本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


コロナ禍の際に検査事業をおこなっていたことから免疫抗体管理士という資格を取得し
た際に興味を持った再生医療分野。
その流れから新規事業として歯髄幹細胞培養上清液(エクソソーム)による点滴・点鼻
・点眼のクリニックの事業準備をしています。

そこで、今回は再生医療分野でも実用的な免疫細胞療法とされている「ANK免疫細胞療
法」をご紹介したいと思います。

癌治療にはいろんなアプローチがあると思いますが、個人的には免疫療法が良いと感じ
ています。上記でも記載した免疫抗体管理士の資格取得の際に学んだ免疫機能は平たく
いうと人間の体の防衛隊であることがわかりました。

通常体内で作られるこの免疫細胞を培養、養殖して体内に戻すので、より自然な状態で
の治療を進めることができるわけですが、少し専門的に言うと、ANK免疫細胞療法は、
がんを攻撃し、殺傷する能力を備えたNK細胞を体内から取り出して培養して活性化・増
殖させ、点滴で体内に戻してがん細胞と闘わせる治療法です。

このANK免疫細胞療法は、患者の血液からNK細胞を含むリンパ球を採取し、培養して活
性を高めながらNK細胞だけを増殖させ、患者の体内に点滴などで戻す療法です。
NK細胞は、本来がん細胞を見つけると攻撃して始末することができるリンパ球の精鋭部
隊です。?
他の免疫療法よりも活性が高く、点滴の後に、悪寒や高熱が発生する副作用がみられま
すが、これは、全身の免疫系が反応することにより、起こるものですが、一時的なもの
ですので、熱が治まれば、後々の影響はないとされています。

ちなみに、これまで3400人以上に治療を行っており、安全性も確認されている治療法で
す。ただ、このメルマガで初めて目にする方もいると思いますが、まだまだ一般には普
及していません。
なぜなら、ANK免疫細胞療法は、諸般の事情で自由診療で保険の適応ができません。その
ため治療費は全て患者さんの自己負担になってしまいます。1クール12回分の標準点滴治
療で、約400万円の費用が掛かると言われています、

私が癌治療において、このANK免疫細胞療法が優れていると思う理由は、この療法では癌
の部位を問わず、全てのがんが治療対象となります。血液のがん(白血病)でも治療で
きることが大きな特徴です。がん細胞がどんなに変化しても、NK細胞は複数のセンサー
を駆使して見逃しません。そして、ANK療法はこのNK細胞の活性を高め数を増やして体内
に戻します。

さらには、がんが見えなくなっても、再発転移の芽が生き残っていると、やがて大きな
腫瘍を形成し、再発・転移と診断されることがあります。NK胞は微小ながん細胞も攻撃し
ます。がんが見えなくなっても、がんの芽を摘むことができるのも大きな強みです。

そして、標準治療との併用も可能です。手術や放射線で腫瘍に対して大きなダメージを
与えた後、ANK療法で残ったがんに止めを刺したり、増殖が活発ながんに対しては抗がん
剤治療でがんの勢いを削ぎ、ANK療法で治療をするなど、お互いの得意分野でがんを攻撃
することで治療効果を高めるので、既に標準治療を行われている方も活用できます。

現在、日本人のおよそ2人に1人ががんと診断され、4~6人に1人ががんで亡くなっていま
す。やはり、私の友人が数人、癌で亡くなっています。放射線治療や抗がん剤治療など
の苦しい部分も見てきました。

そんなことからも選択肢の一つとして、このANK免疫細胞療法がもっと多くの方に広がれ
ば喜ばしいなと思っています。周りに癌宣告されて悩んでる方がいればこの情報を届け
てあげてください。

https://cell-therapy.jp
リンパ球バンク株式会社

 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


最近、投資についてどの本がおススメですかと聞かれることが多い。
海外投資、不動産、相場、など本当にいろんな本が出版されている中、どれをチョイスし、
おススメするかはかなり悩むところです。

なので、小手先のテクニック的なものではなく、投資に対する考え方・哲学を感じ取れる本を
紹介することにしています。

事業も投資も人生が反映された哲学がないといけないと最近強く思うわけですが、自分の生き
方が色濃く反映されるべきものだと感じています。

そういった意味からも
【マネーの公理】
こちらをおススメしています。

日本では2005年に初版となっていますが、もともと英国で1976年に出版され、ウォール街で密
かにロングセラーになっている「投機の教科書」です。
なので、普遍的な考えが根底にあるものだと理解してもらえるかと思います。

https://qr.paps.jp/PY2EJ
※新刊はないので、マーケットプレイスでの購入となります。

かつて金融界で名を知られたスイスの金融マフィア「チューリッヒの小鬼たち」による儲けの掟
を初めて明文化しているものです。
「豊かな人生を過ごすためにはリスクをとらなければいけない。それも、正しい方法で。正しい
リスクの取り方を身につけ、資産を積みあげていくための鉄則を凝縮した一冊。
カリスマ投資家ラリー・ウィリアムズの愛読書としても知られる」

投資家のみならず、これから社会に出て資産を形成しようという人、あるいは定年後の資産管理
を考えている人にも、ぜひ読んでいただきたい「お金の教科書」です。

まさに「投資」の叡智を凝縮した一冊といえるかもしれません。

 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」


インドネシア政府は、2024年の国家予算のうち277億ドルをインフラ建設の予算に割り当
てることを発表しています。そのため、インドネシアの建設産業は今後大きな成長が見
込まれています。

イギリスのコンサル会社GlobalDataによると、インドネシアの建設産業は2024年に4.2%
成長すると予想しており、更に2025年?2027年にっかけて年間あたり平均6%成長すると
予測しています。

以下はインドネシアの大手建設会社5社です。

〇Adhi Karya社(ADHI)
インドネシアの国営の建設会社で、インドネシアの建設会社の中で初めて上場した会社で
す。オランダが所有していた、Architecten-Ingenicure-en Annemersbedrijf Associatie
Selle en de Bruyn、Reyerse en de Vries N.V.が国有化され設立されました。
Adhi Karya社が進行した大規模な建設プロジェクトとして、インドネシアの首都ジャカル
タと周辺を結ぶ軽量高架鉄道(LRT)の建設が挙げられます。
その他に、クルタジャティ国際空港(西ジャワ国際空港)や、東ランプンの有料道路建設
や、南スラウェシのダム建設なども担っています。
また、建設業だけでなく不動産やエネルギー、投資の分野へも幅広く事業を展開しています。

参考WEBサイト:https://adhi.co.id/

〇Wijaya Karya社(WIKA)
電気と水道の設置工事から事業をはじめ、1970年に建設業に成長しました。
今では世界10か国にプロジェクトを展開し、インドネシアの大手建設会社として地位を確
立しています。空港、公共施設、アパート、オフィス、ショッピングモールなど官民問わ
ず様々な建設を担っています。

参考WEBサイト:https://www.wikagedung.co.id/info-perusahaan/alamat-informasi-kontak?q=kantor-pusat

〇Pembangunan Perumahan社(PP)
1953年に建設された歴史のある会社で、1961年に国営化されました。
インドネシアの大手企業のSemen Indonesia社の役員の住宅の建設や、日本の戦後賠償で建
設されたホテルインドネシア、バリ ビーチホテル、アンバルクモホテル、サムデラビーチ
ホテルの建設を担っています。また、2012年には、インドネシアの7つの空港建設も行って
います。

参考WEBサイト:https://www.ptpp.co.id/id/tentang-kami/profil-kami

〇Waskita Karya社
1961年に設立された、インドネシアの国営の建設会社です。
インドネシアのスラバヤ にあるジュアンダ国際空港など建設も手掛けています。
また、海外の優良企業と業務提携を行い、首都ジャカルタのスカルノハッタ国際空港の建設
にも参画しました。インドネシア最も高いビルBNIシティや、インドネシア銀行のオフィス
ビルなど様々な高層ビルの建設も行っています。

参考WEBサイト:https://www.waskita.co.id/en/tentang-kami/profil-perusahaan/

〇Total Bangun Persada社
1970年に設立されたインドネシアの民間企業です。
国内の様々な地域で、数十件の開発プロジェクトを完了しています。
現在は、インドネシアの大規模都市開発事業である、サクラガーデンシティプロジェクトや、
南ジャカルタの高級タワーマンションサウスクォーターレジデンス(SQ Res)の建設プロジ
ェクトを担っています。

参考WEBサイト:https://www.tomps.id/10-perusahaan-konstruksi-terbesar-indonesia

その他にも、フォーミュラEレースのサーキット建設を担う、Jaya Konstruksi Manggala
Pratama社や、インドネシアで2番目の規模を誇るスタジアム”ゲロラ・ブン・カルノ・
スタジアム”の建設を担ったNindya Karya社など、様々な建設会社が存在しています。

今後のインドネシアの都市開発において、これらの企業は非常に重要なポジションになっ
てくると言えます。

インドネシアにおいて発展を遂げている建設産業ですが、課題も多く存在します。
インドネシアの建設産業において、今後以下のような取り組みが必要であると考えられて
います。

・市場の変化への柔軟な対応
インドネシアの建設市場は、急速に変化を遂げているため、市場の変化が激しくなってい
ます。原材料の変動や市場需要の変化、厳しい市場の競争、技術の変化などについていく
柔軟な対応が求められます。

・プロジェクトの複雑化に対応
経済の発展とともに大規模なプロジェクトが増え、プロジェクトが複雑化しています。
複雑さの中でのリスク管理・効率アップが求められます。

・効率的な資源調達
予算に対して適切な資源を調達し、無駄を削減することでプロジェクトを円滑に進めるこ
とが求められます。その他にも、インフラ整備、人口知能などの技術の取込み、財務リス
クの管理、労働者のスキルの向上など様々な取り組みが必要となります。

急激に成長するインドネシアの経済を支える上で、建設会社のこのような取り組みは、イ
ンドネシアの今後の発展を左右するであろうと考えられます。
また、こういった取り組みを進めるうえで、日本の建設技術を駆使することは非常に有効
であると言えるのではないでしょうか。
(出典:インドネシア総合研究所)