本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


先週、【億万長者だけが知っている雨の日の傘の借り方 】という本をご紹介しました。
あの本は、様々なリスクから自身を切り離し、究極の中庸を追い求めたライフスタイルの在り方を指南した著書といえます。

一方で、本当の投資というものに特化して描かれている著書もご紹介したいと思います。
いわゆる小手先のテクニック的なものではなく、投資に対する考え方・哲学を感じ取れる内容だと思います。

事業も投資も人生が反映された哲学がないといけないと最近強く思うわけですが、自分の生き方が色濃く反映されるべきものだと感じています。

そういった意味からも
【マネーの公理】
こちらをおススメしています。

日本では2005年に初版となっていますが、もともと英国で1976年に出版され、ウォール街で密かにロングセラーになっている「投機の教科書」です。
なので、普遍的な考えが根底にあるものだと理解してもらえるかと思います。

かつて金融界で名を知られたスイスの金融マフィア「チューリッヒの小鬼たち」による儲けの掟を初めて明文化しているものです。
「豊かな人生を過ごすためにはリスクをとらなければいけない。それも、正しい方法で。正しいリスクの取り方を身につけ、資産を積みあげていく
ための鉄則を凝縮した一冊。カリスマ投資家ラリー・ウィリアムズの愛読書としても知られる」

投機に関する考え方もまとめられており、どのようにお金を掛けていけばよいのか、売りと買いのタイミングや見極め、それらに関する根本的な
判断基準などがわかります。

ちなみに私が響いたのは、第九の公理。

「必要なのは、楽観で無く自信である。むしろ、悲観の中で何としてもやり抜くという自信である。
リスクを取るのは悪いことでは無い。
むしろ、人生においては健全な挑戦である。ただ、悲観的である事を忘れてはいけない。悲観的過ぎる程でもいい。特に失敗に終わった時、期待外れ
の結果になった時どうすべきか考え抜いておく事。
すなわち、いい、投資家、いい投機家は悲観を大事にする。」

みなさんはこの一説をみてどのように感じますか?
正解が記載されているわけではないですが、こちらも投資や投機の在り方が書いてあります。
すべては自己責任ということになりますよね。

投資家のみならず、これから社会に出て資産を形成しようという人、あるいは定年後の資産管理を考えている人にも、ぜひ読んでいただきたい「お金の
教科書」です。まさに「投資」の叡智を凝縮した一冊といえるかもしれません。

 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


昨日10月8日からPhilippinesにはいりました。
14日にBali島に移動し、23日にJakartaに移動。そして、31日に帰国します。

2か国で行っている自身の不動産投資のスタイルについてご紹介したいと思います。
私がメインに捉えている投資が、『ランドバンキング』というものになります。
『ランドバンキング』はポートフォリオの安定化を促進し、世界の富裕層こそが実践している手法になります。

『ランドバンキング』とは、近い将来(3年から8年)の間に値上がりが確実視される土地に、更地の段階で投資をする方法です。
比較的、古くからある資産運用手法で、似たようなビジネスとして世界的に財を成した人物では、ロックフェラー、ウォルト・ディズニー、ドナルド・
トランプ、ハワード・ヒューズなどがあげられます。

不動産投資で有名なものとして、REIT(リート:不動産投資信託)がありますが、こちらは投資信託の色合いが濃く、金融商品に近いものです。
また、物件を所有し、賃料などから収益を得るインカムゲインもありますが、こちらもランドバンキングとは、全く異なる収益モデルとなります。

なおランドバンキングには大きく分けて、ひとつの土地を複数者で購入するファンドタイプと、すべてを自分の名義で取得する不動産タイプがあります。

私が実践しているものは、一般的なランドバンキングのやり方を理解したうえで、参入障壁の高く、競合などが参入できないプランを実践しています。
以下は、一般的なファンドタイプのランドバンキングで、どのように収益を作っていくのか、簡単な流れやポイントなどを記載します。
こちらのプランなどは比較的安価(1万ドルなどから)に参加可能なものが多いです。

【1.土地取得】
まず、ランドバンキングにおける土地取得のポイントです。

・土地が平らであり、すぐに開発が可能であるか?
・ライフラインが整備できているか?
・今後、人口は増加するのか?
・幹線道路へのアクセスは便利なのか?
・具体的な開発プランはあるのか?
・企業誘致などを積極的に行っているか?
・学校、病院が近くにあるか?
・公共、居住地域の開発計画はあるか?

【2.投資組合の組成(シンジケーション)】
次にランドバンキングにおけるシンジケーションとは何か、ご説明します。

・不動産をユニット(不可分持分権)に分割し、投資単位を小口化して魅力的な投資機会が提供される
・投資家は、このユニットを購入し、共同出資持分権者(エクイティ・パートナー)になる

【3.開発計画】
そして付加価値の創出とは何かです。

・コミュニティ計画を最優先として、環境インフラ整備などの要因を基本に、『開発計画草案』を作成
・政府、自治体や開発業者と将来の開発について交渉
・協議、交渉に基づいて『開発計画』を完成

【4.土地売却から完了まで】
最後に、投資家の利益を最大限にするためにはどうするべきか、お伝えします。

・「開発計画」への承認と土地使途の再指定により、対象地を現地の開発業者などに売却する
・開発業者からの購入申込には、持分全体の51%の賛成により売却する
・売却されたら、売却代金を保有ユニット数に応じて分配(投資元本+利益が確定)

ここまでで一般的なランドバンキングの流れはお分かりいただけたと思います。
次回はリスクとメリットをご説明していきます。

 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」


近年、インドネシアではパソコン・スマートフォンの利用率が急速に拡大し、多くのスタートアップがデジタルでのサービスを展開しています。
教育は必要不可欠な分野であることから、インドネシアでも数多くの教育系スタートアップが誕生し、市場は拡大しつつあります。
また、新型コロナウイルスのパンデミックにより、教育分野においても在宅学習・遠隔学習システムが必要不可欠となり、インドネシアにおいて
もオンライン教育の需要は更に高まっています。

今回は、インドネシアにおいて広く知られている教育系スタートアップをご紹介します。
画像はインドネシアにおける教育系スタートアップの知名度を示すグラフです。

特にRuangguruとZeniusの知名度が大変高いことがわかります。
インドネシアではスタートアップ企業は年々増加し、スタートアップ企業が目覚ましい活躍を遂げており、中には評価額が10億USドルを超える
ユニコーン企業や100億USドルを超えるデカコーン企業も存在します。今回上位2位に入ったRuangguruとZeniusは、インドネシアにおける次の
ユニコーン企業になると予測されています。

以下は、インドネシアで知名度の高い教育系スタートアップとその特徴やサービス内容についても見てみましょう!

1.Ruangguru

Ruangguruは2014年に設立され、現在では2200万人以上のユーザーを抱えています。
100以上の分野でサービスを提供する30万人の講師が登録しています。

Ruangguruは、パソコンやスマートフォンからアクセスができ、講師によるチュートリアルやアニメーションを通じて学校のカリキュラムに基づく
学習プラットフォームを提供しています。
インドネシア34州のうち32州政府、並びに326の市/地区政府と提携しており、Ruangguruは、インドネシア全土の学生がいつでもどこでもテクノロ
ジーを通じて質の高い教育にアクセスできることを使命とし、またインドネシアの教師に雇用とさらなる収入を生み出して教師の質を高めることも
目指しています。
教科は学校で学ぶ教科に加え、音楽、スポーツ、外国語などが学べます。対象は小学生~高校生です。

目安料金:250.000ルピア/月~

 

2.Zenius

Ruangguruに続いて高い知名度を獲得したのはZeniusです。ZeniusもRuangguruと同じく学生向けのオンライン学習サービスを提供しており、今年2月
にはインドネシアで知名度の高い学習塾Primagamaを買収しました。Zeniusは2024年までに各地区/都市に1つの学習塾の展開を目標としています。
Zeniusは2007年に設立され、元々はオフラインの個別指導塾として事業を展開していました。Zeniusは、2021年までにWEBサイトとアプリケーション
の登録者数が2000万人に達しています。

料金目安:165.000ルピア/月~

3.Arkademi

Arkademiは2017年に設立され、社会人向けオンライン学習サービスを提供しています。Arkademiでは、職業認定コースが用意されており、キャリア
アップやより良い仕事のためのスキルアップに役立ちます。
Arkademiはインドネシア国内の100以上の学校、認可されたトレーニングセンター、専門の認定機関と提携しており、経験豊富なインストラクターに
よる高品質な講義を受講することができます。
受講できるコースは、金融や言語、PRなどビジネス関連から、イラストや写真、音楽など非常に多岐にわたります。

料金目安;35.000ルピア/セッション~

オンライン学習ツールは一般的な塾に通うよりも金銭面でも安くなる傾向にあるため、インドネシアでは今非常に人気を集めています。

冒頭で述べた通り、特に新型コロナウイルス感染拡大による在宅学習が後押しし、オンライン教育はインドネシアで広く普及し、教育系スタートアップ
は徐々に人気を集めています。

【Indonesia Investors Club=IIC】
IICは、Indonesia進出のプラットフォーム。
こういったインドネシアのマーケットを勉強し、実際に進出を図っていくための会員制サービスが立ち上がります。
これは、海外展開に取り組もうとする優良企業・中小企業・投資家の皆様を主な対象としとコミュニティとなります。

【こんな方におすすめ】
・インドネシア市場の開拓に興味がある方
・インドネシアにビジネス進出を検討している方
・インドネシアの事業案件や不動産に投資をしたい方