本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


300年余の歴史がある「おわら風の盆」てご存知ですか?
実は、富山はいま、9月1日?3日の3日間で約20万人もの観客が訪れる全国屈指のお祭りでもある「おわら風の盆」で
賑わっています。

その唄と踊りは情緒豊かで気品高く、哀調の中に優雅な趣を有しています。格子戸の民家、土蔵等、昔の面影を残す
町並みに数千のぼんぼりが立ち並び、三味線、胡弓、太鼓の音に合わせて哀調帯びた唄が響く中、格調高い男女の踊り
手が坂の町を流し歩き、編み笠の波が行き過ぎます。

このおわら、一説では、江戸時代文化年間頃、芸達者な人々は、七五調の唄を新作し、唄の中に「おわらひ(大笑い)」
という言葉を差しはさんで町内を練り廻ったのがいつしか「おわら」と唄うようになったというものや、豊年万作を祈
念した「おおわら(大藁)」説、小原村の娘が唄い始めたからと言う「小原村説」などがあります。

そして、二百十日の前後は、台風到来の時節。昔から収穫前の稲が風の被害に遭わないよう、豊作祈願が行われてきま
した。その祭りを「風の盆」というようです。また、富山の地元では休みのことを「ボン(盆日)」という習わしがあ
ったと言われます。種まき盆、植え付け盆、雨降り盆などがあり、その「盆」に名前の由来があるのではないかとも言
われており、これが風の盆の由来と言われています。

祭りがおこなわれる八尾では、このおわらの継承が生活の中心にあるといっても過言ではないほど、踊りの稽古や胡弓
の稽古に時間を割いています。継承している方々の情熱、長い歴史と伝統に裏打ちされた八尾の誇りを感じることがで
きます。これはまさに、未来につながる人々の絆と言えると思います。

私がよく行っているバリ島にも伝統舞踊があり、子供達はメイン演目で踊ることに憧れを持ち、日々稽古にてそのレベ
ルを上げようとする。年長者は彼らにしっかりその技術をたたき込もうとお互いに真剣にぶつかり合っています。
楽団での日々の稽古に人生の縮図を垣間見ることができます。

日本にはほかにも長い歴史や伝統を持つ行事や祭りが数多く残っていると思います。
これらの「伝統ある行事や祭り」を未来へ継承していくことは、地域が有する有形無形のかけがえのない財産を未来へ
繋(つな)いでいくという意味で、今を生きる私たちの大きな責任でもあると思います。
そのためにも、伝統を引き継ぐ担い手の育成、その行事や祭りに関わる交流人口・関係人口を如何(いか)に増やして
いくかが問われているはずです。
これは日本の将来がどうなっていくかということにも非常に関係性の深い事象です。
伝統を残すことで、地域での関係性を深め、未来を創っていくことに他ならないはずです。

 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


今回はpresidents brainで資産運用の先生を務めて頂いている尾崎先生の記事から「金」についての考察をご紹介した
いと思います。
https://seminar.presidents-brain.com

【金価格が初の1グラム1万円!本当に上がったのか?】
先日、日経新聞で面白い記事が出ていました。
ゴールドの国内小売価格が税込みで1グラム1万円の大台に初めて乗せたという記事です。
ネットでは金が上がってるから金に投資しようというような声が上がっていますがこれは疑問があります。
金の価格が上がっているのでしょうか?

ドルで見た時に金の価格というのは上げ幅が縮小して高止まりしています。一方で円での金の価格が上がっているとい
うことは金の価格が上がっているのではなく円の価格が下がっているのです。
ドル円を見てもわかりますが円はずーっと安くなってます。今日ゴールドマンの発表でもありましたが日銀の緩和姿勢が
貫かれると155円にもなるそうです。

たしかに今は世界的にインフレです。モノの価格が上がっています。こういうときに金を買った方がモノの価格の上昇に
連動して資産を増やせるという方がいますがWallstreetjournalに面白い記事がありました。実は金の価格はインフレに
は関係がないというものです。これはしっかりデータを取って調べたもののようなのでぜひ記事を見てください。

じゃあインフレに強い資産は何なのかというとインフレとの相関性が高かったのは灯油と牛、銅の3商品だったようです。
ウシや銅はIG証券で投資することができます。灯油もそうですね。
金や不動産がインフレに強いといわれている錯覚に私も陥っていましたが実はあんまり効果がなかったということですね。
さて、こういったコモディティ投資はリスクを軽減する効果があります。
リスクとは振れ幅のこと。上下に振れるのをコモディティを入れることによって軽減することが可能ですがもちろん株と
比べた時には成長が劣ります。

この成長力が少なくなる分がリスクと割に合うかというのを見ないといけないわけですね。
ポートフォリオを組むときにはぜひ考慮してください。
円安が続いているので正直円に投資するよりはドルか米国株でいいと思いますけどね。

このように事実をつなぎ合わせて検証していくことで、物事の本質を見抜くことができるわけです。
尾崎先生の金融カリキュラムは、座学に加えて、仮説と検証を実際におこなっていくユニークな内容となっています。
presidents brainでも入り口となる初級講座を開催して頂けるようにしていきたいと思います。

 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」


フィリピンについて(1)

フィリピン共和国は人口1億人に達し、男女の比率はほぼ折半した数字、特に、女性が多いと言う事ではありません。
一方、フィリピンは、歴史的に約350年以上スペインの植民地であった事、その後米国の植民地になったことで米
国の影響も受けおり、スペイン・米国文化・思想の混在した社会・文化・習慣が残存しているので、この点、他のア
セアン諸国の特色と異なります。

また、フィリピンは、アセアンの中でも、民主主義を取り入れた最初の国であり、米国がもたらした男女均等労働権、
賃金同一、参政権など忘れてはならないでしょう。

1.世界の中でのフィリピン女性の社会進出の位置図け
毎年世界経済フォーラム(WEF)が公表していますが、フィリピン女性の社会進出は、2013年度で、世界135
カ国中、第8位です。2008、2007、2006年は第6位ですので、上位10位に入る優等生です。(日本は、
第98位)

これは、フィリピン女性の発言の高さが評価され、歴史的背景においても女性の社会参加を阻止された事実はないと
いうことです。故コラソン・アキノ大統領、元アロヨ大統領など二人の女性大統領が誕生しており、スペイン系のDN
Aを持つ女性は、美人でスタイル良く、教養もあり世界ミスコンテストなどでも絶えず上位に入賞しています。

世界的位置付けを理解頂いたので、以下「どうして? WHY?」を解析して行きます。

2. 初等教育のレベルと米国の影響
小学校4年、中学4年、高校2年の教育制度であるが、フィリピンは、2013年より義務教育期間を12年に変更
した。就学率は、89パーセントと日本(99.9パーセント)を下回りますが、英語教育が徹底し、バイリンガル
の国民です。

最近のコールセンターが注目を浴びていると同時に、英会話スクールなど韓国、中国等からの留学生が多く就学して
います。

白人の英語(オーストラリア、ニュージーランド、カナダ等)教師に代わり、フィリピン女性が会話の先生になって
おり。時代の変遷か? 注目を浴びるフィリピンです。識字率は、90パーセントを越えるが、これは国民平均であ
り、若者の識字率は100パーセントに近いと思われます。

続く