本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


個人的にはまさかという感じでしたが、周りからはいよいよという感じだったようです。
あの贅沢病ともいわれる痛風になってしまいました。

ご存知かと思いますが、一般的には、ある日突然、足の親指などの関節が腫れて激痛におそわれる病気で、男性に多い
病気といわれています。この症状は発作的に起こることから「痛風発作」とよばれ、発作が起こると、2~3日は歩けな
いほどの痛みが続きます。

私の場合は、右足もしくは左足の親指の第2関節が痛くなり、その痛みが1週間で引いていくということが、過去3回ほど
ありました。そのときはなぞの症状に悩んでましたが、今思うとこれが痛風の初期症状だったんですね・・・

そして、今回の症状はというと、Indonesia滞在中に発症しました。
最初はいつものように右親指に痛みがでました。アテンドをさせてもらっていた方がたまたま痛風持ちの方でしたので
常備薬を頂き、一旦落ち着いたかと思いましたが・・・
今回は足首全体までその痛みが及びました。いやー、ホントに痛かったです。
痛風ってきくと、動くと痛さが襲うかのようなイメージがありますが、個人的な感想としては、骨折の鈍痛のような痛み
でその5倍もする痛みがずっと続きます。

痛みがなくなる体勢がないかと動き回りましたが、どの体勢をとっても痛みは変わらず、いよいよバリ島の病院にもお世
話になり、薬をもらってなんとか落ち着いた次第でした。

痛風のメカニズムは以下の通りです。
ヒトが生きていくうえで必要なエネルギーや核酸などの原料になるのがプリン体という物質で、尿酸はプリン体がエネル
ギーとして使われて不要となった老廃物の1つです。尿酸は通常、血液中と尿中に溶けています。
そして通常は、体内の尿酸の量は産生も排泄も同量で、常に一定量に保たれています。ところが、さまざまな生活習慣で
体内に蓄積される尿酸の量が増える場合があります。すなわち、尿酸が過剰につくられたり、腎臓から尿酸の排泄量が少
なくなると体内での尿酸の量が多くなり、高尿酸血症になるというしくみです。
その尿酸(プリン体の老廃物)が関節に蓄積して結晶化し、炎症を起こした状態が痛風です。

水を一日2リットル以上摂取し、食べ物の制限をおこない、適度な運動を行うことが最善の対策と言われています。
痛風の症状がでるのは人間のエマージェンシーシステムが機能している証拠です。この症状が出ないとそのままより重症
な病気となってしまうことも考えられます。

今回を機に、体質改善と身体つくりを行っていきたいと思います。

 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


資産を増やす際に所得の観点からみていくと、所得の種類は大きく4つにあげられます。

・勤労所得(働いて収入を得ること)
・ポートフォリオ所得(保険や株式証券債権など紙ベースから生まれてくる所得)
・不動産所得(商業賃貸、個人賃貸、土地開発など)
・権利所得(ビジネスや著作権を所有)

ここでそれぞれの所得をどう伸ばしていくかが非常に重要になってきます。
ほとんどの方は勤労所得(働いて収入を得ること)がベースで、ベース部分にそれ以外の所得を構築する方法を選択して
います。日本国内での資産運用で大別すると、FX、株式、不動産、このような感じになるのではないでしょうか?
そして、このそれぞれの所得が勤労所得を上回るようになると、その所得を卒業していきます。

仕事を覚えていくほど所得が上がるように、それぞれの所得をあげる際にも勉強・実践は必要になってきます。最近の具
体的な事例はまた別の機会に。

また、投資には「増やすステージ」と「護るステージ」があります。それぞれのステージにより、スタンスは異なってき
ます。そして「増やすステージ」には、コツコツ型と一極集中型が存在しています。

わかりやすく説明すると、コツコツ型とは大事な資産を成長させつつも、なるべく目減りさせないという時間を味方につ
ける投資方法になります。一方で、ある程度のリスクをとってもなるべく短い時間で資産を大きく成長させたいという方
は、一極集中型の投資方法が合っていると言えるでしょう。

前者は、ファイナンシャルプランで経費を見直して、月々に貯蓄できる額を増やし、積立型で資産を大きくしていく方法
です。一方、後者は相場(FX・株式・先物)や特定の不動産案件で、水のカッターで金属を切断するように、自分の資産を
あるところに集中させて、一点突破で大きく資産を増やす方法です。

ここで重要なのは、投資=時間という概念です。
「TIME IS MONEY」とはよく言ったもので、時間を買う行為が投資そのものになります。
時間を大きく味方につけて、効率よく資産を成長させていくわけです。
そして、その蛇口をたくさん増やし、分散投資につなげていきたいものですね。



 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」


今回はインドネシアにおける銀行口座保有率と貯金事情をみていきたいと思います。

2021年の日本の貯蓄額の中央値は二人以上世帯で450万円、平均値は1,563万円で貯蓄率は収入の約30%が平均と言われてい
ます。インドネシアでの貯金事情どのようになっているのでしょうか。
今回のコラムでは、インドネシアの貯金比率、貯金金額などから、インドネシアの貯金事情についてご紹介します。

参考WEBサイト;https://www.keiyobank.co.jp/individual/column/asset/202212001.html

貯金をするうえで銀行口座の保有は欠かせませんが、2011年の20%、2014年の36%、2017年の49%、2021年の51%という銀行
口座保有率を比較すると、インドネシアにおける銀行保有率は32%も増加していますが、まだまだ半数程度でとどまっている
ことが分かります。

続いて、インドネシア、世界平均、近隣諸外国における銀行口座保有率の比較をみていきたいと思います。
世界平均76%、タイ96%、マレーシア88%、日本98%と比べて、インドネシアは52%となっています。近隣諸国と比較しても
とても低い数字であることがわかります。

インドネシアの銀行保有率の伸び率だけを見ると増加傾向ですが、世界やその他の国と比較すると、銀行口座保有率が低いこと
が分かります。
インドネシアにおける銀行口座保有率が低い背景として、インドネシアの人々が保有する資産が少ないことから銀行口座を保有
する必要性がないこと、口座開設に煩雑なイメージを持たれており、銀行口座を開設するために最低預金金額が設定されている
と勘違いしている人なども一定数いることなどが挙げられます。

インドネシアにおける平均貯蓄率は8.5%で、月の平均貯金額は一人あたりRp355,000(約3,327円)です。
所得が高い世帯においても平均貯蓄率は約12.6%と、日本の平均貯蓄率30%と比較すると貯蓄率が低いことが分かります。

インドネシアでは大きな額の買い物をする際に分割払いをすることが多く、またお金の貸し借りも多いので、貯金に回さず月々
のローンの返済に充てる傾向にあります。

一方、新型コロナウイルス の影響で貯蓄への関心は高まっており、2020年に調査会社YouGovにより実施されたお金の使い道につ
いてのアンケートでは、「貯金」と答えた割合が54%にものぼることがわかっています。インドネシアの人々は、決して貯蓄へ
の関心がない訳ではなく、日々の支払いに追われ貯金に回せない人が多いことが考えられます。

一方で、1,000万円以上の額を銀行口座に保有している富裕層も存在しており、2022年時点で約42.9万人の富裕層が銀行口座に
1,000万円以上を保有していることが分かっています。
インドネシアでは銀行口座を開設していない人も多い一方で、このような格差も広がっていることが分かります。そのため、イン
ドネシア政府も銀行口座の保有を促すことは、急務としており、インドネシア政府は、2024年までにインドネシア国内で銀行口座
を保有する成人の割合を90%に引き上げると、2020年に発表しました。
金融アクセスを改善することで、生活水準の向上や格差の解消などを行うことを課題としています。

インドネシアにおいて、国民が銀行口座を保有している割合が少ないことや、貯蓄率が低いという事実を考えながら、ビジネスを
展開することは非常に重要ということですね。例えば、商品を販売する際の支払い方法として、分割払いを取り入れたり、銀行振
り込みではない別の方法を取り入れることによって、購入の決め手となる場合もあります。

このように、インドネシア独自の現状や理解を把握していくことが、インドネシアでビジネスを展開する上で大切であると言えます。

(出典:インドネシア総研)