本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


GWも終盤ですが、いかがお過ごしですか?
私は家族のいる富山で、子供たちの行事とともに過ごしています。

今回は、日本版ファミリーオフィスについて考察してみたいと思います。

日本版と言ってますが、まずはファミリーオフィスというワードを初めてお聞きする方も
いるかと思いますので、どんなものかを見てみたいと思います。

ファミリーオフィスとは、資産がある一定額以上の富裕層の家族の資産を管理・運用する
組織で、資産運用や税務計画、相続計画など、家族の財務に関連する多くのタスクを担当
する機能を持っています。
ここで、プライベートバンクと比較されることもあるので、ファミリーオフィスとプライ
ベートバンクの違いをみてみると、ファミリーオフィスは、資産運用や投資アドバイスな
どの金融資産の管理だけでなく、子息の進学支援など家族の将来設計に関連するあらゆる
ことに対応していきます。
一方でプライベートバンクは、どちらかというとあくまで目的は資産を増やすことで主に
金融に特化してその機能を持ち合わせている形になります。

私が考えるこれからの日本版ファミリーオフィスとは、
日本が持つ9つのリスクに対応できるように、日本だけでなく世界の中でコントロールでき
る一族で管理していく法人をもつことを指しています。さらには円高、円安などの為替の
影響を受けない収益の複線化を図れる体制をも持ち合わせている一族のための法人です。
ここでは、法人運営をしていく中から、将来的な相続=争続にならないような仕組みを持
ち合わせた形になります。

日本の持つ9つのリスク
1,地震リスク
2,都市リスク
3,通貨リスク
4,資源リスク
5,地政学リスク
6,人口リスク
7,生産性リスク
8,財政リスク
9,報道の自由度リスク

これらの日本のリスクに対応しようと思うと、世界基準で考える必要があります。
こんなことを2006年から十数年以上実践してきて、ようやく一つの答えと、その体制を
つくる方法が見つかったわけです

それが、生活・投資・資産保全・人生の過ごし方を世界の中でバランスをとりつつ、様々
なリスクに対応できるようにしていく考え方である「グローバルスタンス」。
「仕事の自由」「通貨の自由」「国境の自由」というように私は提唱させていただいてい
ます。この「グローバルスタンス」のもともとの考え方というのは、ユダヤ系のファイナ
ンシャルコンサルタントの方が提唱している、ある理論に基づいています。

その理論というのが
PTMC理論(Portable Occupation Theory with Multi-Currency and Cross-Border Scheme)
です。

グローバルスタンスは3つの軸で構成されています。
1つ目は「ポータブルオキュペーション」
2つ目は「マルチカレンシー」
3つ目「クロスボーダー」

1つ目の「ポータブルオキュペーション」ですが、きっと??って感じですね。
全く耳慣れない言葉かと思いますが、あるユダヤ系の投資のプロが説いているキーワードな
んです。彼らの歴史的背景を紐解くと納得できる考え方です。

「ポータブルオキュペーション」とは、「独立自由業・携帯職業」です。
これを聞いても、ピンとこない方も多いですよね。
直訳すると「持ち運びが可能な職業」となりますが、さらに意訳すると「どこにいても稼ぐ
ことができる仕事」のことです。

国を問わず、どこにいても稼ぐことができる人たちの例を紹介してみましょう。

◆作曲家・作詞家
◆デザイナー・通訳・漫画家
◆画家・(一部)プロスポーツ選手
◆発明・特許の権利を持つ人
◆調理や美容師などの手に職がある人
◆印税・著作権などの知的所有権のある人
◯投資家・年金生活者
◯株の配当などの不労所得が入る人
◯すでに十分な蓄えがある人
◯家賃収入・賃貸収入がある人

◆の印が付いた人たちは、特殊な能力を磨いてこられた方々なので、すぐに真似ができるかと
いうと、なかなかハードルは高いと思います。そんなこともあり私は、◯の付いている職業を
目指すべきだと考えています。
なぜそれら職業での「ポータブルオキュペーション」を目指すのか?
それは、◆の職業と異なり、◯の職業は誰でも目指すことができる領域であるということだか
らです。勉強やある一定の経験を積めば、才能がなくても目指せる領域でもあります。

そして、ある条件をクリアしている経営者であれば、わずか1年でこの状態にもっていける体制
も構築しました。場所や時間に縛られず自由に稼げる状態をわずか1年で構築できます。

物事の本質がわかるとライフスタイルも一気に広がりを見せます。

さらに2つ目のMulti-Currency(マルチ・カレンシー)を見てみましょう。
端的に言ってしまうと複数口座を持つことです。ここで言っているのは、口座というより、通貨
を持つということになります。これは日本から外貨投資をするのではなくて、その国々での通貨
を持つということです。

例えば基軸通貨としてドルが挙げられますが、私自身が持っているのはドル、フィリピン・ペソ
やインドネシアルピアとなります。自分の日本円をいくつかの通貨に振り替えて、保有通貨を分
けておくということが非常に重要です。

さらに当該国で事業やビジネスを行いながら収益を上げる、すなわち収益の複線化を図りながら、
不動産などの保全資産を厚くしていく。今まさに、円に対してその国の通貨価値がどんどん上が
っているわけで、そこに年々上昇する不動産の価値が掛け算されるわけです。
掛け算で資産が増えるような状態になりますから、そういった効果も狙って成長性のある国の通
貨を持つということも、私はこの中に組み入れています。

3つ目のCross-Border(クロス・ボーダー・スキーム)ですが、これは国境を超えさせるという
ことになります。
端的に言うと、1つの国ですべてをおこなうのではなく、それぞれの良いとこ取りを、いろんな
国で行っていくというのが、Cross-Border Schemeということなんです。
例えば、教育が良い国、資産を運用するのに良い国、資産を守るのに適している国、不動産事業
をするのに適している国、自分が住むのに適している国など、実はそれぞれ国の良さはポイント
や見え方によって全然違ってきますよね。

文字だけで見ると、当たり前のことのように感じますが、Cross-Border Schemeの意識がない方
は「いずれ海外に資産を保有しよう」という、目標で終わってしまいます。
ですが、普段から「国境を越えた資産のポートフォリオ」を考えていれば、先のことを見据えた
資産保全という意識に変わり、早い段階から着手することができるわけです。
日本が抱える様々なリスクからなんらかの有事が起こった際にすぐに対応でき、大切な家族を護
ることが可能になります。

まさに転ばぬ先のなんとやら。気付いた時が変化の時です。
経験することでしか、手に入らないものがたくさんありますね。

そして上記で、ある条件をクリアしている経営者であれば、わずか1年でこの状態にもっていける
体制も構築できるとお伝えしましたが、日本版ファミリーオフィスの入り口となる勉強会も開催
します。

「日本版ファミリーオフィスのために今すべきこと。」
日時:5月24日(金)9:00~10:15
オンラインセミナーとなっております。
こちらからお申込みにてご参加頂けます。
https://forms.gle/nhVStDgSxa3NNKhv5

 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


そして、上記でもお伝えした日本版ファミリーオフィスの構築のための勉強会をHawaiiでも開催
することが決定しました!!

【日本版ファミリーオフィス構築 勉強会 in Hawaii】
希望者の方はHawaiiの銀行口座開設もサポートいたします。

日時:6月17日・18日

現地集合、現地解散にて行います。
※会場ならびに詳細はお申込み頂きましてからお伝えさせて頂きます。

参加費:15万円(17日セミナー・懇親会、18日不動産視察への参加料金)
別途、ご希望の方のみ口座開設費 7万円 

17日 
セミナー 13:00~17:00(開場 12:45~)
懇親会  17:00~ (有名レストランにて、参加費実費)

<セミナー概要>
Captive(自社の為の保険子会社)組成とその活用法
ハワイでの資産運用について
ハワイ不動産の魅力と現状について

18日 ※希望者のみ
銀行口座開設  9:00~ 
不動産視察  13:00~

<不動産視察概要>
Hawaiiでの人気スポットの一戸建てやコンドを視察
不動産マーケットと照らし合わせながらのご案内

講 師
Yoshihisa Nagao
Vergil Asset Management株式会社 会長
金融機関に入社後、最優秀営業賞を連続受賞。大手保険代理店に転職し、数々の賞を
連続受賞。その後、海外で「キャプティブ(再保険)」を学び、アジア・ハワイ州を
中心に「キャプティブ(再保険)」の組成会社を設立。
ハワイ州から、「スポンサードキャプティブ」のライセンスを与えられる唯一の日本
企業。「キャプティブ」組成の第一人者。Million Dollar Round Table (MDRT) 、
のTop Of The Table(TOT)会員を歴任。

Paul Okamoto
Luana Hawaii Realty社代表
ハワイ州で宅建免許を40年以上保持しており、不動産取引に豊富な経験を持つ。
カリフォルニア州やニューヨーク州でも不動産取引を行っており、仲介や管理にも携
わる。住宅、商業、店舗リースなど幅広い領域での取引経験が豊富。

 

定員:先着10名

私、佐々木も参加します。是非、Hawaiiでお会いしましょう!

お問い合わせ
https://forms.gle/29gwTRAkudf9K99t5



 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」


フィリピンのインターネット事情

フィリピンはアジア圏内でインターネット大国と言われるほど、インターネットが浸透しています。
しかし、インターネット大国だからといって、通信環境が整っているわけではありません。
そこで今回は、フィリピンのインターネット事情について解説します。

フィリピンのインターネット速度は、固定回線は世界の平均基準を超えているものの、モバイル回線は世界平均や日本よりも遅いです。
※日本はインターネット通信の環境は世界的にも非常に恵まれています。

インターネット通信速度測定サイトの「SPEED TEST」によれば、2023年5月の通信速度データは以下のようになっています。

 

モバイル回線の下り(ダウンロード)と固定回線の速度は1年前より上昇しているものの、モバイル回線の下り速度は、測定されてる140か国中83位と、相対的に低いのが現状です。

上り(アップロード)に関しては日本と大きな差はありませんが、下りは固定回線で60Mbps以上の差があり、モバイル回線(ダウンロード)は日本の半分強の速度になります。

フィリピンで日本人がインターネットを使う場合は、体感的に遅いと感じてしまうでしょう。

フィリピンのWi-Fi事情!インターネット環境は充実
フィリピンのWi-Fi事情を指し示す人
フィリピンでのインターネット速度は遅いものの、インターネット環境自体は広く普及しています。

主要都市や、観光地には多くの無料Wi-Fiスポットが点在しており、主に以下のような施設やお店で、フリーWi-Fiの利用が可能です。

空港
カフェ・レストラン
ショッピングモール
ホテル
高速バス
観光地

観光目的の渡航で、かつチャットを送る程度であれば、フィリピンでお金をかけずにインターネット利用ができるで
しょう。

ただし、動画や画像・ブラウザをよく閲覧する場合や、出張目的での渡航など、安定した通信環境を必要とするなら、
現地の実情などをしっかり把握しておく必要があります。詳しく紹介していくので、フィリピンでフリーWi-Fiの利用
も考えている人は参考にしてください。

空港
ほとんどの空港では、設置されているフリーWi-Fiの利用ができます。ターミナルのインフォメーションカウンターで、
利用できるWi-Fiを教えてくれるので、どのWi-Fiに接続して良いかわからない時はスタッフに尋ねてみましょう。

空港が提供しているフリーWi-Fiのほかにも、空港内の店舗やラウンジ、隣接施設で提供しているフリーWi-Fiもあり
ます。

以下にフリーWi-Fiが利用できる、観光によく使われる空港をリストアップしました。

・ニノイ・アキノ国際空港(マニラ)
・マクタン・セブ国際空港(セブ)
・クラーク国際空港(クラーク)
・ゴドフレド・P・ラモス国際空港(ボラカイ)
・カリボ国際空港(カリボ)
・フランシスコ・バンゴイ国際空港(ダバオ)

上記のような大型の国際空港なら、フリーWi-Fiにはまず困りませんが、フィリピン旅行や出張では都市間の移動に国
内線を使うケースもありますので注意しましょう。

レストラン・カフェ
フィリピンのレストランやカフェでは、基本的にお店の利用者であれば、インターネットの利用ができます。ほとん
どのレストランやカフェでは、無料Wi-Fiサービスを提供しているので、利用方法をお店に確認してみてください。

パスワードはレシートに書かれている場合もあれば、店員さんに尋ねるパターンもあります。

近年は、高速回線のフリーWi-Fiを提供しているお店もあるので、お店によっては、フリーWi-Fiでも快適なインター
ネット利用が可能です。ただし、人が多く集まるレストランやカフェは、大勢の人の同時アクセスにより通信速度が
落ちるため、設備が高速回線でも必ずしも快適とは限りません。

レストランやカフェは、穴場の店に行くか、混雑時間を割けるなどの工夫をすれば、多少なりとも快適にインターネ
ット利用ができるでしょう。

ショッピングモール
フリーWi-Fiは、フィリピン旅行でのショッピングに欠かせない、大型ショッピングモールでも利用可能です。

フィリピンは主要都市に必ずといっていいほどショッピングモールがあり、無料Wi-Fiゾーンが設けられていたり、全
館無料開放していたりするところもあります。

ただし注意点として、ショッピングモールによっては、フリーWi-Fiの利用にフィリピンの電話番号が必要です。モー
ルのフリーWi-Fiが使えない場合は、モール内で個別にフリーWi-Fiをとばしているレストランやカフェに頼るしかあ
りません。

ショッピングモールでフリーWi-Fiを利用したいなら、なるべく観光客向けの大型ショッピングモールに行くか、事前
に確認するようにしてください。

ホテル
フィリピンは、およそ8割のホテルでフリーWi-Fiが使用可能です。

世界最大級の宿泊施設情報サイト「Booking.com」で調べたところ、フィリピンの掲載ホテル4,517件に対し、フリーW
i-Fiが設置されていたのは3,491件でした。(2023年6月時点)

約2割のホテルではフリーWi-Fiが利用できないため、ホテルでフリーWi-Fiを使いたい場合は、事前に確認しておく必
要があります。

3つ星以上のホテルはフリーWi-Fiを利用できる割合が高くなるので、ホテルはランクを考慮して探すと良いかもしれ
ません。

観光で人気のマニラやセブシティのホテルも、フリーWi-Fiの設置率は8割程度です。フィリピンのホテルの5分の1程
度は、フリーWi-Fiがないと理解しておきましょう。

高速バス
フィリピンは、都市間の主な移動手段となる高速バスでもフリーWi-Fiが利用できます。近年、スマートフォンやタブ
レット端末の普及により、車内にルーターを設置して無料Wi-Fiサービスを提供する長距離バスが増えてきました。

ただし、全体から見てフリーWi-Fiが利用できる高速バスの数はまだ少ないので、過度な期待はしない方が良いです。
移動中に快適にインターネットを楽しめるかという点についても、通信速度の面から考えてもあまり期待はできませ
ん。

都心部から田舎へ向かう高速バスの場合は、充分な通信設備の整っていない田舎では接続も不安定になります。無料
でインターネット利用ができるのは、あくまで1部の高速バスという程度に考えておきましょう。

観光地
フィリピンは、観光地でもフリーWi-Fiの利用ができます。多くの人気観光地は、周辺に宿泊施設や飲食店が充実して
いるので、フリーWi-Fiにはおおむね困りません。

以下に、周辺に無料のWi-Fiスポットがたくさんある人気の観光地の例を紹介します。

・マニラ・ベイウォーク
・リサール公園
・グリーンベルト公園
・ホワイトビーチ・ボラカイ
・アロナ・ビーチ
・イントラムロス
・ビガン歴史都市

都市部にある史跡観光地や大きな公園、リゾートビーチなどはたいてい問題ありません。

ただし、プエルト・プリンセサ地底河川や世界遺産のバナウェ・ライステラスなど、自然景観が楽しめる観光地は、
周辺に無料Wi-Fiスポットがない場合があります。

観光しながらフリーWi-Fiを利用したい人は、休憩できそうな施設や飲食店など、事前に周辺環境の情報もチェックし
ておくようにしてください。

次回は、フィリピンでインターネットをスムーズに利用する方法(プリペイドSIM、海外ローミング、ポケットWi-F
i)についてご紹介いたします。