本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


今、メディアで見ない日はないと言っても良いくらい注目を浴びているChatGPT。多くの専門家が革新的な技術と
みなしており、日本のAI業界の第一人者である東京大学の松尾豊教授も、日経新聞のインタビューに「歴史的な
転換期だ」と答えたほどです。

しかしいったい、ChatGPTに何ができて、できないのでしょうか。それによってビジネスはどう変わっていくの
でしょう。本記事では、ChatGPTの概要や、具体的な使用例、ChatGPTによってビジネスはどう変わっていくのか
など、まとめてご説明します。

ChatGPTは、テキストメッセージを入力すると、それに応じた答えを返してくれるAIです。簡単な質問だけでは
なく、文章の要約や、小説や詩の創作、英文の翻訳など、さまざまなことに使えます。

ビジネスの分野において特に期待されているのは、議事録・レポートの作成や、文章の要約、文章のチェック・
校正など、ホワイトカラーが日々実施している業務への活用です。こうした業務の効率化が進めば、人間は
企画や営業など、よりクリエイティブな業務に集中できるようになるでしょう。

特にエクセルやワードなどの業務用ソフトや、会計ソフトなどに応用されることが見込まれています。例えば
従来であれば、エクセル関数を知らなければできなかったような複雑な処理も「?してください」とチャット
でメッセージを打つだけで対応してくれるようになっていくでしょう。近いうちに、表やグラフの作成につい
ても、ChatGPTと連携してより便利なものになっていくかもしれません。

意外と効果的なのが、壁打ち・ブレインストーミングとして使う方法です。ビジネスにおけるマーケティング
の方法や、何かをするときのメリット・デメリット、企画を考える際のアイデアの創出など、さまざまな場面
でChatGPT活用が効果的です。

リサーチ、論点の洗い出しにもChatGPT活用が有効です。自分自身で本格的にリサーチを開始する前に、まずは
ChatGPTに聞いてみることでリサーチをより効率的に実施することができそうです。

例として、
「アンチエイジングサロンを富山に出店する際のメリット・デメリット」を調べてみました。

【メリット】

需要がある:高齢化が進む現代社会において、アンチエイジングへの関心が高まっており、需要があると考えられます。

地域差:富山にはまだまだアンチエイジングサロンが少ないため、ニーズに合致することが期待できます。

売上拡大:サロンが繁盛すれば、売上が拡大する可能性があります。

競合が少ない:富山にはまだまだアンチエイジングサロンが少ないため、競合が少ない状況でビジネスを展開できます。

都市開発:富山市は都市開発が進んでおり、新たなビジネスチャンスが生まれる可能性があります。

【デメリット】

地理的制約:富山は地理的に離れているため、人的・物的資源の調達や移動に制約があるかもしれません。

需要の変化:アンチエイジングに対するニーズは高まっているものの、将来的には需要が減少する可能性もあるため、
将来性についてのリスクがあるかもしれません。

雇用難:人材確保に苦労するかもしれません。

市場調査不足:地域の特性や需要に合わせたサービス提供が必要ですが、市場調査が不足していると、適切なサービス
提供ができない可能性があります。

資金調達:開業には一定の資金が必要ですが、資金調達が難しいかもしれません。

こんな回答をいただきました。色々と活用が検討できそうですね。これからも目が離せませんね。
是非活用したいという方はこちらからどうぞ!
https://openai.com/blog/chatgpt/

 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


今回のParadigm Shiftの記事で、ChatGPTにふれましたので、せっかくなので聞いてみました。
けっして手抜きではありませんのであしからず。

「日本人がすべき資産運用」をテーマとして聞いてみました。
個人の投資目的やリスク許容度によって異なりますが、以下は一般的に考えられるポイントです。

長期的な資産形成の意識
日本人は、老後資金や子供の教育資金などの将来的な出費を見据えた、長期的な資産形成の意識が必要です。
投資対象を選ぶ際には、その運用期間やリターン目標に合わせた投資商品を選ぶことが大切です。

投資対象の多角化
投資対象の多角化は、リスク分散のために重要です。日本国内に留まらず、海外の投資商品や株式、不動産
投資信託など、幅広い投資対象を取り入れることで、リスクを分散させることができます。

地政学的リスクに対する配慮
日本人にとって、地政学的リスクは重要なファクターです。政治情勢や経済状況など、国内外の情勢変化に
応じて、投資対象を見直すことが必要です。

プロの知恵を活用する
投資には知識やスキルが必要です。専門家のアドバイスを受けたり、投資信託やETFなどのプロが運用する
商品を活用することで、賢い投資判断を行うことができます。

税制面の配慮
投資には税制面の配慮が必要です。非課税制度を活用することや、税金の負担を最小限にする投資商品を
選ぶことで、投資収益の最大化を図ることができます。

以上が、日本人がすべき資産運用のポイントです。投資はリスクがつきものであり、投資家自身がリスク
を理解し、適切な投資商品を選択することが大切です。

こうみると私が長年お伝えしてきている内容とほぼ同じようなことをChatGPTが返してくれています。
こうなってくると情報をここから得て、実践をしていくことがさらに重要になっていきそうですね!

 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」


新・フィリピンと日本の歴史(5)

前回は、豊臣秀吉が、文禄元年(1592年)に有力な商人や大名にあててはじめて発行した朱印状には、ルソン(フィリピン)、マカオ(チャイナ)、安南(ベトナム)、トンキン(ベトナム)、チャンパ(ベトナム)、カンボジア、リゴル(タイ)、パタニ(マレー半島)との交易することが明記されているとのことでした。

最終的にうまくいかなかったもののスペインは本状況を打開するためにチャイナ(明)を征服することを決議しており、明の攻略は、明を足がかりに日本をという理由であることも明白でした。
その状況を豊臣秀吉はしっかり「把握」しているという前提が従来の日本の歴史(戦後の歴史)には存在しません。

イエズス会の協力を得て日本人兵士を集め、すでにポルトガル領となっているマカオを奪い明攻略の足掛かりにするという作戦は、そもそも無理があり実現できませんでした。

さきほども記した、秀吉の朱印状には、商売の為に寄港する先にルソン(呂宋)が明記されていました。
そしてその朱印状を携えてルソンに向かった貿易商人原田孫七郎には、スペインのフィリピン総督に宛てた秀吉の書状が手渡されていました。

その書状の内容は戦後の歴史叙述の中ではほとんど紹介されることがないのですが、驚くべき内容が書かれていました。

以下書籍引用

…来春九州肥前に営すべく、時日を移さず、降幡を偃(ふ)せて来服すべし。もし匍匐膝行(ほふくしっこう)遅延する
においては、速やかに征伐を加うべきや、必せり。悔ゆるなかれ、…

(奈良静馬 著『西班牙古文書を通じて見たる日本と比律賓』大日本雄弁会講談社 昭和17年刊 p.42)

意訳すると「来春に九州長崎に軍を駐屯、準備する。降伏して直ちに来航せよ。遅れれば必ず征伐する。後悔する
な。」
意外なことに豊臣秀吉は、スペインのフィリピン総督府あてに降伏勧告状を送っていました。

フィリピン総督のダスマリナスは、わずか400名の兵士では日本軍と戦えないと判断し、日本の使節を歓待し、日本の
実情を探らせるために返書を持たせて使者を送りました。

その後ダスマリナスは、日本人のフィリピンへの侵入を非常に警戒して、食糧・武器の備蓄やマニラ在住日本人の隔
離や、城砦・堡塁の建設など14項目もの対策を立案しています。

複数あるうちの6番目の対策は「マニラ在住の多数日本人はフィリピンにとって脅威なり。この脅威より免れるべく、
これら日本人よりすべての武器を奪いたるうえ、市外特定の場所に移転せしめること。」という対策があります。
今見るとむちゃくちゃな話ですが、これらを読むと如何にスペイン人が日本人を怖れていたかがわかるというもので
す。

秀吉のスペインに対する書簡は全部で3通あり、いずれもスペインを恫喝する内容でした。
勘違い?日本にそんな実力があったの?と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。
それについては次回ご紹介したいと思います。

つづく(西島筆)