本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


ご存知の方もいると思いますが、BNIという組織があります。ちなみに私も所属というか、新しい支部的なものを立ち
げて、1ヵ月弱ほど経過しようとしています。

これは、1985年にアイヴァン・マイズナー博士により創立された世界最大級のビジネス・リファーラル組織であり、
リファーラルとは紹介を指します。このBNIには、経営者や事業オーナーがお互いにリファーラルを提供しあうための、
仕組みと環境が用意されており、メンバーは、数十人の経営者や事業オーナーで構成される「チャプター」と呼ばれる
グループで信頼関係を築き、お互いにリファーラルを提供するマーケティング活動を行っています。

ちなみにBNIは、「Givers GainR」(ギバーズゲイン)という理念に基づいて活動しており、「与える者は与えられる」
という意味で、他の人の為に行動すれば、その恩恵は巡り巡って自分に返ってくるという考えに基づいています。
このあたりは日本的にいうと「先義後利」という考えがわかりやすいかもしれませんね。

もともとは、中国の儒学・荀子に登場する『義を先にして利を後にする者は栄える』という一文から成る言葉で、わか
りやすく噛み砕くと「利益よりも、まず人としての道義・義理を最優先にしていれば、利益は後から勝手についてくる」
という意味となります。

日本では、元は呉服店から始まった百貨店・大丸創業者の下村彦右衛門(300年前の商人)が立てた経営理念として知
られています。新約聖書の「与える者は与えられる」にも通じる素晴らしい考えですね。

一方で、マーケティングということをを大まかに紐解いてみたいと思いますが、現代ではマーケット(市場)いわゆる
自社の想定顧客群は細分化され、多くの市場がレッドオーシャン化しています。
そんな流れからも、マーケティング手法はいろんな種類のものが存在し、カテゴライズされています。顧客視点での環境、
経済状況、使用ツール、心理状況などに沿ったものが存在しているわけです。

例をあげるとするとこんな感じのものです。
・マスマーケティング
・ダイレクトマーケティング
・webマーケティング
・インバウンドマーケティング
・オムニチャネルマーケティング
・インフルエンサーマーケティング
・SNSマーケティング

ただ、これらはあくまでも一つの手段であり、これらすべてを細分化された対象顧客群に活用していくのは無理があると
いうものです。なので、時代、環境、時勢にあったマーケティング手法を選択していく必要があるのです。

そして、マーケティング自体は企業活動そのものである必要があります。
私の考えるマーケティングの定義は、【継続的に購入し続けて頂く仕組みを作ること】であると思っています。
この継続させていくということが非常に難しいんですけどね・・・

もうかなり以前になりますが、2003年~2008年にかけてマーケティングと企画ということを学びに東京にあるシンクタンク&
ビジネススクールに通っていました。そこではCTPTマーケティングという、concept、target、process、toulの最適化を図り、
ビジネスを組み立てていくというものを教わっていました。

事業自体のconcept と 顧客群いわゆる今だとペルソナといわれるtarget の整合、
そして、
processというお客様の購買心理段階の設計 と それに合わせて使用される印刷物やwebなどのtoulの開発 

これらの最適化を組み立てて、事業計画書・企画書という設計図に落としていくわけです。
ここが私のビジネス、そして資産運用のベースになっています、投資におけるマーケティング思考はまた別の機会で。

なにが言いたいかというと、マーケティングの原理原則を押さえておけば、あらゆるビジネスの設計はそれほど難しくないと
いうことです。それはジョイントビジネス=協業もしかりです。

今の日本は上記で記載した
processというお客様の購買心理段階の設計 と それに合わせて使用される印刷物やwebなどのtoulの開発 
この部分が細分化されたペルソナの数だけ必要ということです。なので、手間・コスト・時間がかかるわけです。
これをレッドオーシャンと呼んでいます。

一方、私が進出しているインドネシアやフィリピンでは、
事業自体のconcept と 顧客群いわゆる今だとペルソナといわれるtarget の整合 を図るだけでも十分に戦えるわけです。
顧客を奪い合うほどの競合が存在していない分野もまだまだたくさん存在しています。
これが具体的にどんなことかというところは、今後の私のビジネスに注目しておいてください。

ちなみに冒頭で記載したBNIですが、発足して1ヵ月弱ほどで私の日本のビジネスにおいて、1億円以上の受注が発生してい
ます。まさに時代、環境、時勢にあったマーケティング活動の一つと言えると思います。

海外ビジネスに、そしてBNIにご興味がある方はお気軽にコンタクトしてください。

 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


為替は本日時点で142円ですねw
なかなかの円安具合です。
今回は、新興国の通貨を保有することのメリットについて触れてみたいと思います。

【新興国の成長と、為替上昇のかけ算】

新興国の経済というのは、発展するに従って日本円に対しての価値は上がっていきます。
新興国だった頃の日本を事例にして見てみると、 少し昔は、1ドル=360円だったわけです。
それが、今はだいたい1ドル=140円くらいですよね。
仮に1ドル=120円だとして、日本円の360円をドルに替えたら、3ドル以上になります。つまり当時と比較して、約3倍の
価値になっているということです。

ここまでお読みになって、あなたはもう新興国が良い理由にお気づきかもしれません。

新興国が良い理由は、【経済の成長性】×【為替の価値上昇】というかけ算が、期待できるからなんですね。
もう少しわかりやすい例を挙げてみましょう。
新興国の不動産を購入した数年後、不動産の価値(キャピタル)が上昇して2倍になったとします。さらにここで、為替の
価値が先ほどのドルと円との計算でいけば3倍です。
これはつまり、不動産の価値【2倍】×為替【3倍】=6倍の価値を、手にしたといえるわけですね。

ここで、為替の考え方としてとらえていただきたいことが2つあります。

・いくつかの通貨に分ける
・為替のパフォーマンスレートの高い通貨を選択して使用する

為替の恩恵を受け取る場合は、この2つを覚えておきましょう。

ここまでお話したような、通貨を複数に分散する考えのことを「マルチカレンシー」といいます。
ちなみにマルチカレンシーは、日本円も含めて4つぐらいに分けて保有するのが良いともいわれています。
なので、私はインドネシア、Philippinesにそれぞれ法人を作り、それぞれインドネシアルピアとフィリピンペソの外貨で
収益があがる体制を作ってきました。

一般的に知られてきましたが、海外口座によっては世界中のATMに対応し、現地通貨で現金を引き出すことができるものも
あります。もちろん、日本でも引き出すことができます。メジャーなとこではセブン銀行やゆうちょ銀行が対応していますね。

こうした海外口座の賢い活用方法は、実践してはじめて理解できるものです。
この部分を理解して、運用をしっかり行う。そして将来のために備えるだけで、為替の心配はなくなっていくわけですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回も楽しみにしていてください。

 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」

フィリピンの義務教育について知っていますか?

フィリピンの義務教育は13年間あります。
初等、中等義務教育として5歳~17歳までの間になります。

日本の義務教育は小学校、中学校で6歳から16歳の10年間になります。
高等学校は義務教育ではありませんが、ほとんどの子供が高校に行くのでほぼ同じ13年間となります。(6歳~18歳)

ただ、フィリピンに行って義務教育過程を終えた大人と接した時に、三角形の面積や九九の掛け算ができない人が多い
ことに気が付きます。
同じ年数の義務教育課程を終えているのにもかかわらず、日本人とここまで違うのはなぜでしょうか?

まず、ひとつめの原因としては、子供の数が多すぎます。
フィリピンは今は、一億人を超え、ほぼ日本と同数の人口が生活しておりますが、平均年齢26歳(2022年5月現在)で
日本の47歳と比べて非常に若い国です。
子供の人口が多すぎるため先生、学校の数が足りず、1日の授業は2交替あるいは3交替で行われており、一人当たりの授業の
時間が2時間や3時間といった少ない数字になってしまっています。

したがって年間授業時間が日本人と比べ1/3ほどとなっています。
13年間勉強しても実際の彼ら彼女らの学力は小学校6年生ほどとなってしまっているのが現状です。

次に、カリキュラムです。
国語はタガログ語(フィリピン語)、英語の授業は幼少時から行われますが、あとは歌、ダンス、ゲーム、宗教(カト
リック)の時間がふんだんに織り込まれております。
ダンスなどはありますが、日本でいう体育の授業がありませんので、海も川も多い国なのに泳げない人が多いという印
象もあります。
また、体育のみならず、算数や理科、歴史、地理といった授業はほとんどみあたりません。
学校は楽しいところというイメージが強いようです。

語学やダンスは幼少のころからやっているので、英語も堪能です。逆に掛け算などの計算は電卓を使うことを前提に
なっているようです。合理的といえば合理的ですが、いざという時に困りそうですね。
西島 筆