本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


なじみ深いアンチエイジングは抗老化医学(こうろうかいがく)と訳され積極的予防医学の一種であり、老化を防ぐために行う
行為の総称であるとされている。
一方、徐々にその名称が知られるようになってきた再生医療は細胞治療ともいわれ、人体の組織が欠損した場合に体が持ってい
る自己修復力を上手く引き出して、その機能を回復させる医学分野です。
主として培養増殖した幹細胞を体内に移植することにより機能的・器質的に障害された臓器や組織の改善や修復を目指す医療です。
これまでの治療法では改善が困難である難治性疾患に対する治療法としても大変期待されていますね。

この再生医療やアンチエイジングの大元である幹細胞とはどんなものかみてみたいと思います。

私たちの体は約60兆個からなる細胞で構成されていますが、細胞の中には、脳や神経、皮膚、心臓、骨などの組織や臓器といった
特定の機能を持つ細胞に「分化」し、自らを複製する能力持つ細胞があります。
その細胞が「幹細胞」です。幹細胞は、傷ついたり弱ったりした細胞を修復、再生、活性化し、日々減っていく細胞を補いながら増
やし活性化する働きを持っています。

幹細胞と呼ばれるには、次の二つの能力が不可欠です。一つは、皮膚、赤血球、血小板など、我々のからだをつくるさまざまな細
胞を作り出す能力(分化能)、もう一つは自分とまったく同じ能力を持った細胞に分裂することができるという能力(自己複製能)です。

現在、再生医療に使える幹細胞には代表的なものとして大きく「ES細胞」「iPS細胞」「体性幹細胞」の3種類があります。
倫理的な問題の壁がある「ES細胞」、世界中で研究が進められているがガン化リスクなどの安全性の課題がある「iPS細胞」、3種類
の幹細胞の中で、医療への応用が最も進んでいるのが「幹細胞(体性幹細胞)」と言われています。

この「幹細胞(体性幹細胞)」を活用した医療事業なども非常に可能性のある分野として位置付けられています。
「幹細胞(体性幹細胞)を採取し、培養センターにて培養、安全性及び性能を厳密にチェックし、点滴などで投与します。投与された
幹細胞は、筋肉や心臓、骨・軟骨、血球、皮膚、神経、その他(肝臓・血管・動脈など)の様々な臓器や組織に分化、活性化を促す効
果が期待できます。

「幹細胞」は、骨髄由来、脂肪由来、歯髄由来、臍帯由来など、採取する場所によりそれぞれ異なる特徴を持ちます。例えば、骨髄
由来は神経再生能、神経細胞への分化能力が高い、脂肪由来は骨、軟骨、血液への分化能力が高いなど、期待する効果への目的に応
じて、選択して治療に利用されます。

効果・効能も期待されるこの再生医学。再生医療の中でもアンチエイジングに特化した最先端のクリニックが私の地元である富山にも
登場しそうです。治療にもアンチエイジングにも活用できる再生医療から目が離せないですね!

 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


IPOとは、「Initial(最初の)Public(公開の)Offering(売り物)」の略で、未上場企業が、新規に株式を証券取引所に上場し、
投資家に株式を取得させることを言います。
株式上場に際し、通常は新たに株式が公募されたり、上場前に株主が保有している株式が売り出されます。これら株式を証券会社を通
じて投資家へ配分することをIPOといいます。
企業にとっては上場することにより、直接金融市場から広く資金調達することが可能となり、また上場することで知名度が上がり、社
会的な信用を高めることができるといったメリットがあります。

一般的には
・上場後の株価が大きく飛躍している銘柄が多い
(過去のIPO銘柄一覧:公開価格比騰落率 https://kabu.com/sp/item/ipo_po/meigara/ipo_past.html) 
・銘柄によっては上場後、数か月の間に株式分割を行う企業が多い
・公募価格(売出価格)は割安に設定されることが多い
・新興企業など歴史が浅い企業が多く、今後の業績急拡大が期待できる

などがあげられます。
これらは証券会社経由で割り当て銘柄があり、それを上場前に購入することにより実現できるものとなります。

かたや、上場請負人のような方がいて、段階的に株式にバリューを持たせ、IPOを果たすことも現実的にある話です。
というか、今そんな感じの話がでており、面白い展開を見せております。

例えばですが・・
現在、A社発行済株式数は2,450株で、株価は1株10万円。時価総額は245,000,000円です。
5億出資予定先があるので、分割するか、株価を5倍以上にします。

この株式を10分割すると、発行済株式数は、24,500株となり、分割後1株10万円で5,000株(5億円)の割当増資をすると、
発行済株式数が29,500株となり、1株10万円なので、A社は払込後、29億5千万の時価総額となります。
そこから3年で上場を目指し、時価総額を1,000億円にすると、1株約339万となります。
その時に必要な1株利益f<PERが高ければ、1株利益は、少なくても達成するというものです。

もちろん最も重要なその企業の事業の新規性・成長性・収益性・社会性(環境や健康に貢献)などのビジネスモデルは重要です。

正直、このステージで感じることは、どれだけその事業にやビジネスモデルに新規性・成長性・収益性・社会性(環境や健康に貢献)
などの強みがあったとしても、ファイナンスに対する知識・人脈・経験がないとその先の組み立てはできないということです。
海外で仕事していても思うことですが、常識の範囲外のご縁や力が作用して、思わぬ結果をもたらすことってたくさんあるんです。

現在、2000万円ほど枠があり、10月7日までは先着順で参画可能とのことです。
今回のお話、気になったという方は個別でお話を聞いていただくことも可能ですので、その際はお気軽にご連絡ください(^^)/

 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」


インドネシアには、医療資格を有するDokter Gigi(歯科医)の他に、医療資格を所有しないTukang Gigi(歯科技工士)も多く存在して
おり、人々に歯のケアを提供しています。Dokter GigiとTukang gigiには、どのような違いがあるのでしょうか??

インドネシアには、インドネシア歯科医師会(PDGI)という政府組織があります。この組織は、主に有資格の歯科医、即ちDokter Gigi
で構成されています。同会事務局長のDiono Susilo氏は、Dokter GigiとTukang Gigiの違いについて、若干現状のTukang Gigiに対して
批判的な見地で以下の様に説明しています。

・権限の違い
Tukang Gigiは、Dokter Gigiに比べると提供できる医療サービスの範囲が限られており、与えられた権限が低いのが特徴です。
Susilo氏によると、Tukang Gigiは入れ歯の装着以外の施術は認められていません。しかし、実際には歯列矯正の器具の装着等を行う
Tukang Gigiも存在しており、Susilo氏はその業務範囲についての実際の管理・運用状況について政府はより厳格な措置をとるべきとの
見方を示しています。

・技術の違い
また、Tukang GigiはDokter Gigiに比べると歯科技術がやや劣るとの報告もあるようです。Susilo氏は、以前Tukang Gigiから施術を受
けた患者を対象とした調査結果から、歯の健康や形状に影響を及ぼしかねない施術ミスが一定数報告されていることを指摘しています。
(事例:生えるはずの歯が生えない等)

・司法審査
上述しました状況を踏まえ、Tukang gigiに関する法規定は、インドネシアの憲法裁判所(MK: Mahkamah Konstitusi )により司法審査を
受けました。Tukang gigiに関する法律は、2004年法律第29号「Praktik Kedokteran(医療行為)」の第73条と第78条に規定されています。
一部のTukang Gigi に対する批判的な意見に反し、この司法審査の結果では、「Tukang gigiは引き続き歯科技工士としての業務の継続
が認められる」ことが発表されました。

以上の点を踏まえ、歯科医師会事務局長のSusilo氏は、インドネシア国民に対して「口腔・歯科治療を受ける際には、Dokter Gigiなど
の信頼できる有能な医療従事者を選択する」よう呼びかけています。