぼけた人が
また元に戻る可能性もあります。ここでは遺伝子操作は一切行われておらず、安全な再生医
療です。しかしこの幹細胞の量はとても少ないので、現実的には結構難しいとされます。

もっと別の方法がないでしょうか。
ということで、クローズアップされたのが、他人のES細胞を使うという手です。ES細胞とは
胚性幹細胞の略です。ヒトの胚はからだ全部を作る能力があります。当然、神経細胞を作る
こともできますから、それを自分に移植することは可能です。

しかしこれには拒絶反応という問題があります。一番良いのは自分のからだの細胞を神経に
変えることです。例えば皮膚の細胞を神経細胞に作り替える手法が、iPSというやり方なので
す。

再生医療にはいろいろありますが、たとえば自分の身体から幹細胞という特殊な細胞を取り出
して増やし、目的とする組織や臓器などにしてから、もとの身体に移植する方法があります。
最近では、iPS細胞を使った再生医療にも注目が集まっています。再生医療は根本的な治療にな
り得る優れた治療と言えます。

このようにさまざまな方面からの研究成果から、組織や臓器の再生に大きな展望が開けていま
す。将来、再生医療は、自分の細胞で臓器を作って、だめになった臓器と取り換えることもで
きるようになるとも言われています。

さらに細かく見ていくと、成熟し、組織や臓器になった細胞のことを体細胞といい、これらは
からだの特定の組織の維持に働きます。
一方で、幹細胞は様々な細胞に姿を変える能力を持った細胞のことで、英語でStem cell(ステ
ムセル)と呼ばれます。
Stem(ステム)とは木の幹という意味で、幹細胞(木の幹)から様々な種類の細胞(木の枝)
が分かれ、からだの組織や器官をつくる成熟した体細胞に変化します。
このように1つの細胞が多くの細胞に分かれ、様々な細胞へと変化することを分化と呼びます。

今回は整形外科でおこなわれている再生医療をピックアップしてみたいと思います。

血液を材料にした再生医療
PRP療法とは、患者さんの血液を利用した再生医療です。
血液中の生きた体細胞に主に含まれる良いタンパク質の作用により、病的な炎症の抑止や組織
の再生促進が期待されています。近年、整形外科領域ではスポーツ外傷や障害、腰痛、変形性
膝関節症の新しい治療として期待されています。
採血のみで当日に治療が受けられるために身体への負担が少ない治療といわれています。
また、通常の手術だけでは治療が難しい場合などにPRPは手術と組み合わせて利用されるように
もなってきました。

軟骨細胞を材料にした再生医療
自家培養軟骨移植術とは、患者自身の軟骨細胞を1回?の手術で少量採取して、体外で培養し、
2回?の手術で培養された軟骨を移植して、欠損した軟骨を補う手術です。
欠損した軟骨の面積が4?以上の外傷性軟骨欠損症または離断性骨軟骨炎の治療として、すで
に保険診療として受けることができます。

体性幹細胞を材料にした再生医療
滑膜由来の体性幹細胞移植による軟骨?半月板の再生治療など、体性幹細胞を用いた治療は、大
学病院などの医療機関を中心に実用化を目指して研究が行われています。

2014年に 「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」が施行され、再生医療を行うすべての
病院は、専門家で構成される委員会による安全性の審査と厚生労働大臣への届出が義務付けら
れるようになりました。この制度があることで、患者に提供される再生医療の安全性の?定の
確保がされています。

第1種再生医療等
ヒトに未実施等高リスクな再生医療
(ES細胞、iPS細胞など)
特に高度な審査能力を有する、再生医療技術や法律の専門家等で構成される委員会により、再生
医療提供計画の審査が行われる。さらに必要に応じて、厚生労働大臣から計画変更命令などがあ
る場合がある。

第2種再生医療等
現在実施中など中リスクな再生医療
(体性幹細胞など)
特に高度な審査能力を有する、再生医療技術や法律の専門家等で構成される委員会により、再生
医療提供計画の審査が行われる。

第3種再生医療等
リスクの低い再生医療
(体細胞を加工など)
再生医療技術や法律の専門家等で構成される委員会により、再生医療提供計画の審査が行われる。

今後、日本での高齢化社会が益々進むことは皆さんの認識の通りです。
政府の財源などもみていくと、医療保険料もどこまで負担してもらえるかということも大きな課
題になるでしょうし、身近な方の病気への対応も対岸の火事ではありません。
予防ではなく「未病」をということで、この再生医療分野も日々日進月歩です。
ホームドクターは当然のことながら、身近な再生医療の専門家とのネットワークもとても重要な
人生のテーマとなってくるでしょう。

弊社では、専門の再生医療の専門家をご紹介できますので、お困りの際はお気軽にご連絡ください。

 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


今回は資産形成の基本に立ち返り、日本にてよく提案されている代表的なものについて、資産形
成の方法・必要な資金・概要の流れでふれていきたいと思います。

普通預金・定期預金・外貨預金・・・最低預入金額が1円など、少額から始められる場合が多い
預金は多くの方にとって最も馴染みのある方法でしょう。基本的に元本が保証され、安全性が高
いのが大きなメリットです。ただ、日本での外貨預金の場合、円換算では元本割れするリスクも
あります。ただし、ご存じのように日本の銀行の金利は非常に低いため、預金のみで資産を大き
く増やすことは難しいです。

保険・・・商品や契約者の年齢、外貨建ての場合は為替レートなどにより様々
保険は本来、病気や事故などのリスクに備えるためのものですが、近年では投資性の強い保険も
登場し、保険ビジネスの従事者も多いことから、保険での資産形成が多いのも日本の特徴です。
投資性の強い保険には変額保険や外貨建て保険がありますが、これらは運用実績や為替レートの
変動によって保険金額や解約返戻金が増減するため、リターンが得られる可能性がある一方で損
失が生じるリスクもあります。

債券・・・1万円から買える個人向け国債、10万~100万円単位の社債など種類による
債券とは国や地方自治体、企業などが、資金調達のために発行する有価証券です。利払日に利息
が支払われるほか、債券には満期が定められており、満期になると額面金額が投資家に払い戻さ
れます。企業が資金調達のために発行するという点では株式と似ていますが、株式は企業の業績
次第でリターンが増減するのに対し、債券では額面金額と一定の利率の利息が支払われます。
また、債券の時価は変動し、好きなタイミングで売買することもできます。

不動産・・・数十~数百万円の頭金や、仲介手数料、登記費用などの初期費用がかかる場合多い
不動産による資産形成とは、土地や建物といった不動産を購入し、家賃収入や売却益を得ること
です。個人が行うものとしては、マンションなどの不動産物件を購入後、賃貸に出して家賃収入
を得る形が一般的です。ローンを組むことで自己資金以上の投資も可能ですが、数十~数百万円
の頭金や、仲介手数料、登記費用などの初期費用がかかる場合が多く、ある程度の資金力が必要
です。

REIT・・・数万~数十万円
REIT(不動産投資信託)とは、複数の投資家から集めた資金で不動産を購入し、プロが運用して
賃料収入や売却益を投資家に分配する、投資信託の一種です。通常の不動産投資と比べて少額か
らでも始められる点や、複数の不動産に分散投資ができる点、プロが運用を行う点などがメリッ
トです。ただしREITは証券取引所に上場され、不動産市況や経済情勢などによって価格が変動す
るようになっています。

つみたてNISA・・・月額100円など少額から始められる
つみたてNISAとは、2018年1月にスタートした少額からの長期積立投資を支援する税金優遇制度
です。一般NISAでは非課税投資枠が毎年120万円、非課税期間は最長5年間となっているのに対し、
つみたてNISAでは毎年40万円を上限として最長20年間、対象となる投資信託への投資で得た利益
が非課税となります。このようにつみたてNISAは少額・長期の投資を支援するための制度となっ
ており、対象商品は一定の条件を満たした「長期の積立・分散投資に適した投資信託」に限定さ
れています。そのため短期的に利益を出したい場合は向かないことに注意が必要です。

iDeCo・・・月額5,000円から
iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)とは、自分で決めた金額の掛け金を積み立てて運用し、60
歳以降に受け取る私的年金制度です。掛金額を自分で設定でき、運用方法も定期預金や保険、
投資信託などから選べます。60歳以降に老齢給付金を受け取ることができ、受け取る金額は運用
成績によって異なります。iDeCoでは掛金全額が所得控除の対象となるほか、運用益が非課税、
年金として受け取るときも控除対象となるなど、様々な税制優遇があります。ただし、原則とし
て60歳になるまで資産を引き出すことはできません。

投資信託・・・1万円前後から買えるものが多い
投資信託とは、投資家から集めた資金を専門家が株式や債券などに投資して運用し、運用成果が
投資家に分配される仕組みの金融商品です。専門家が運用を行ってくれるため、初心者でも気軽
に複数銘柄への分散投資を始めることができます。ただし、専門家が運用するといっても必ず利
益が出るわけではなく、損失が出る可能性もあります。また、専門家に運用を依頼するため信託
報酬などのコストがかかります。

株式投資・・・数十万円~
株式投資では、証券取引所に上場している企業の株式を売買します。投資対象となる企業の業績
が主な要因となって相場が変動するため、企業の決算や事業の状況、業界の動向などに注目しな
がら取引を行います。株式売却時の利益の他に配当金を受け取れる場合があることや、身近な企
業に投資できる点が魅力です。ただし、数千種類にのぼる上場企業の中から投資対象を選ばなけ
ればならないことや、取引時間が平時の日中に限られるといった注意点もあります。

FX(外国為替)・・・数千円~数万円
外国為替保証金取引は世界各国の通貨を交換して利益を狙う投資です。通貨を交換する際の為替
レートは日々変化しており、このレートの変動による為替差益を狙って取引を行います。FXの最
大の特徴と言われるのがレバレッジです。レバレッジとは、担保となる保証金(証拠金と同義)
の何倍もの金額を取引することができる仕組みのことです。通常の両替などであれば10万円で10
万円分の外貨しか取引できません。しかし、10倍のレバレッジを使えば10万円の10倍、つまり100
万円分の取引を行うことができます。担保となる保証金の最大25倍(個人の場合)もの金額を取
引することができることが、レバレッジの大きな特徴です。ただし、レバレッジを高くすればす
るほど期待できるリターンが大きくなると同時に、損失のリスクも増大することに注意が必要です

一方で手元資金以上の資金で運用するレバレッジが効くものもみてみましょう。
レバレッジとは、借入金などを利用して手元資金の何倍もの取引を行い、投資効率を高める手法
をさします。 レバレッジを効かせることで、リターンは大きくなりますが、その分リスクも大き
くなります。

債券 ・・・国債のCFD取引などではレバレッジ取引が可能
不動産・・・ローンを組むことで自己資金以上の投資が可能
REIT ・・・不動産購入資金には金融機関からの借入金も含まれるため、効果ありと言える
投資信託・・商品によってはあり
株式投資・・信用取引:最大約3.3倍(現物はなし)
FX ・・・・最大25倍(個人の場合)

こう見ると、運用方法は色々ありますね。
自身の年齢とライフプランによって、どの方法を選択するか、金額をいくらにするか、などの最
適化を図る必要がありますね。さらには国、通貨なども世界を広げていくことで、より有利な選
択肢を得ることもできるわけです。

 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」


これから暑い季節になってきます。
今回は趣向を変えてフィリピンのB級グルメ、ビールのお供にぴったりなシシグの作り方をご紹介します。

シシグ

冷えたビール必携!フィリピンの(こってり系)定番おつまみです。

フィリピン人がビールを飲むときによく一緒に食べるという「シズリング・シシグ」
豚肉を刻んで使いましたが、フィリピンでは豚の耳などを細かく刻んで作るそうです。
シズリングとはジュージューしている状態を言い、この料理も熱い鉄板で供されているそうです。
一口試食したところで案の定、冷蔵庫にビールを取りに行ってしまいました。レバーが入っているので、豚肉だけで
は出ないねっとり感があり、少量でも食べ応えがあります。

材料(3人分)
所要時間: 60 分(準備:30分 調理:30分)

  • 豚塊肉200g
  • 鶏レバー100g
  • たまねぎ1/4個
  • にんにく2かけ
  • バター20g
  • 赤唐辛子2本
  • 青唐辛子1本
  • 塩小さじ1
  • 砂糖小さじ2
  • ブラックペッパーパウダー小さじ1/2
  • マヨネーズ大さじ1
  • レモン汁大さじ2
  • 卵1個
  • 青ネギ(小口切り)適量
  • レモン(くし型切り)適量

1.豚肉は下茹でし、細かく刻む。鶏レバーも軽く湯通しして、粗く刻む。
2.玉ねぎ、にんにく、赤唐辛子、青唐辛子をみじん切りにする。
3.フライパンにバターを入れてを中火にかけ、2を炒める。
4.1を加えて、全体に油がにじんでぱちぱち音がするぐらいまで炒めまでよく炒める。
5.砂糖、塩、ブラックペッパー、マヨネーズを加えてよく混ぜる。
6.レモン汁を加えて混ぜ、卵を割り入れて軽く火が通ったら火を止める。
    小口切りにした青ねぎを散らしてできあがり。

ちょっと辛めで食べてみるとついついビールが進んでしまう一品です。