
本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。
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■Paradigm Shift -新しい価値観-![]() 現在、日本の家計が保有する金融資産の総額は、2000兆円を超えている。 米国の家計金融資産の構成と比べてみると、「現金・預金」の比率が日本は目立って高いことに気付かされる。 岸田内閣が資産倍増計画を打ち出す中で、「貯蓄から投資へ」というスローガンを目にする機会が増えた。 この考え方を、家計金融資産構成比にあてはめると、日本では比率が半分を超えている「現金・預金」を、22年12月末時点で合計14% ただ、この考え方は早計過ぎる。リスクというものが介在されていないように伝えられているからだ。 「貯蓄から投資」の考え方の浸透は果たしてそんなに上手くいくのか? |
■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」![]() 「貯蓄から投資」を進めるにあたり、その考えは実現性があるのかを検証してみたいと思う。 第1に、米国の家計金融資産構成が本当に日本が「貯蓄から投資へ」を進めていく上でのモデルケースになるのかという疑念である。 また、米国では人口が増加を続けており、潜在成長率は、FOMC(連邦公開市場委員会)の長期見通しに沿えば、1.8%である。しかも、 これに対し、人口減・少子高齢化が着実に進んでいる日本の潜在成長率は、株価は最高値を更新したものの4月時点の日銀の推計で0% 第2に、日米の中間形とも言えるユーロ圏の家計金融資産構成をどうみるかという点である。日銀が参考で公表している比較データに ユーロ圏の「株式など」と「投資信託」の構成比合計は30%弱。日本の14%強の2倍ほどだが、米国の52%強よりもかなり低い。 第3に、「貯蓄」から「投資」へと金融資産を振り向ける人々の年齢層である。上記の通り、「貯蓄から投資へ」の旗振り役の一つで 若い世代、中堅どころの働き盛りの世代には、「中長期」目線での金融資産の増加を企図する「貯蓄から投資へ」がフィットする度合 「年代別に見た場合に高齢者の貯蓄額が若い世代よりも多いのは、多くの場合、老後に備えてコツコツためてきたからだろう。公的年金 金融市場にはローリスク・ハイリターンは存在しない。そして、金融市場における投資の成否はあくまで自己責任である。そうしたこ 結局のところ教育でしっかり落とし込んでいくしか、方法はないと感じて
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■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」![]() フィリピンの電力事情 フィリピンは、アジアの中でも電力事情が多くの課題を抱えている国の一つです。 1.電力供給の不足 2.電力料金の高さ 3.再生可能エネルギーの活用 まとめ 西島筆 |