本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


沖縄に伝わるのユタとノロの存在はご存じですか??

ユタとノロは、どちらも神に仕える女性を指します。ユタは民間の巫女、ノロは琉球王国の国家公務員として国家の繁栄と安泰
のために祈る方とされていました。
?ユタは、沖縄県と鹿児島奄美群島の民間霊媒師(シャーマン)です。主に民間の霊的問題に関するアドバイスをします。超自然
的世界と交信し、人々に神のハンジ(判示)や亡くなった人の言葉を伝えます。?
ノロは、村落の神事祭祀を司る神女です。村人の健康と豊作を祈り、豊作に感謝する祭りを司ります。?
琉球王国の祭政一致による宗教支配の手段として、古琉球由来の信仰を元に整備されました。?
王国時代には首里王府から辞令を受けたノロが、それぞれの間切(マギリ:現在の村)に数人ずつ配され、各自数カ所の神祭り
を管轄していました。?ノロの最高位は「聞得大君(きこえおおぎみ)」です。
各地のノロの頂点に立つ神女で、琉球神道における「ノロ」と呼ばれる祝女の頂点に立つ最高神女です。?

もう少し噛み砕いて言うと、沖縄では医者半分ユタ半分ということわざになる程、生活に浸透しています。
占い師
医者
シャーマン
風水師
たとえるなら、これらすべての役割を合体させた存在がユタと呼ぶようです。
ユタは、霊的な力は元より、幅広い知識と経験とアドバイスする力が必要ということになります。
その役割は、
・原因がわからない体調不良などの拝み
・神事や神拝みにかかわる拝み全般
・命名や土地、家、お墓の吉凶を見る風水師
などの役目を担っているようです。現在も多くのユタが沖縄には存在しますが、ユタとして正式な修行をしている人は少なくなっ
てきているようです。沖縄に入って来た風水は独自の進化を遂げ、琉球風水と呼ばれるようになりました。

一方で「神人カミンチュ」とも呼ばれる「ノロ」をもう少し詳しく見ていきたいと思います。
御嶽、土地神、拝所、神殿等の神声を聞き、祈り、豊穣、安全を願い、巫として神声を伝える仲介役の役割を与えられています。
そして、これは先祖代々受け継がれる血統であるようです。
ノロは原則として世襲制で、ノロ殿地(どぅんち)と呼ばれる家系から出る。これらの多くは、琉球王国時代に王府より任命され
たもので、元々は各地域の有力按司(あじ)の肉親(姉、妹、妻など)と考えられている。これは、琉球神道の背景にある、おな
り神信仰に由来すると考えられています。

新たなノロの就任に当たっては、久高島のイザイホーに代表されるように、それぞれの地域で認証儀礼が設けられているケースが
確認できます。また、ユタのように、カンダーリィ(神垂れ)と呼ばれる原因不明の体調不良といった巫病、夢の啓示などにより、
ノロに選ばれる例もみられます。

王国時代には、ノロの任命継承が不予などにより順当に行われなかった場合に、そうした形で近親者から後継者が選ばれた例もあ
ります。また、現在の久高島では、こうした霊感の強い人物(サーダカ、サーダカウマリ)を断絶したノロの後継者として選ぶと
いうことが行われています。

ノロは一般的に原則として終生職だと言われていますが、三代後(祖母から孫娘)に霊格である霊威(セジ)が引き継がれると考
えられています。実は、まさにこのような形でその霊威(セジ)を引き継いだ方に私自身を視てもらっているわけですが、不思議
な現象がリアルにおきます。

一度、そのような体験をしてみたいという方はお気軽にご連絡ください。
是非ご紹介をさせていただきます。。


 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


今回はこのメルマガをお読みいただいている方の中から、事業に共感を頂いた方から特別に1名を私たちの太陽光発電事業への
参加権を付与させて頂こうと思います。

本Projectは再生可能エネルギーをもって、まだまだ発展の余地がある新興国の該当地域の経済発展の支援、ならびに雇用創出を
おこなっていくという社会性があるとともに、外貨で継続的に収益を作ることができる太陽光事業を行うホールディングカンパ
ニーのビジネスオーナーになるものです。

今回全体で6500万peso(1億7500万円)億円の投資枠で、1口500万peso(約1350万円)を予定しています。
原則は、事業をともに進めていくパワーパートナーとして、ここの一角を担っていただく方にご参画いただく予定です。

◇MASA TECHグループ新会社への出資のご案内(太陽光事業全体からの収益)
ホールディングスへのボードメンバーとしての参加となります。
この資金は、太陽光Projectにおける各種事業資金の割当となります。土地の取得と事業者IDの取得、現地での関係調整費などに
なります。今後、Projectごとに発電事業を行う会社(SPC)を1号、2号、3号などと割りあてていきますが、そこのマネジメント
(AM・PMなど)を行うことにより各SPCより2.5%のマネジメント報酬による収益を確保し、0.5%分は内部に留保し、うち2%分を
株主に還元するスキームとなります。

調達総額6500万peso(約1億7500万円)

o 関連SPCへのマネジメント収益から2%分を配当
例)
SPC1 BAWING 5M  設備投資額 :8億円想定投資表面利回り :20%  ・・・ これの2%収益 320万円 
SPC2  BAWING 50M 設備投資額 :63億円 想定投資表面利回り :20% ・・・これの2%収益 2520万円
SPC3 BAWING 50M 設備投資額 :63億円 想定投資表面利回り :20% ・・・ これの2%収益 2520万円

上記3プロジェクト(105M)で合計5360万円の収益となり、総額約1億7500万円に対して、約30%の利回りとなります。
Projectは500M超ありますので、これの5倍の収益が期待できます。

これらを2年~3年で仕込み切る事業となり、年間で100%を超える配当を向こう20年以上(発電期間は25年)を受け取って頂く事業
となります。その一例の太陽光発電事業の概要ご紹介を前々回186号でも解説しております。

これらの視察ツアーを10月23日、24日とミンダナオ島にて行ってきました。そちらのダイジェスト映像となります。
https://drive.google.com/file/d/1CSkPOy90qk-K5ItM5X4XxqEMP1we3wzd/view?usp=sharing

今回のホールディングスには、今後のプロジェクトへの興味を持っていただく事業者や投資家のご紹介や、部材供給などを行って
いただくパワーパートナーの方々に入っていただく予定ですが、特別枠として私のメルマガの読者の方にも参加頂けるようにしまし
た。応募多数となった場合は、ご面談をさせていただいた上で、決定させて頂くことになると思いますので、その点だけはご了承
くださいますようお願いします。

お申込みはこちら↓ 

https://forms.gle/wEq3TR2v5721PN4w7



 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」


引き続きフィリピン経済に影響を与える財閥を紹介します。
今回はスペイン系に続いて中華系財閥についてをお送りいたします。

中華系財閥①「ゴコンウェイ財閥」

ゴコンウェイ財閥の事業は、日用品の売歩きから始まりました。
その後、小麦粉と織物の輸入で得た資金を元に、澱粉製造会社を設立しました。
続いてコーヒー会社CFCを組織しました。
インスタントコーヒー「ブレンド45」は国内最大のシェアを獲得していきました。
多角的に事業を成功させている
ゴコンウェイ財閥は、マルコス政権下ではホテル建設に踏み切っています。
綿織物会社を買収したジーンズでは、国内最大の企業となりました。
アキノ政権下では、マンダルヨンに巨大商業センター「ロビンソンズ・ガレリア」を建設しています。
小売り大手のロビンソンズ(Robinsons)を運営するのもゴコンウェイ財閥です。
小売りと言えば、日本との合弁でミニストップを現地に展開しています。
他にも、セブパシフィック空港、デパート、通信会社を所有しています。


中華系財閥②「シー財閥」

フィリピン最大の商業銀行「BDO(Banco de oro)」を経営しています。
他にも、マニラ最大のデパート「シューマート」(SM)を経営しています。(ブルネイ・サバ・ハワイ・グアムにも出店しています)
持ち株会社・シューマートの下には金融・不動産・水産・映画の会社があります。
アキノ政権下でも積極的に事業拡大に走った
例えば、大型商業施設「エドサ・コンプレックス」を建設しました。
ゴコンウェイ財閥の「ロビンソンズ・ガレリア」と競争する形です。
ヘンリー・シーは、チャイナ・バンキングなど、華人系銀行の大株主であります。
これはつまり、トヨタ自動車の現地パートナー・メトロバンクグループとも近い関係にあることを意味します。


中華系財閥③「ルシオ・タン財閥」

PNB銀行や、フィリピン航空を保有しています。
他にも、航空事業、酒造、鉱業、農園事業を手がけます。
オーナー「ルシオ・タン」はやり手です。
アメリカ・フォーブス誌の世界金持ちランキングに掲載された経歴を持ちます。

謎多き人物「ルシオ・タン」
ルシオ・タンは中国福建省・アモイから移住してきました。
化学工学を学び、タバコ産業で成功したことから、ガッツある人物であることが伺えます。
フィリピンで2番目の資産家であり、70億ドル以上の資産を保有していると言われます。
ルシオ・タンは、多くの大企業を所有していながらも、決算を公表しないことで有名です。


中華系財閥④「コファンコ財閥」

コラソ・アキノ元大統領、ベニグノ・アキノ元大統領を輩出したことで有名な企業グループです。
現在、サン・ミゲルビールを所有するのはこのコファンコ財閥です。
その傘下に、農園、養鶏、砂糖精製、飼料工場、商品加工、不動産開発などの企業を所有します。

中華系財閥⑤「ユーチェンコ財閥」

ユーチェンコ財閥は、保険会社にルーツを持ちます。
戦時中の一時の中断時期を経て、マラヤン保険会社として業界で不動の地位を築きました。
マラヤン保険会社を親会社とし、銀行業・投資・貿易・建設・通信・製造業と、多角経営を行なっています。


中華系財閥⑥「マリアノ・ケ財閥」

フィリピンに行くと、「Mercury Drug Store(マーキュリー・ドラッグ)」という薬局を見かけます。
全国展開のお店です。
多品種・薄利多売を戦略としています。
フランチャイズ方式で着実に店舗数を増やしてきました。(マニラだけでも100以上の支店!)
他には、貿易・ファーストフード・不動産・農産物加工・パン製造などの分野を展開します。


中華系財閥⑦「コンセプション・ファミリー財閥」

製粉業と家電業で、アキノ政権下に急激に業績を成長させました。
コンセプション・ファミリーのメイン事業

・製粉業:リパブリック・フラワー・ミルズ
・家電業:コンセプション・インダストリーズ


中華系財閥⑧「アルフレッド・ラモス財閥」

アルフレッド・ラモスは、1980年代後半から株式投機で名を上げてました。
いわゆる相場師です。
フィリピン第1位の書店チェーン「ナショナル・ブックストア」や石油掘削会社の「フィロドリル
社」を始めとし、多くの企業を保有します。
その他にも、鉱物資源開発・不動産・など多くの企業を保有します。


中華系財閥⑨「ホセ・ヤオ・カンポス財閥」

フェリピン最大の製薬会社「United Laboratories Inc.(ユニラボ)」のオーナーです。
マルコス元大統領と特別な関係を築いています。(意味深)
それにより、政府機関や公立病院への医薬品の供給を独占しています。


まとめ

フィリピン経済は、財閥の存在を無視できません。
どの企業も多角経営なのが興味深いです。
フィリピンである程度の規模を計画する場合は、財閥グループや政界との接点が必要です。

「財閥と良いタッグを組むこと」

これがフィリピンでのビジネスプロジェクトの成功の鍵です。

了 西島筆