本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


インド自動車工業会は14日までに、2022年の国内新車販売台数(一部ブランドを除く)が前年比25.7%増の472万
5472台だったと発表しました。年間ベースで日本を初めて上回り、中国、米国に次ぐ世界3位となりました。

インドと並び約14億人が暮らす中国では、22年に約2686万台が売れています。
これもやはり驚く数字ですね。

インドは今年中に中国を抜いて人口世界一になる見通しで、さらなる市場拡大に期待が集まりそうです。

ちなみに日本の22年販売台数は5.6%減の約420万台と45年ぶりの低水準でした。
日本市場は少子高齢化で縮小傾向が続いており、ピークだった1990年の5割強まで落ち込んでいます。

一方、電気自動車(EV)の2022年1~11月のメーカー別世界販売台数では、上位5位が全て海外勢でした。
米テスラや中国メーカーが上位に名を連ねた一方、日本は日産自動車を含む企業連合の7位が最高でした。
台数と伸び率はというと、首位のテスラは前年同期比55.2%増の約112万7千台、2位の中国メーカー「比亜迪(BYD)」
は約2.8倍の約76万台。日産とフランス大手ルノー、三菱自動車の企業連合は41.3%増の約28万9千台となっています。

エンジン車やハイブリッド車(HV)で存在感を示してきた日本勢だが、EV市場では劣勢に立たされています。

日本の自動車マーケットをみてみたいと思います。
日産自動車と三菱自動車は軽自動車のEVを共同開発し、既存の軽と比較可能な価格帯を実現しています。
トヨタ自動車は新型EVの投入を機に新たな販売手法を取り入れてます。また中国の比亜迪(BYD)が乗用車市場に
参入するなど競争が本格化する見込みです。
2022年は“EV元年”とも言われた日本市場。車各社がEVの競争力の礎を築き、普及を後押しできるかがポイン

になりそうです。

ちなみにBYDは23年1月から順次、EV3車種を発売。25年末までに全国100カ所に販売代理店網を構築し、
対面販売やアフターサービスにも力を入れるようです。

ちなみにこのBYDは、EVなど新エネルギー車の22年1―6月期の販売台数が前年同期比3倍超の64万台と、
世界最大手となった。躍進の一因がEVのコア技術となる電池の開発力だ。1995年に電池メーカーとして創業し、
技術を蓄積。車載向けではリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)の開発を強化し、モーター、制御装置、車台など
基幹部品も一貫して開発、製造する。日系自動車メーカー幹部は他の中国メーカーとの違いを「車載電池だけでなく、
EVに仕上げる総合力に優れる」と分析しています。

23年半ばに投入予定の小型EV「ドルフィン」。中国で21年8月に発売し、毎月約1万台を販売する売れ筋車種
となっている。日産のリーフとサクラの間に位置するモデルとみられ、価格設定を含め日本でどう受け入れられるか
注目される。

日本マーケットに中国EV車がどのように食い込んでくるのか、非常に見ものですね。
世界が大きく動こうとしてるのをヒシヒシと感じます。

 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


1月13日~15日とビックサイトで開催の資産運用エキスポ2023春に行ってきました。
正確に言うと、Philippinesで株主兼役員として参画している銀行買収企業のサポートに行ってきました。
Philippines案件を扱っている会社も5社ほどありましたが、現地に法人を持ちながら構えているのはそのうち2社で、
我々のブースにはPhilippinesのNO1デベロッパーのALAYA子会社の役員もサポートに来てました。

会場の様子はというと、コロナ禍の2年とは異なり、来場者の出足も悪くない感じで、非常に賑わいを見せてました。
色々ブースを見て回りましたが、国内不動産関係と証券口座系がかなり多い状況でした。
海外系はというと、もっとも多いPhilippinesに始まり、カンボジア・ベトナム・バングラデシュ・エジプトの不動産
を取り扱っている会社も出展してました。

ちょっと変わり種をみていくと、

◆オーナーズカスク(ウイスキー樽投資)
ウイスキーといえば、一般的にはバーや酒屋で見かけるようなボトル詰めされた状態のものを想像される方が多いかと
思いますが、ボトル詰めされる前は樽(カスク)の中で何年も、何十年も熟成されています。
そして、熟成年数が経過したウイスキーは、より価値が上昇し高値で取引されることがあります。 ウイスキーの樽(カ
スク)の熟成が若いうちに購入すれば、熟成年数が経過することで、その価値は購入時と比べ上昇するというものです。

◆外貨両替機AE810-DS型
AE810-DS型 (max12通貨、「外貨から円貨両替及び情報端末」としての自動外貨両替機) 外貨両替機(外貨→円貨)及び
情報端末機 床置き仕様。最大12通貨について、投入口に紙幣を挿入するだけで自動的に通貨種別を認識し、当日レート
で日本円に両替する自動外貨両替機です。
払い出し円貨は1万円、千円及び硬貨100円、10円、1円(各1000枚)の各金種です。 投入口には高精度鑑定装置が内蔵され、
レートの更新は遠隔操作が可能、釣り銭切れや、カートリッジフルなどの動作情報も両替機からリモートの管理者PCに
自動配信されます。 高精度鑑定、マネロン対策ソフトウェア実装。 本機は情報端末機能として動画再生やタウン情報、
防災情報等を発信し、クーポンの発行や周辺施設の広告表示も可能

◆TONINO LAMBORGHINI Residences New Capital
Tonino Lamborghini Residences New Capitalは、エジプトの新首都ニューキャピタルで開発、家具など多くのインテリ
アデザイン製品がTonino LamborghiniCasaラインでスタイリングされる高級マンション。
ランボルギーニが手掛ける全200戸、7階建て(日本の表記では8階建て)の高級ブランドマンションは、エジプト政府が
推し進める首都移転計画の新首都に2025年完成が予定されております。 エジプト新首都の開発面積は東京23区の総面積
よりも広い700?で、大きく3つのフェーズに分かれております。
今回の物件は、都市の中心機関が揃う最も大事な第1フェーズに位置しており、このエリアは資産価値が最も高く、エジ
プトニューキャピタルの中で最も富裕層が多く住むことが想定されます。

◆THE SEASONS RESIDENCES 
デベロッパー:野村不動産&三越伊勢丹ホールディングス&FEDERAL LAND
場所:BGC(ボニファシオ グローバル シティ)
こちらの地区はマニラの新都心開発地区として注目されています。 東南アジア初の三越伊勢丹がレジデンスの下に建設。
ショッピングモール付のコンドミニアムになります。

他にも面白そうな会社や案件はありましたので、ご自身で足をお運び頂き見て頂ければと思います。
来年はPhilippinesの土地情報でも出しますかね。きっと参加企業の多くから問い合わせが入ることになると思います笑

 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」

新・フィリピンと日本の歴史(1)

以前、フィリピンの歴史というお題目で数回シリーズをお送りいたしました。
今回はあれからさらに違った情報を手に入れましたので数回に分けてご紹介したいと思います。

以前、フィリピンに渡航したとき、フィリピンの方にフィリピンの歴史を聞いてみたところ、スペインのフィリピン
征服以前のことは何一つわかっていないようなことをおっしゃっておりました。
フィリピン人としてのアイデンティティ。この部分が国民がしっかり確立すれば、フィリピンがより一層の発展に大
いに寄与するのではないかと個人的に思っておりました。

最近、奈良静馬著『西班牙(スペイン)古文書を通じて見たる日本と比律賓(フィリピン)』という戦前に発行された書
籍の現代語訳(漢字や仮名遣いを現代風に書き直したもの)復刻版を見かけまして、入手いたしました。
原本は、国立国会図書館デジタルコレクションでインターネットさえあればいつでも閲覧することが可能です。
https://dl.ndl.go.jp/pid/1041580/1/1

もともと歴史好きの私ではありますが、本書籍を手に取って読みましたら、倭寇や豊臣秀吉に対する見方が大いに変
わりました。
義務教育の日本史では豊臣秀吉の朝鮮出兵はもうろくして正常な判断ができなくなったためと教わっておりました。

ところがこの書籍、今の私たちが授業で受けているとまず語られることがない史実が満載です。
これだけならソースもないトンデモなロマン本になるのですが、日本の歴史では記録に残っていない情報もスペイン
の公文書で裏付けがとられているのです。
この本は戦後秩序を組み上げる上で非常に都合の悪いものでありましたので、GHQによって没収廃棄を命じられた書籍
であるとのことです。

海を隔てているので日本は海外と交流もなかったし、攻め込まれることもなかったというイメージは結構幅広く普遍
化しておりますが、本書に限らず日本に残るさまざまな書籍を読んでみると江戸時代の鎖国(海禁政策)の時期以外
は、日本人は予想を上回るグローバルな活動をしていたことがわかっております。

おさらいといたしまして、フィリピンという呼称は、スペインがフィリピンを領有した時のスペイン国王フェリペ2世
の名前をもとにつけられた名称です。

1565年はスペインがセブ島(ミンダナオ島)を領有した年ですが、同時にグアム島、北マリアナ諸島も植民地化して
おり、1898年に幕を閉じたスペイン領東インドがスタートした時期でもあります。

日本においては、室町将軍の足利義輝が三好三人衆によって暗殺された年で、後の天下人である織田信長はやっと織
田信清を打ち倒し尾張を統一したころでした。
つづく(西島筆)