本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


先日ある方との会食にて楽しい時間を過ごさせてもらいました。
その方は、ヨーロッパで育ち、そのままイギリスの大学に進学され、物理の研究者から
ビジネスを学ぶため外資系コンサルティング会社に転身し、その後独立起業。
そして、金融の世界へ。さらにITを組み合わせたfundを開発し、そのクライアントは日
本以外の世界の資産家という方でした。

今では、スイスのプライベートバンクからの紹介がないと入ることができないfundへと
成長しているわけですが、その経歴もそうですが、そのビジネススキームには流石の一
言でした。

fund自体は、世界中の相場にてアセットアロケーションを行い、分散投資を行いトータ
ルの運用成績をコントロールしているわけです。世界中の相場には時差があるため、あ
る意味では24時間オープンしていることになるわけですが、ここに人的リソースで勝機
を得るにはかなり無理があるわけです。
そこで必要になってくるのがAIというわけですが、実は別の大きな理由も存在します。

運用の勝率を聞いたところ、ファンドマネージャーなどの人的リソースでの運用は55%
に対し、AIを活用した運用では65%~67%という成績になるとのことでした。

人的リソースだと勝率55%という数字を聞いて、皆さんはどう思いました?
個人的にここは非常に興味深い内容で、私が想定していた以上に低い数字でした。

今後は金融商品以外の不動産などの現物も組み入れるアセットアロケーションも考えて
いるということで、我々が行っていることに間違いはなかったことも再認識しました。

また、共通の意見としては、金融に絶対はない。ということでした。
ましてや元本保証を平気で謳ってくる業者はホンモノではないという話でも盛り上がり
ました。
毎日のように資金を集めては飛んだ会社の報道などもされている昨今ですが、そういう
意味でも個人での金融や資産運用に関するリテラシーをもっと上げるべきだと感じます。

話は環境リスクの話にも及び、核シェルターの話題になりました。
核シェルターの人口カバー率ですが、実は住宅への設置が義務付けられているスイスで
は107%もあります。ちなみにアメリカでは80%を上回っています。スイスもアメリカも
徴兵制度があることが関連していることもありますが、特にスイスは永世中立国であら
ゆるリスクを排除していく文化が根付いていることもあるので100%の水準を超えるカ
バー率となっています。
それにしても日本と比較すると驚愕の事実が・・・

なんと、日本の普及率はわずか0.02%。
やはり、日本はリスクマネジメントに対するリテラシーも低いという結果です。

15年以上前から提唱していますが、そろそろ本気で、金融にしろ、資産運用にしろ、
対有事にしろ、日本の常識ではなく、世界の常識で捉えていく必要がありますね。

 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


今回は、前述でもあったスイスのプライベートバンクについてお伝えしたいと思います。

プライベートバンクは、一定額以上の資産を持つ富裕層に対して資産管理や資産運用な
どのサービスを提供する銀行や金融機関の部門・サービスです。
スイスでは200年以上前に発祥し、戦争や革命といった政治的な混乱や恐慌・インフレー
ションなどの経済的リスクから、世界中の富裕層の資産を守ってきました。

世界の富裕層の資産を護るプライベートバンクができた背景をみてみたいと思います。

プライベートバンクの考え方自体は、11世紀~13世紀のヨーロッパの”十字軍遠征”に
あると言われています。遠征に同行する貴族の留守中に、その莫大な資産を管理する必
要がある為、生まれたのがプライベートバンクです。資産防衛を商業的に行う人たちが
現れたわけです。

そして、スイスでそれが発展した理由は・・

スイスが長い事、傭兵国家だったからです。
元々、スイスは大国に囲まれた国でした。アルプス山脈に囲まれていたため、攻められ
にくい国でしたが、作物も育ちにくく、各国の戦争に傭兵を派遣して生計を立てていた
のです。しかも、その傭兵がまた強くて・・
開国以来、参戦した戦争に負けたことが無いレベルです。

それがあって、莫大な戦争報奨金で金持ちになる人が多く生まれました。彼らの資産を
守る必要があり、プライベートバンクが発展したわけです。

更にその後、ヨーロッパの平和の為に、強すぎる傭兵は逆にネックになり、周辺国から
永世中立国になるように求められました。それが今から200年ほど前ということです。
永世中立国となり、世界的に安全な国という認知が広まり、よりプライベートバンクが
発展する事になったわけです。

このようにスイスという国の特殊なケースがプライベートバンクを発展させたわけです。

プライベートバンクの元々の意味は「経営に無限責任を負うプライベートバンカー
(Private Banker)が所有し、経営する銀行」となります。その形態から、プライベー
トバンクは自己勘定取引を行わず、結果経営の安定性が優れているといわれており、富
裕層からの信任を集めています(リーマンショック時にも比較的傷が小さかったことも
信頼に繋がっています)。
またプライベートバンクはいたずらに規模の拡大を追わない所が多く、スタッフ数も数
十人から数百人ぐらいまでの小規模な経営規模が一般的です。

特徴は、顧客とプライベートバンカーの間にある信頼関係です。
プライベートバンカーは無限責任を負っており、銀行が破綻した場合にはプライベート
バンカーが全額補填する必要があります。運用がうまくいかなかった場合の損失補填は
ないため、顧客とプライベートバンカーは一心同体、Win-Winの関係にあると言えます。

広く誤解されている話で、スイスの大手商業銀行として著名なUBSやクレディ・スイ
スは、厳密に言えばプライベートバンクではありません。正確には「プライベート・バ
ンキング・サービスも提供しているスイスの大手商業銀行」となります。

以下にいくつかのプライベートバンクをご紹介します。

Berenberg(ベレンベルク銀行)は、最古のドイツ銀行と言われており、1590年まで
その起源を遡ることが可能なヨーロッパの名門です。
ドイツ北部・ハンブルクに本社を置く投資銀行で世界で二番目に古い銀行でもあります。
創業一族(Berenberg family)はヴェルザー家などと姻戚です。
フランクフルト、デュッセルドルフ、ミュンヘン、シュトゥットガルトなどにも国内事
務所を持っており、経営者のザイラー家はチューリッヒやジュネーブがホームグラウン
ドでした。戦後アメリカ資本が参加してから世界展開しています。

Clariden Leu(クラリデンロウ)は、クレディスイスグループに所属し、アジアでも香
港やシンガポールにも進出しています。ただ大多数のRM(リレーションシップマネー
ジャー)はドバイにおり、インドの富裕層市場をカバーしており、該当地域では大手の
一角となっています。
メイン顧客は日本円にして預かり資産25億円ほどの顧客ですが、25億円を超えると
クレディ・スイスとのコ・ワークとすることがルールとなっています。

Credit Suisse(クレディ・スイス銀行)はスイスのチューリッヒに本社を置くユニバ
ーサル・バンクです。
プライベート・バンキング、インベストメント・バンキング、アセット・マネジメント
の3部門から成り立っています。その他の有名金融機関が持つようなマーケット部門が
ないため、金融危機時も安定して収益を上げていました。
ちなみに、クレディ・スイスは早くから日本に参入した金融機関として知られています
。戦後間もなくから国債引受業務など、機関投資家や事業法人向けの証券・投資銀行業
務などを行ってきました。また、オルタナティブ投資などのアセット・マネジメント業
務にも力を入れています。

現在も、金融資産10億円以上の顧客を対象にしたプライベートバンクビジネスを東名
阪に拠点を構えて展開しています(2011年末にHSBCのプライベートバンク部門
を吸収し一気に拡大させています)。

プライベートバンクにて口座開設をご希望の場合はお気軽にお声がけ下さい。
ホンモノの資産保全のためのプライベートバンクをご紹介させて頂きます。

 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」


今回はインドネシアのパスポート事情をみてみたいと思います。
新型コロナウイルスパンデミック期の2020年、2021年は発行数が下がっていましたが、
パンデミック後はパスポート発行数が増加しています。
2023年のインドネシアのパスポート発行数は約500万冊で、2022年と比較して約100万冊
も増加しています。

さらに、インドネシアの経済発展に伴い国外へ渡航する人が増えると、パスポートの発
行数が増加すると見込まれます。

インドネシアのパスポートの種類は以下の通りです。

一般パスポート PasPor Biasa:緑色の表紙
インドネシア国民が個人で観光、ビジネスなどで渡航する際に使用する一般的なパスポ
ートです。以前までは有効期限は5年間のみでしたが、2022年以降10年パスポートも申請
可能になりました。

公用パスポート Paspor Dinas:青色の表紙
国会議員や、公務員などが公務目的に渡航する際のパスポートです。

外交パスポート Paspor Diplomatik:黒色の表紙
外交目的の外交官、政府関係者、とその家族が使用するパスポートです。
また、パスポートにICチップがついているICパスポート(IC旅券)と、ICチップが入って
いない非ICパスポートがあります。

一般パスポートを申請する場合、IC旅券の方が非ICパスポートと比較して料金は高くなり
ますが、入国管理局はIC旅券の取得を推奨しています。

2024年時点でのインドネシアから日本への入国について
以下は、2024年3月時点の、インドネシアから日本への入国の際のビザの有無についての情
報です。2014年12月1日より、インドネシアIC旅券を所有するインドネシア国民は、事前登
録制により、短期滞在の場合は、ビザが免除されています。

インドネシアIC旅券を所持していることに加え、渡航前にインドネシア国内の日本の在外公
館において、旅券の登録をする必要があります。
詳細は、在インドネシア日本国大使館のホームページよりご確認いただけます。
在インドネシア日本国大使館HP:https://www.id.emb-japan.go.jp/info22_17j.html

今回のコラムでは、インドネシアのパスポート事情についてご紹介しました。
経済、資源、観光の面において世界への影響を強化することができれば、今後インドネシア
のパスポートランクが上がると予想されます。

パスポートランキングは、その国の世界の影響力や国の安全性を図る一つの指標になると言
えます。
(出典:インドネシア総合研究所)

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