本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


為替がいよいよ150円を抜けましたねw
今、バリ島におりますが、ついこの間まで1万円で1,300,000ルピアに両替できていたものが、昨日時点では1,010,000でした。
完全に30%ダウンです苦笑

ちなみに昨日は、151円台まで上がったと思いきや為替介入で146円台まで下がるなど、約4円も動きました。
そんなこともあり、円安相場を考えて色んな指標を追いかけてみました。

前回のドル円為替で150円台を付けたのは1990年。
日本の経済、すなわちGDPは名目で1990年代でほぼ頭打ち。

その後失われた20年に入り、2022年までに微増でGDPでの経済規模は約500兆円(約10%)しか成長してないのです。
米国は同じ年数で倍以上にGDPは成長しています。他の先進国と比べると日本はあまりにも低いんですね。

株価に関しても日経平均なんてバブル期を超えてませんし経済規模はそのままとなっています。
正直なところ、為替で円が強くなる理由は見当たりません。

そしてこの後は少子高齢化が確実に進み、人口、生産人口共に著しく減少して、2035年に自動車エンジン産業の減退なども控えています。
実態経済を紐解くと今の150円為替は、経済規模、成長度合い、潜在力とどの分野から見ても妥当なのではないかと思えてきます。

いよいよ、ワーホリで海外で働くと月収2倍という情報も出ています。

こちらのニュースは「円安で注目 “出稼ぎ”日本人…寿司職人は年収8000万円に バイトでも給料“倍以上”」アルバイトで月収40万円超、毎月旅行三昧。

日本の人口減などの先々を考え 「労働移民を受け入れるべきか」という議論をしているうちに、日本の若者が海外に出稼ぎするようになる時代もそう遠く
ないのかもしれませんね。

 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


やはり、こんな時代になると、ますます外貨による収入の複線化を実践していることが貴重になってきます。
メルマガ131号でも関連記事を記載させて頂いてますが、生活・投資・資産保全・人生の過ごし方を世界の中でバランスをとりつつ、様々なリスクに対応できる
ようにしていく考え方である「グローバルスタンス」。
「仕事の自由」「通貨の自由」「国境の自由」というように私は提唱させていただいています。この「グローバルスタンス」のもともとの考え方というのは、
オーレンロースさんというユダヤ系のファイナンシャルコンサルタントの方が提唱している、ある理論に基づいています。

その理論というのがPTMC理論(Portable Occupation Theory with Multi-Currency and Cross-Border Scheme)です。

グローバルスタンスは3つの軸で構成されています。
1つ目は「ポータブルオキュペーション」・・・131号で触れさせていただきました。
2つ目は「マルチカレンシー」
3つ目「クロスボーダー」

Multi-Currency(マルチ・カレンシー)というのは、端的に言ってしまうと複数口座を持つことです。
ここで言っているのは、口座というより、通貨を持つということになります。
これは日本から外貨投資をするのではなくて、その国々での通貨を持つということです。

例えば基軸通貨としてドルが挙げられますが、私自身が持っているのはフィリピン・ペソやインドネシアルピアとなります。自分の日本円をいくつかの通貨に振り
替えて、保有通貨を分けておくということが非常に重要です。

さらに当該国で事業やビジネスを行いながら収益を上げる、すなわち収益の複線化を図りながら、不動産などの保全資産を厚くしていく。
今まさに、円に対してその国の通貨価値がどんどん上がっているわけで、そこに年々上昇する不動産の価値が掛け算されるわけです。
掛け算で資産が増えるような状態になりますから、そういった効果も狙って成長性のある国の通貨を持つということも、私はこの中に組み入れています。

3つ目のCross-Border(クロス・ボーダー・スキーム)ですが、これは国境を超えさせるということになります。
端的に言うと、1つの国ですべてをおこなうのではなく、それぞれの良いとこ取りを、いろんな国で行っていくというのが、Cross-Border Schemeということなんです。
例えば、教育が良い国、資産を運用するのに良い国、資産を守るのに適している国、不動産をするのに適している国、自分が住むのに適している国など、実はそれ
ぞれ国の良さはポイントや見え方によって全然違ってきますよね。

もう一つ例を挙げると、日本は地震の多い国です。
なので、震災が起きてしまった場合でも、海外に別荘などを持っていれば、そこにすぐに飛んでいけたりします。
こういったことも、有事の際に備えた資産保全のやり方として挙げられると思います。

文字だけで見ると、当たり前のことのように感じますが、Cross-Border Schemeの意識がない方は「いずれ海外に資産を保有しよう」という、目標で終わってしまいます。
ですが、普段から「国境を越えた資産のポートフォリオ」を考えていれば、先のことを見据えた資産保全という意識に変わり、早い段階から着手することができるわけです。

 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」


10月14日にフィリピンから移動し、2022年に入り3回目のバリ島です。
来るたびに外国人旅行者の数が増えていると感じます。それに比べて日本人の姿はほぼみられません。
海外渡航条件が緩和されているもののもう少し緩くなり、直行便が就航しないとその数は増えそうもないですね。

現地で、弁護士事務所や不動産会社とミーティングを重ねていますが、来島者にロシア人が非常に増えており、問合せも多いとのこと。
やはり自国が抱えるリスクと、個人のリスクを切り離したいからなんでしょうね。
特にインドネシアは、政府が国教として、「イスラム教」、「ヒンドゥー教」、「キリスト教(プロテスタント・カトリック)」「仏教」「儒教」を認めており、
宗教間紛争が起こりにくいエリアであるということも、いろんな国の移住者を受け入れる素地になっていると思います。

さらに、インドネシアでは民族が多く多様性があるのも魅力の一つとなっています。
インドネシアは、多民族国家で様々な民族が存在しており、その数は約1,340にも及びます。
中でも一番多いのは、ジャワ民族でインドネシア国民の約半数以上を占めます。
民族ごとに言語や文化や伝統が異なりますが、インドネシアでは、お互いの民族の多様性をお互いが受け入れ合って暮らしています。

それを象徴するように、インドネシアの国是は「多様性の中の統一」であり、インドネシアにとって非常に重要な国民の行動や考え方となっています。
多民族国家であるインドネシアの人々は、違いを受け入れることに寛容であり、それはインドネシアの魅力の一つと言えます。

そして、バリ島ではいよいよバリ西部のジャワ島との港ギリマヌクからバドゥン県のムングイまで抜ける全長95.51kmの有料道路の建設が動き出します。
ジュンブラナやタバナンなど数ヶ所にインターチェンジが設置されるデンパサールを結ぶ予定です。

2022年末より段階的な運行を始め、2024年には完成予定とされています。
この道路が開通すれば、今まで山道でどうにもならならない渋滞があった道路(ジャワ島からバリ島中心へ向かうルート)が高速道路でつながり、物流はもちろん、
観光にもプラスになることは間違いありません。
我々が開発してきたバリ島西部のヌガラエリアも一気に価値が増大することでしょう。

今までバリ島の観光といえば、バリ島南部?中央部が中心でしたが、交通アクセスが改良されることにより、全土が観光の対象となります。
そして、もう1つは、ブレレン県に建設予定の新たな空港の話題もありますが、これはまた改めてお伝えしたいと思います。