本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


今回のフィリピンの渡航はZIPAIRを利用しました。
ところで皆さんは、この航空会社はご存知ですか??

元々はLCCとして国内線やアジア便など中近距離の国際線を中心としてましたが、2018年5月14日、日本航空が新たに
国際線中長距離格安航空会社(LCC)の設立を発表し、7月31日に準備会社として株式会社ティー・ビー・エルとして
設立しました。社名は “To Be Launched” に由来すると言われています。

ZIPAIRが就航しているのはいずれも成田空港第1ターミナル北ウイングより、
バンコク/スワンナプーム国際空港(BKK/VTBS)
ソウル/仁川国際空港(ICN/RKSI)
ホノルル/ダニエル・K・イノウエ国際空港(HNL/PHNL)
シンガポール/シンガポール・チャンギ国際空港(SIN/WSSS)
ロサンゼルス/ロサンゼルス国際空港(LAX/KLAX)
サンノゼ/ノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港(SJC/KSJC)
台北/台湾桃園国際空港(TPE/RCTP)
マニラ/ニノイ・アキノ国際空港(MNL/RPLL)
サンフランシスコ国際空港(SFO/KSFO)

このうちロサンゼルスについてはLCCでは初となる太平洋横断路線で、今までよりずっと低価格で行くことができるよう
になり、北米での旅行に新たな選択肢を加えました。

座席クラスは2つ用意されており、両方利用しましたが、上手に使い分けるのが賢いです。

ZIPAIRのフルフラットシート
機材は大手航空会社でも採用実績が多数あるB787-8(全290席)を使用。乗り心地は折り紙付きです。
そして、従来のLCCとは一線を画すZIPAIRの象徴ともいえるのが、機内に18席あるフルフラットシートです。180度水平に
なるので、ロサンゼルスやホノルルといった長距離のフライトも快適に過ごせます。
開発担当者曰く「長距離路線の開拓を進めるうえでマーケットの動向を見て、ビジネスクラス同等の座席の導入を決めた」
とのことです。

スタンダードシート
ZIPAIRスタンダードシート
もちろん272席あるスタンダードシートも手を抜いてはいません。79cmの前後空間、および43cmの座席幅の座席で、長距離の
フライトでも無理に体に負担をかけない設計となっています。

座席にモニターはありませんが、その代わりコンセントやタブレットホルダーがあります。ZIPAIRでは、ご自身のスマホ・
タブレットで映画やマガジンコンテンツが楽しめる機内エンターテイメントをはじめ、無料Wi-Fiも完備しています。
インターネットはもちろんのこと機内販売の注文・決済も座席に座ったままで可能です。CA(客室乗務員)との接触も最小
限にとどめられています。

機内食も以外に充実しており、勿論のことながら有料になります。
メニューは2022年3月現在、カレー・お蕎麦・国産うな重・牛丼など目移りしそうなほど多彩です。ちなみにCAさんのおすす
めメニューは「バターチキンカレー」、実際に搭乗されたお客様の人気ベスト3は牛丼・スパイシーチキンライス・鶏そぼろ
丼となっています。

搭乗72時間前(一部商品は日本発24時間前・海外発48時間前)に注文予約する必要がありますが、事前に機内食を注文する
ことでフードロスの削減と豊富なメニューをそろえることが可能になったおうです。

チェックインと手荷物については、出発24時間前までに航空券を購入された方はオートチェックインができます。
チェックインに長い行列を作る必要はありません。24時間前以降に予約された方も自動チェックイン機でスムーズチェック
インが可能です。カウンターは受託手荷物(預入手荷物)や伝言事項がある方など一部の方のみの利用でOKとなっています。

そして、実は有料ラウンジもあります。
ZIPAIRでは、成田空港出国手続き後エリアの共用ラウンジを1,600円で利用できます。
ラウンジ第1ターミナル3階(出国手続き後エリア)26番ゲート付近にあり、コーヒーやソフトドリンク・Wi-Fiのサービスが
あり、ビジネスマンの口コミも良好です。

ZIPAIRにはポイント会員サービスがあり、JALのマイルとZIPAIR公式サイトで相互に交換ができます。JALの特典航空券では
手が届かなかった目的地にも行けますね。また、手荷物の受託料金や機内販売にもポイントを利用することができます。

機内持ち込み手荷物は既定の大きさ2個、合計7kgまで無料です。受託手荷物(預け荷物)は1個から有料で、重量は預け荷物1
つあたり14kg、23kg、32kgの3クラス制で、ホームページでの事前購入がおすすめです。当日空港カウンターで重量オーバー
の際も追加料金で1個32kgまで預けられますが、事前予約の料金とは異なっています。こちらそろそろリール&料金改定があり
そうなので、WEBサイトなどでご確認ください!

ZIPAIRサイト
https://www.zipair.net/ja


 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


フィリピンので事業を活用した資産運用を3案件ほどご紹介します。
これまで個別にご案内をしてきておりますが、実際に自社で行っている実業&投資事業です。

①マイクロファイナンス&レンディング
(消費者金融事業)
SDGsにおいても推奨される社会性が高いノーベル平和賞も受賞した貧困層向けの小口融資と不動産担保の金融サービス。

年利で10%程度の配当実績
https://wwcam.co.jp/lp2/

②AFP(フィリピン防衛省関連建設)事業
防衛省関係の建設事業への参入権利。特別なルートから完工すると政府からの入金が行われる施工案件を調達してきてお
り、我々の現地チームが自社施工おこなうか、construction会社へ予算額からこちらの利益分を差し引きプロジェクトを
差配するなどで、いくつものプロジェクトを展開している。
これからのものでいうとパラワン島の港湾開発事業が複数construction会社を使い参入させるプロジェクトを動かしている。

年利で12%程度の配当実績
AFP事業ご案内ver02.pdf
※別途ご希望者に展開

③開発用地の仕込みからの売却
特殊なルートと方法により、割安な土地を仕込み、主に現地デベロッパーへの売却を行う。

3年で2倍(200%)程度
https://note.com/jacksasaki/n/nbedf27f4646b

最後の③については、8月で締め切りの予定であり、期日が来た時点で着地していなければ権利買取の保全策も用意して
いるので、参加には最後のチャンスになると思います。
上記3つのうち、どちらかにご興味あればお気軽にご連絡ください。


 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」


印刷技術が登場する前には世界中では記録媒体として巻物がよく使われ、芸術作品や先人の知恵が記されてきました。
日本でも「源氏物語」や仏教の写経の巻物などが有名です。

インドネシアのバリ島でもロンタールの葉に宗教的な教典、文学、占星術、医薬、伝統的な習慣・儀式などが記された「バ
リ・ロンタール(Lontar Bali)」と呼ばれる巻物があります。これらのバリ・ロンタールはバリの文化、歴史、精神世界に
大きな影響を与えてきました。今回のコラムではバリ・ロンタールとは一体何なのか、代表的なバリ・ロンタールの種類に関
してご紹介したいと思います。

バリ・ロンタールとは、バリ島の伝統的なロンタールの葉に記された手稿を指します。ロンは「葉」、タルは「ロンタルの木」
を表す2つの古ジャワ語に由来しています。バリ・ロンタールは、宗教の経典、文学、歴史的な記録など、さまざまな分野の知
識の記録のほか、親戚に手紙を書いたり日記をつけるなどのコミュニケーションの手段としても用いられていました。バリ・
ロンタールに書かれる文字は18~33文字の基本文字から構成されるアプギダ文字体系のバリ文字が用いられています。

13世紀にインドネシアにはイスラム教の伝播とともに紙も伝来しましたが、バリ島ではインドネシアの他の地域と比較すると紙
の入手が困難であったため、バリ島ではその後何世紀もの間ロンタールの葉は記録媒体として用いられました。バリ島とロンボ
ク島の学校で地元の内容のカリキュラムの一部としてバリ文字とロンタールの葉での筆記は今でも教えられています。近年、バ
リ・ロンタールの保護と保存に力が入れられており、デジタル化やアーカイブ化の取り組みも進められています。これにより、
より多くの人々がバリ・ロンタールという文化的遺産にアクセスできるようになっています。

ロンタールの葉が十分に成長し、枯れない時期である3~4月あるいは9~10月に摘み取り、摘み取った葉を天日干しします。
その後、葉を数日間水に浸し、それを取り出して揉み、また水に浸す作業を数回繰り返します。そして乾燥させた葉を、ガンビエ
、キャンドルナッツ、 クローブ、ジェバグガルム、メスイ、 コショウ、 ナツメグなどのスパイスと一緒に8時間以上煮込みます。

これらのスパイスはヤシの葉の天然防腐剤として機能し、葉の耐久性を向上させ、シロアリなどの害虫被害を防ぐ効果があります。
煮込んだ後、葉に圧力をかけ、表面を滑らかで平らにします。葉は約15日程度(場合によっては数カ月~数年)圧搾され、筆記が
できるようになります。筆記後にヘーゼルナッツオイルなどを表面に塗り、加工することで文字が鮮明に見えるようになります。

バリ・ロンタールは宗教や芸術作品の記録媒体として用いられていましたが、以下のような種類のものがあります。

【Weda Lontar(聖典)】
サンスクリット語や古ジャワ語、バリ語で書かれており、宗教的儀式や村の慣習法などが記されています。

【Agama Lontar(宗教規則、法律、倫理、道徳)】
倫理・道徳に関する記述、法制度などが記されています。

【Usada Lontar(伝統療法)】
様々な薬草やスパイスを用いた伝統療法に関して記されています。精神病、リウマチ、子宮に関する治療など細かく分かれています。
元々はインドから伝わったアユールヴェーダの療法として広がったもので、インドネシアの伝承生薬ジャムゥ(Jamu)と一緒に用いら
れています。バリ島の伝統の医療には全身に葉っぱをすりつぶしたものを塗る方法があり、これらの方法は、伝統医療、マッサージ
や体の浄化など、さまざまな目的で行われます。

【Wariga Lontar(天文学)】
天文学や占星術が記されているほか、神話や建築に関しても取り扱われています。農業やバリ・ヒンドゥー教徒の儀式を執り行う際
の吉日を計算する方法なども記されています。

【Itahasa Lontar(叙事詩)】
散文形式の叙事詩、古いインドのリズムに基づいた叙事詩、バリ語文学などが記されています。

【Babad Lontar(歴史)】
マジャパヒト王国の時代からランガ・ローの反乱に至るまでの歴史的な物語や王国滅亡に関する物語を歌劇にしたものが記されてい
ます。

【Tantri Lontar(物語や走り書き)】
サンスクリット語で書かれた古代インド文学の物語やバリ先住民の物語、王族や学識者による走り書きなどが記されています。

【Prasi Lontar(絵)】
ワヤン(影絵人形劇)から派生した絵が記されています。

このようにバリ・ロンタールはバリ文化・歴史が凝縮された知の宝庫です。なかでもバリの文化としてバリ・ロンタールにも記され
ているような伝統医療は大変有名です。

今回のコラムではバリ島の人々の知の宝庫として大切にされてきた巻物「バリ・ロンタール」に関してご紹介いたしました。関連会
社が昨年業務提携を結んだバリ島のDwijendra大学においてもバリ・アーユルヴェーダなどが記されたロンタールは歴史文化財として
大切に大学内で保管されております。
インドネシアで新規事業を行うにあたり、現地の歴史的背景や文化的背景を深く知ることは非常に重要ですね!