本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


現在、海外9日目となりました。
今日は皆さんにお伝えしたい内容があるものの、なかなか言語化できなかったり、上手に伝える文才がないため、とても共感した
方のコラムがありましたので、共有をさせて頂きます。

脳と体のコーチングスクール「ホリシニクスアカデミー」学長?も務められ、?ビジネスコーチング実績 5000名以上?(メガバンク・
キャリア官僚など)?、教育会社5社経営(日本/シンガポール/中国)も、著書も何冊もだされている三宅 裕之さんのコラムから
以下を引用させてもらいます。
https://sgplus.co.jp/director/

「残酷な真実ですが、世の中は本当に「カネとコネ」が大切。
例えば、なぜイスラエルやユダヤ人が影響力があるかというと、お金とネットワークを持っているからですよね。Google、Facebook、
ブルームバーグ、セールスフォースなど、名だたる大企業の創業者がユダヤ系。当然ながら政治献金にも繋がる。アメリカの空母ま
で出動することになる。

国も会社も個人も、カネとコネはどちらも不可欠。お金と人脈ってどちらかでけではダメなんです。例えば、スタートアップへのエ
ンジェル投資なども、有望な会社への投資はお金だけあっても案件が回ってきません。紹介があり、その会社へ貢献へ貢献できるこ
とがあってはじめて投資させてもらえる。
重い病気になった時に、その病気の最先端の病院に入院できるのも、金とコネが両方ある人。片方だけだと残念ながら入れてもらえ
ない。外来ですら数ケ月待つことになる。

ユダヤ人の方々に話を戻します。僕がアメリカの大学院に留学していた時の親友もユダヤ人(ジューイッシュ)でした。ユダヤ人と
いうのは宗教のことなので国籍としてはアメリカ人。
彼と一緒に、アフリカを一ケ月かけて旅行したことがある。共にアフリカ最高峰のキリマンジャロに登頂したり。印象的だったのは、
行く先々でお金持ちのユダヤ人の方の家に泊めてもらったこと。世界中にネットワークがあるのが彼ら。良い悪いでなく、強いネッ
トワークが確実にある。国がない中で、言語を守りながら知恵とネットワークだけで数千年生きてきた凄みがある。

先日、UCサンディエゴの大学院で地政学を学んできました。その時にレクチャーをしてくれた、元アメリカ海軍提督の教授も「経済
力」と「同盟」の大切さを何度も力説していました。海軍提督が「軍事力より経済力が大切だ」と言っていたのが衝撃だった。
「経済力と同盟っていうのは、個人の人生で言うと、金と友人だよね」と思いながら聞いていた。そして「金と友人」というのは抽
象度を上げると「有形資産と無形資産」ということ。

世の中は残酷なので、しっかりと「有形資産と無形資産」を築いていきましょう。
優先すべきは人脈や能力などの無形資産です。それらが有形資産を生み出すので。」

ここまで。

私自身、会社を作って18期目に入りました。
起業時の2006年から海外に出て、色んな方にお会いして、海外にネットワークを作りながらビジネスを行ってきましたが、まさにこ
の「お金と人脈」の重要性は増すばかりだと感じます。
常々、無形資産を形にして、有形資産を創っていくと言ってきたわけですが、有形資産もただのお金ではないんです。いわゆる通貨
ではなく、どの資産を持っておくかっも非常に重要なポイントになるということです。この答えが今滞在しているバリにあるのです
が、その理由はおいおいお伝えしていければと思います。


 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


Paradigm Shift -新しい価値観-のパートで無形資産としてのお金というキーワードがでてきました。
これはわかりやすくお金としていますが、実際のところはassetが該当すると思っています。

そしてこのassetは実は、資産タイプと通貨で構成されていると考えています。

では、まず資産についてみていくと、大きくわけると3つのタイプがあり、この資産というものから所得(収入)が生み出されてい
るわけです。ですので、どの資産を保有するかということが非常に意味を持つことになります。

(1)ペーパー・アセット(紙の資産)
株式、債券、投資信託、保険など。ポートフォリオ所得を生みます。

(2)不動産
住宅用物件と商業用物件、土地のみのランドバンキングなどがあり、不動産所得を生みます。

(3)ビジネス
分かりやすくいえば、自販機、特許などの権利などですね。その最終版は自身は現場にはかかわらず会社の株式を所有するなどの
ビジネスオーナーになることです。こちらはいわゆる不労所得を生みます。

資産運用とはこれらの資産をどのように所得(収入)に変えるかの作業です。
これが収入の複線化ということにつながります。セミナーでよくお話をしていますが、蛇口をいくつもつかが重要だということです。
蛇口から出る水はすなわちお金であり、蛇口の数×出てくる量で一定期間で蓄積される資金の量も異なってくるというわけです。
つまり投資とは、つきつめればどの資産を購入するかということなんです。非常に簡単ですね。

そして、そこに掛け合わされるのが通貨です。上記の資産をなんの通貨で持っているかというもの将来を大きく左右するポイントに
なります。そこでは、このマルチカレンシーという考え方を身につけると良いと思います。

“マルチカレンシー”の意味を説明しますと、”マルチ”は「複数の」、”カレンシー”が「通貨」。つまり、”マルチカレンシー”
とは「複数の通貨」という意味です。これは「複数の通貨」を保有することを推奨しているわけではありません。

たとえば日本がこの先、経済的に破綻するような事態が起これば、日本で使用されている日本円の価値は急激に下落してしまうことは
理解できると思います。少なくとも今は全世界的に円が弱くなっており、極端にこれが進行していけば円の一人負けとなります。
日本の中で使う分には問題は感じないかもしれませんが、輸入などを行っている他国とのパワーバランスで急激な物価上昇が突然とい
う事態は考えられなくもない未来ではないかと思います。
実際にガソリン価格なんかは極端にそんな事態に陥りそうです。
また、原発と再エネのせめぎあいの結果、電気代高騰というのも会社経営・家計が直面している事実です。

もちろんこれは、日本円以外の通貨(米ドルやユーロなど)でも起こる可能性は含んでいます。
そのリスクはどの国も抱えていることであり、何も日本だけの問題でもありません。言ってみればコントロールできないリスクに絶え
ず晒されているのが我々です。

そこで複数の通貨を保有するという意味である”マルチカレンシー”の発想が不可欠となるのです。
「この国は、絶対大丈夫!」「この国がまさか無くなるはずないだろう」
こうした未来のことは、神様のみが知ることです。
どんなに世界情勢に詳しい人や、勉強熱心な人であってもピッタリと予想することは不可能です。

そんなことから、真の資産とは、資産タイプ × 通貨(マルチカレンシー)で考える。ことがこの20年でたどり着いた考え方です。

仮にどの国で経済的な破綻が起きても自分の大切な資産を守れるように、そして、子供や孫など次の世代にも資産を残してあげるため
にも、資産タイプ×マルチカレンシーの考えを持っておくことが長期的な賢い生き方につながると思います。


 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」


フィリピン経済に影響を与えるスペイン系財閥と中華系財閥

フィリピン経済に大きな影響を与えているのが「財閥」です。
フィリピンでは、主要な産業は全て財閥が牛耳っています。
この形は、今後も続いていくだろうと予想されます。
フィリピン財閥は、フィリピン経済の8~9割に絡んでいると言われ、かなり大きな影響力があることがわかります。

その財閥にも植民地時代から続いているスペイン系財閥と戦後、急速に力を付けてきた中華系財閥について説明します。

スペイン系財閥:
アヤラ
ソリアノ
ロペス
アラネタ
オルティガス
ツアソン
など

中華系財閥
ゴコンウェイ
シー
ルシオ・タン
コファンコ
ユーチェンコ
マリアノ・ケ
コンセプション・ファミリー
アルフレッド・ラモス
ホセ・ヤオ・カンポス
など

 

スペイン系財閥は、スペイン植民地時代の地主がスタートです。
不動産の収益を、企業買収や株式投資に充てて財産を築きました。
スペイン系財閥は、銀行や保険など、金融分野への進出が目立ちます。

中華系財閥は、戦後、多くの華僑がフィリピンへ渡ってきました。
彼らの多くは、資金の少ない状態から商売を始めました。
そして見事、商売を発展させました。
現在も急速な勢いで事業を伸ばしています。

街角の靴屋スタートの「シー財閥」
空き瓶広いスタートの「ルシオ・タン」
などが有名です。

これらの財閥はフィリピン経済に大きな影響力を持ち、国内外で多くのビジネス活動を行っています。これにより、彼らは雇用創出や経済成長を後押しすると同時に、政治的な影響力を持つこともあります。ただし、個々の財閥によるビジネスの取り組みや社会への貢献は異なるため、それぞれの財閥の活動に対する見方も異なります。

スペイン系の財閥であるアヤラ

18世紀に商社からスタートしました。
「BPI(バンク・オブ・フィリピン・アイランド)」という東南アジア最古の銀行を創立し、サービス部門では通信・水道会社を持ちます。

製造業ではマイクロチップの組立て、食品加工、エビ養殖など20社以上のグループ企業があります。

マカティ地区の開発を盛り上げた

マカティは昔、雑草の生い茂った荒地でした。この地で高級住宅地の開発や工業団地の造成を行なったのが、アヤラ財閥です。
以降、富裕層向け高層マンションや高級レストランが立ち並ぶようになりました。マカティは、今ではフィリピンで最も豊かな土地になりました。

続く