本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


マスマーケティング・ダイレクトマーケティング・ゲリラマーケティング・リアルマーケティング・SNSマーケティング・WEBマーケティングなど
色々な呼び名、種類などがありますが、近年、新たなマーケティング手法として注目されてるリファーラルマーケティングという言葉はご存知で
しょうか?

リファーラルマーケティングとは、自社の商品・サービスを、第三者を介して相手企業に紹介することで、購入もしくはサービス利用につなげる
マーケティング手法を指します。紹介を受けた相手が商品の購入やサービスを利用することで、紹介者が企業からインセンティブを受け取るという
流れが一般的です。

リファーラル(referral)とは、「紹介・推薦」という意味で、マーケティングの手法として「紹介・推薦」を利用することをリファーラルマーケ
ティングと呼びます。

また、リファーラルマーケティングとよく似た意味の言葉に口コミマーケティングというものがあります。口コミマーケティングは自然発生した
口コミが購買のきっかけになる一方で、リファーラルマーケティングは口コミを発生させマーケティングに利用するという点において異なります。

リファーラルマーケティングを利用するために行動することで、自社だけの営業力では関わることのない、大企業や上場企業などを相手に取引でき
る可能性が高まります。本来、自社と規模が大きく違う場合には相手にされないことが多いですが、相手との間に信頼されている紹介者がいれば、
営業・商談に持ち込める確率が上がります。

また、リファーラルマーケティングは紹介者を介しているため、相手は自社のことを信頼し取引してくれる場合が多いです。そのため、競合他社と
の競争に勝てる可能性が高まる、というメリットもあります。
さらに、普段の営業活動では知り合えないような業界のビジネスパーソンと関われることもあります。新しい業界の相手と知り合えることで、新た
な事業のきっかけが得られ、ビジネス拡大の可能性が高まります。

リファーラルマーケティングでは、紹介者は企業からのインセンティブを目的に、契約に至る可能性が高いと思われる顧客を紹介してくれます。
そのため、広告を打たなくても見込み顧客が獲得でき、コスト抑制につながります。

SNSなどを利用しオンライン上でリファーラルマーケティングを行う際には、以下の流れで取り組むと良さそうです。

◇プロフィールを最適化する
FacebookやLinkedInなどのSNSの自己紹介・プロフィールを最適な状態にします。
自分や自社が「何をしているのか」「どのような課題解決ができるのか」など、自社のビジネスを紹介し相手の興味を惹きつけるようなプロフィール
を作成する必要があります。

◇ビジネスの可能性がある人を探し、コンタクトを取る
自社のビジネスの目的にあった人や、ビジネスの可能性がある人を、SNSなどで探し出します。
「商品やサービスを売り込むためなのか」「新しい事業を始めるためなのか」など、目的によって必要な相手が変わってきます。
FacebookやLinkedInなどでは、キーワードを使って検索することで、適した相手にコンタクトが取れます。

◇相手と関わりを持つ
SNSへの最新情報の投稿、意思表示などを行い、定期的に相手と関わる必要があります。
継続して有益な情報を発信し続けること、相手の情報に関心を示すことで、信頼関係が築けます。
商品・サービスを購入してくれた相手には、そこから「紹介・推薦」につながるようなキャンペーンを行うのが有効です。このとき、信頼関係が十分に
築けていると、紹介者になってもらえる可能性が高まります。

リファーラルマーケティングを成功に導くには、自社と紹介者間の信頼関係、および自社と紹介相手との信頼関係を築くことが重要です。
「紹介・推薦」がお互いの信頼関係の基に行われることで、商品・サービスの購入につながります。
相手に信頼してもらうためには、SNSやオウンドメディアなどのオンライン上での継続的な情報発信が効果的です。例えば、商品やサービスの導入事例、
業界内での役立つ情報などが挙げられます。

リファーラルマーケティングは、マーケティング戦略が複雑化してきている現在において、わかりやすく、、かつ万人に実践できる非常に効果の高い
マーケティングと言えます。このリファーラルマーケティングを体験されたい方は佐々木までお声がけください。


 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


ゴールドマンサックス社が最新のレポートを出しました。

もちろんすべて英語で出されておりますがこちらいつも見ている中でも特にいろいろな投資先を分析されていて勉強になったレポートだったので軽く
まとめてご紹介します。今後どこに投資したらいいのかを参考にできると思います。

今世界から日本市場のどこが投資妙味あるのかを解説します。

①金利について、最近の物価高から金利を引き続き各国上げる予想をしています。特にカナダですが100bpsの上昇、それに続きECB(ユーロ)も25bpsの
利上げを予想しています。
急速に利上げをしたらその通貨はどうなるでしょうか。上がりますね。ということでCADとEURは上目線でトレードしてもいいとも思います。先日から
ずっとお伝えしているAUDJPYもまだ保有で良いと思います。

②ヨーロッパの原油由来インフレ。ヨーロッパはロシアに1/3のガス輸入を頼っている地域です。
特にノードストリーム1のパイプラインが毎年7月末から8月にかけてメンテナンス期間を迎えます。
ただでさえ供給が難しい現状なのにもかかわらずこれでメンテナンス期間に入ったらさらに原油価格や原油企業の上昇が危惧されます。バフェットも
行っている原油関係の仕込み時期ですね。

③世界株式をまるまる運用してくれる投資信託をみなさんもご存じでしょう。
全世界株式インデックスなんかでよく見ますね。そのおおもとであるMSCIワールドインデックスの業種配分と、各地域ごとで運用しているETFのセクター
でどれくらい多めに入っているかという図があります。

つまり、各国ごとに強みだと投資家だと思われている業種がわかるわけです。この図を見ると日本はCons,Discre(一般消費財)とIndustrials(工業)が
比較的高めのポイントです。
日本語でいうところのホテルやレストランといった消費者向け小売りなんかは一般消費財ですね。一方工業は自動車や機械などですね。

アメリカ株だとやはりテクノロジー企業が多めのポイントです。
株にはETFというのがありその業種をセットで買えます。これらの国の業種全体に投資してみるのもアリだと思います。

ちなみに各国の株の相関係数を示したチャートもあります。
要は一方の資産があがったらもう一方はどんくらい同じ動きをするのかというものですが、これを見ると中国市場が一番独立して動いていますね。
各国の銘柄を組み合わせるときにお使いください。
興味深い資料なのでぜひご覧ください。

 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」

前回まで自由主義の西側諸国からするとなぜと疑問が沸いてしまうマルコス新政権がどうして誕生できたのかという話
をしておりました。

さて、フィリピンはコロナ禍によって財政の赤字が膨れ上がりました。
しかし、単純に財政赤字を改善するという方策を取らず、今後のフィリピンの未来を見据えて、インフラ投資などの経
済を活性化させるための政府支出を削減せずに、経済活性化による税収増を真剣に取り組むべきだとフィリピン中央銀
行総裁が述べております。

この部分に関しては景気が上向きになり税収が増えたという実績があるにもかかわらず消費税増税し国民の消費を減ら
し税収を減らせてしまった日本政府も見習ってほしいところです。

フィリピン経済は2020年に9.6%縮小しましたが、2021年には5.7%成長に回復し、フィリピン政府は、2022年のGDP成
長率7~8%を目標としており、実際目標通りに推移しております。

次期マルコス政権にとって「インフラと鉱業」が重要であるという声があります。

ドゥテルテ政権では、ダバオ市バイパス建設や沿岸道路プロジェクトなどの大規模インフラプロジェクトを実施されま
した地盤であるミンダナオ島が大きな恩恵を受けました。
大規模インフラに続いて鉱業・マイニングはもうひとつの焦点となっております。

マルコス氏はコメの価格を引き下げること。もともと高いエネルギーが現在の国際情勢の影響で不足している対応とし
てバターンの原子力発電所を再開させることを示唆しています。

フィリピンの物価状況と今後の見通し
フィリピンのインフレ率は5月に5.4%と3年半の間で最高水準にあります。
こちらは世界的に不安定な商品価格相場の中でのサプライチェーンの混乱に原因があります。
5月のインフレ率上昇は食品とノンアルコール飲料、電気・水道・ガス、そして原油価格の上昇に伴う輸送価格の上昇
によって引き起こされました。
野菜や根菜などは15.2%増加し、魚介類は6.2%増加しました。
6月のインフレ率は想定よりも低めの4.1%ですが、政策金利を5月に引き上げましたが、インフレ率は今年の残りの期
間に上昇する可能性が高く、第4四半期には6.8%、年間平均は4.8%になると予想されております。

西島筆