本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


5月8日からIndonesiaのJakartaにはいり、BALI島・Philippinesと滞在し、明日にはバリ島に戻ります。
前半のJakartaでは、PT ROOOM FINANCE INDONESIA JEPANGのパートナーであるインドネシア総研代表のアルビー氏と株式会社Rooom代表の
遠藤氏と現地視察とミーティングを行ってきました。
今回はJakartaでのトピックをご紹介していきます。
JakartaからBandungに移動し、インドネシア総研が手掛ける日本語学校を視察。
数百名を超える申込の中、試験に合格した20名のみ入学が許される日本語学校にはインドネシア全国から20-30代の方がアプライしてきます。
彼らは5ヶ月の日本語&特定技能研修と、日本語や日本文化が堪能で教育系で講演依頼もあるインドネシア総研代表のアルビーのoriginal日式
メソッドが注入されて必要なナレッジを習得してます。

ちなみに第1期生は全員日本での就職先が決定しています。
若くて優秀な人材が欲しい企業さんは要チェックですね。

インドネシア最大のシャリア銀行、3つのイスラム系銀行の合弁であるBank Sharia Indonesia (BSI)との面談。
https://news.lifenesia.com/?p=14298
州のtop 交えてミーティングしましたが、PT ROOOM FINANCE INDONESIA JEPANGにて、投資家向けに案件化できそうな非常に魅力的な提案を
いくつも頂きました。順次公開していきます。

今回の一番の目玉は、銀行の管理物件となっている以下のhotelを購入できます。
https://www.agoda.com/travelday…/hotel/bandung-id.html…
また改めて情報公開していきますが、今すぐ詳細聞きたいという方はお気軽にご連絡ください。

次に、約1300万戸と深刻な住宅不足が課題のインドネシアにおける住宅供給PROJECTです。
インドネシア独自の売建方式により、少額の投資で大きな住宅プロジェクトの実現が可能です。
さらにはこの銀行が医師向けにローンをつけることで、出口も決まっているプロジェクトへの事業投資となるのでかなり固めのPROJECTとなっ
ているのも特徴です。

上記の住宅供給PROJECTの一環として、Amartaグループの社長含む経営陣との面談も別日に行っています。
インドネシアの住宅需要過多に応えるべく、土地仕入から建設販売まで行う中堅デベロッパーです。
年間70-80万件の需要が発生するものの、恒常的に1300万戸足りていない住宅事情。その中でも若者世代をターゲットに絞っており、その
マーケティングの方法も興味を引きものでした。

PT ROOOM FINANCE INDONESIA JEPANGでは彼らとも提携し投資家を繋げることで土地仕入を加速化させるPROJECTを行っていきます。
リターンがレベニューシェアで回収できるのも魅力的だと思います。

さらにはインドネシア大学で大学発ベンチャーとの面談も。
インドネシア大学(インドネシア最古の大学、ランキングはインドネシアで3位らしい)というブランド力を生かし、オンライン学習のコンテ
ンツをB2B2Cで広げるサービス。失業者をカバーする、社会保険制度も活用しての、資格取得コンテンツなどが事業化されています。
我々としては、インドネシア用にコンテンツをローカライズしたうえで、適した広告宣伝、そして営業にて、教育事業や資格事業などをインド
ネシアのマーケットで展開したい企業にはうってつけかもしれません。

そしてPT Rooomfinance Indonesia JepangのオフィスはJakartaの中心地でスタートしています。現在、コワーキングスペースやカフェなどが
併設されたシェアオフィスでスタートしております。スタッフも常駐しており、インドネシアのM&A案件、事業投資案件、進出サポートなどの
発信を行っていきます。今後の展開に乞うご期待!

バリ島編、Philippines編は次回以降でお伝えさせて頂きます。



PT ROOOM FINANCE INDONESIA JEPANGを簡単にご紹介。
構想から5年。3社JVで作った、日本の中小企業のインドネシア進出のための会社となっています。
専門ノウハウを武器に、リアルなプロジェクトを順次公開していきます。

【こんな方におすすめ】
・インドネシア市場の開拓に興味がある方
・インドネシアにビジネス進出を検討している方
・インドネシアの事業案件や不動産に投資をしたい方

【FOUNDER紹介】
〇株式会社インドネシア総合研究所
代表取締役 アルベルトゥス・プラセティオ・ヘル・ヌグロホ(アルビ―)
国際物理オリンピックのインドネシア代表を経験して、2000年に国費留学生として来日。東京大学にて物理学を専攻、東京外国語大学にて日本
課程を専攻。警察大学にてインドネシア語講師を経て、JICAなどの現地調査補佐やHIDAやJR東日本などの技術通訳・商談通訳を多数経験した。
日本とインドネシアの友好関係をもっと深めたい、という思いで2011年に株式会社インドネシア総合研究所を立ち上げて、代表取締役社長に就任。
Indonesiaでは自社での学校運営や飲食事業のリアルなビジネスと、各種案件のスキーム化、大手・優良企業・行政・大学とのコネクターでもあり
ながら、コンサルティングも行っている。

〇株式会社Rooom
代表取締役 遠藤 周作
大学卒業後、PwCあらた監査法人で法定監査・任意監査に従事。ボストン大学でMBA取得後、メリルリンチ日本証券株式会社(現:BofA 証券株式会
社)投資銀行部門にて資金調達業務、M&A業務に従事。2018年より個人の会計事務所を開業し中小企業の記帳代行業務・税務申告業務及び経営支援
業務にもっぱら従事。2021年に経営革新等支援機関として中小企業のコロナ関連融資をはじめ資金調達業務も多く扱う。
実際に業務を行う中で、中小企業のM&Aの非効率化やDD不実施件数の多さを問題視し、高齢化社会における日本の企業の承継に役立つサービスを開
発・普及するため株式会社Rooomを設立。
中小零細企業のM&A・資金調達プラットフォームを提供するプロダクト「FA Room」をIndonesia向けにも提供していく。

〇株式会社プランニングネットワーク
代表取締役 佐々木 卓
1975年生まれ 富山出身 2006年の創業時に立ち上げた海外資産運用事業では、アジアを中心に7か国ほどの運用先と事業提携を結び、研究と実践を
みずからも行い、通貨分散・銘柄分散・国境分散など実践し、海外を活用した節税や相続などの資産保全のコンサルティングを行ってきた。
バリ島では海外不動産の所有と、『楽園BALI-style』という事業を通じて、リゾート不動産開発、ロングスティサポート、オリジナルツアーなどを
行い、Philippines では2016年に法人設立を行い、不動産事業と建設レンディング事業を 行っている。
「誰も教えてくれない日本人のための資産保全術(電子書籍 pdf形式)」は、自身の投資や資産に対する考え方や哲学、ライフプランの考え方をまと
めた一冊と なっている。


※私以外のお二人の専門性は流石の一言です!

 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


今回は久々に”マルチカレンシー”について考察してみたいと思います。

“マルチカレンシー”の意味を説明しますと、”マルチ”は「複数の」、”カレンシー”が「通貨」。つまり、”マルチカレンシー”とは
「複数の通貨」という意味です。これは「複数の通貨」を保有することを推奨しているわけではありません。

無いと思いますが、たとえば日本がこの先、経済的に破綻するような事態が起これば、日本で使用されている日本円の価値は急激に下落して
しまうでしょう。つまり、あなたが保有している日本円は、もしかするとただの紙くず同然となる恐れも潜んでいるというわけです。
これは、日本円以外の通貨(米ドルやユーロなど)でも起こる可能性はあります。そこで複数の通貨をリスクヘッジのために保有するという
意味である”マルチカレンシー”の発想が不可欠となります。

また、マルチカレンシーは、投資ではないので基本的にノーリスクだといえます。
なぜなら、保有している円を外国の通貨に換えるだけだから。一時的な為替の変動などを見れば、リスクがあるように見えるかもしれません。
しかし、そのまま保有する通貨を外国へ行ったときに使用すれば、為替リスクもなくなりますよね。

そのときにポイントとなるのが、日本の銀行を介していない通貨を保有する必要がある、ということ。
「外国の銀行だから、外資系銀行は大丈夫」と思いがちですが、国内にある外資系金融機関は日本の銀行法が適用されるため、日本の銀行と
同じ扱いとなるのです。

さらにマルチカレンシーには、リスク管理以外の面もあります。
実際、インドネシアの銀行などには、年間利息で6%程度が付くこともあるのです。モンゴルやアゼルバイジャンなどに至っては、10%超の銀行
金利ということもあります。こうした銀行と比較してみれば、同じ期間、通貨を保有し続けるのであれば金利の高いところのほうが有利ですよね。

ただし、最近では海外での口座開設も非常に難しくなっていて、現地での在住証明やビザなどを提出しないと開設できないことも多いです。
そのため、海外の視察ツアーなどに参加したり、現地に精通しているところから紹介してもらったりといったかたちで、口座開設を行うことを
オススメします。

個人の面でいうと、リスク管理の意味での通貨分散が必要と言えます。
仮に基軸通貨にしている国で万が一の経済破綻が起きても自分の大切なお金を守れるようにという点と、子供や孫など次の世代にも資産を残して
あげる手段として、このマルチカレンシーの考えは有用です。

ビジネスの面でいうこと、それぞれの国で法人を設立し、事業を行い、収益をあげていることが非常に重要になり、国境を越えて親子関係のある
会社は、必ず送金時の為替や送金手数料、2か国や3か国通算での税金に頭を悩ませることになります。そういう意味でも単独の国でのビジネスを
構築し、資金をその国で回し続けるほうがリスクコントロールができるという意味でも有用と言えますね。

実際に、弊社とお付き合いいただきインドネシアやフィリピンでのビジネスに参加したり、進出されたりするとで、これらも実現できます。
まずは、その一歩を踏み出すことが重要ですね!


 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」


今回はインドネシアのコーヒー事情についてみていきたいと思います。特にインドネシアで人気のあるコーヒーチェーン店をご紹介し
ます。
イスラム教徒が約90%を占めるインドネシアでは、アルコールを飲まない代わりにコーヒーを飲む機会が多くあります。
インドネシアでは老若男女問わずコーヒーが親しまれていますが、特にジャカルタなどの都市部では若者を中心にコーヒーショップがトレンドと
なっており、若者のライフスタイルの一部にもなっています。

そのため、インドネシア国内には多くのコーヒーショップが存在しており、2019年までにインドネシア国内のコーヒーショップの数は2,950店舗
以上に達しています。

インドネシア国内のコーヒー消費量は、年間で13.9%も増加しており、インドネシア国内のコーヒー消費量は、世界平均の8%も上回っています。
また、コーヒーを飲む場所としては、インドネシアの若者はワルンという昔ながらの食堂よりコーヒーチェーン店を好む人が多い傾向にあります。


◆Janji Jiwa(ジャンジジワ)
Janji Jiwaは、インドネシアで一番大きいコーヒチェーン店で、2023年4月時点で、インドネシア国内100都市に900店舗以上を展開しています。
2019年にオープンして以来、驚異的なスピードで拡大し、インドネシアで一番の店舗数を誇ります。
お手頃な価格でコーヒーを楽しむことができるためインドネシアの若者に人気があり、公式Instagramのフォロワー数は2023年4月時点で56.7万人
にも及びます。ドリンクメニューは、Rp15,000~Rp30,000(約135円〜270 円)の価格帯で提供されています。

参考WEBサイト:https://jiwagroup.com/id/brand/detail/1/JanjiJiwa

◆Starbucks(スターバックス)
日本でもお馴染みのスターバックスは、インドネシアでも広く展開されています。
2002年にインドネシアのジャカルタで1店舗目をオープンして以来、インドネシアで22都市、326店舗に広がっています。
また、東南アジアで展開されるスターバックスの中で、ドライブスルーの店舗をオープンしたのは、インドネシアのチカランが1店舗目でした。

インドネシアにある他のコーヒーチェーンに比べると価格帯は高く、一番安いドリンクでもRp26,000〜(約234円)と、インドネシア国内では高
級なコーヒーチェーン店に分類されています。

参考WEBサイト:https://www.starbucks.co.id/about-us/our-heritage/Starbucks-in-indonesia
https://www.julo.co.id/blog/harga-starbucks-ini-dia-11-menu-dengan-harga-di-bawah-50k

◆Kopi Kulo(コピクロ) 2017年にオープンして以来、2023年4月時点でインドネシア国内に250店舗を展開しています。
お洒落なパッケージや、豊富なメニューでインドネシアの若者に人気を博しており、公式Instagramのフォロワー数は2023年4月時点で16.5万人に
及びます。コーヒー以外に、アボカドとミルクで作ったドリンク「Avocatto」が人気です。
また、価格帯もRp15,000(約135円)〜Rp27,000(約243円)とお手頃であることも人気の理由です。

参考WEBサイト:https://kulogroup.com/kedaikopikulo/

◆J.CO Donuts&coffee
J.CO(ジェーコ)という愛称で親しまれている「J.CO Donusts&Coffee」は、上記で紹介したコーヒーチェーンとは異なり、ドーナッツやフローズ
ンヨーグルトなどコーヒ以外の商品にも力を入れています。また、ショッピングモールの中に入っているコーヒーチェーン店として、知られています。
インドネシア国内だけでなく、香港、シンガポール、フィリピン、マレーシア、サウジアラビアに進出しており、海外展開にも力を入れているコー
ヒーチェーン店です。

参考WEBサイト:https://www.jcodonuts.com/id/en/stores

◆Kopi kenangan(コピクナンガン)
2017年にオープンしたKopi Kenanganは、1億9,600万ドルの資金調達をしたスタートアップ企業です。
多くの資金を調達し、短期間でインドネシア各地に店舗を広げています。現在は、既に850店舗以上を展開しており、若者を中心に人気があります
。 可愛く写真を撮りたくなるカップのデザインで、コーヒにタピオカやゼリーを入れるアレンジが可能であったり、コーヒーの他にパンやハンバーガー
などのフードメニューも豊富なことがインドネシアの若者に人気の理由です。

参考WEBサイト:https://kopikenangan.com/outlets


今回ご紹介したコーヒーチェーン店以外にも、インドネシアには多くのコーヒーチェーン店が存在しています。
インドネシア国内でコーヒーの消費量並びに生産量が伸びているのも、以前と比較しコーヒーチェーン店で手軽にコーヒーを楽しむことができるよう
にいなったことが一つの要因ではないでしょうか。
また、インドネシアのコーヒーチェーン店では、アプリを活用した注文の導入など、IT化が進んでおり、今後の取り組みからも目が離せません。

※出展:インドネシア総研