本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


7月7日からIndonesiaに来ております。今回は18日まで滞在します。
昨日は、Indonesiaでもその業界では大手の会社2社へ訪問してきました。
目的は、秋からローンチの始まるIndonesia Investors Club (IIC)のデューデリをメインとして視察です。

これまでもこちらでご案内してきたIndonesia Investors Club (IIC)ですが、これはインドネシアのマーケットを勉強し、実際に進出を
図っていくための会員制サービスです。海外展開に取り組もうとする優良企業・中小企業・投資家の皆様を主な対象としとコミュニティ
となります。

【こんな方におすすめ】
◇インドネシア市場の開拓に興味がある方
◇インドネシアにビジネス進出を検討している方
◇インドネシアの事業案件や不動産に投資をしたい方

実際に、インドネシアでも有数のconstruction company であるtotalindo社を訪問。
https://www.totalindo.co.id/

先方は数名の役員含む6名が参加、こちらは通訳含む6名でのミーティングとなりました。
結論としては、これからの事業提携・および投資パートナーを探しており、提携のスキームなどは色々と調整出来るので、進出したい
construction会社にもうってつけのプロジェクトになります。

同社は、1996年の設立から、
工業系
hotel系
商業ビル系
橋梁
社屋・公共
アパートメント
病院
ハウジング
など全般的に行っている。

Baliにもhotelがあるムリアグループからの依頼でのconstructionや、大手デベからの発注、政府系からの発注などのconstruction、
また、アブダビでのconstructionなども請け負い、発注元も多岐に渡ります。

totalindo社がこの半年で抱えているプロジェクト一覧を見せて頂きましたが、そこだけでも1兆3000億ルピアほどの受注となってい
ました。実は、ここに継続的に日本勢が関与できるチャンスがあります。

Philippinesでも見てきたconstruction会社に存在する課題やビジネス背景が、ここIndonesiaでも同様に存在しています。
その点を我々もプレゼンさせて頂きましたところ、コイツ知っているな(笑)という雰囲気になり、そこからの話は早いものでした。
そこにどう関与していくかということですが、2つのルートがあります。

投資家的観点からは、施工時に発生する設備購入充当資金をブリッジファイナンスします。中途金、完工時の入金などで回収できる
ので、一定の利息を付けての返金となります。

事業家的観点からは、construction部分のジョイントベンチャーです。実際に事業としてIndonesiaのconstructionマーケットに参画
して、実益を上げていく形となります。

こちらのプロジェクトについてご興味ある方は個別にご連絡ください。

そして・・・
冷静を保って聞いてましたが、超ワクワクしたお話を一つ。

バリの関連の方は知っている方もたくさんいると思いますが、ギリマヌク(バリ西部の港)からデンパサールまでの高速のプロジェクト
があり、この高速ができると、ヌガラまでが1時間から1時間半圏内になるというものです。

実はtotalindo社ではバリ島でのconstructionプロジェクトも受託しており、まさにこの高速道路の建設を受託しています。
政府が土地提供で建設を民間が行う民間と政府のJVのプロジェクトとなっており、2022年末スタート、2024年終了の予定で動いている
とのことでした。

高速ができるってずっと聞いてましたが、まさか目の前に実際にconstruction会社がいるとは笑
実は一人でテンションあがっていました。
あ、あとこのconstructionプロジェクトにも参画できますので、それはまた個別にお伝えできればと思います。

インドネシアにもPhilippines同様まだまだこれからチャンスがありますね!!

 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


【リスクオフ商品を知っておけば何か起きた時に対応できる】という話

安倍元首相が撃たれたというニュースを昨日の11時30分にニュースで見た時は耳を疑いました。
まさか日本でそんなことが起きるとは思いもよらずです。どのようなことがあっても暴力はいけない。

安倍さん心肺停止と報道されていますが奇跡が起きてくれることを願っています。
※8日午後に配信の情報です。

さてみなさんこの11時30分のタイミングマーケット見られていた方いますか?有事の〇〇という言葉があります。
ウクライナロシアの時もそうですがなにか危険なニュースが出た時にはマーケットがどのように動くかを知っておけば次起きた時に
スタートダッシュ走れます。

今回利益を取れた方は東日本大震災の時の円高を覚えていた方ではないでしょうか。こういった危険な状態のことをリスクオフとい
います。逆に平和に投資家が強気にマーケットを見ている状態をリスクオンといいます。
このリスクオフの時に買われる商品、リスクオンの時に買われる商品を知っていると知ってないとでは大違いですね。

では代表的なリスクオフの時に買われる商品を挙げておきます。
・円
・スイスフラン
・ドル
・金
・プットオプション
などですね。

逆に他はほとんど売られるので手を出してはだめです。
というかそもそもこういった危険が高い時には手は出しちゃダメなんですけどね。ちょっとおこづかいを稼ぎたいという方はこれら
覚えておいたら得です。

具体的な理由はこじつけられるのですが、正直「みんながそう思っているからそう動く」というのが一番な答えです。
今日も円は大きく買われました。円が買われるということは円高ですね。ドル円をショートすればついて行けたかもしれません。
金なんかは逆に買われます。

もし大きな戦争が起きた時に通貨を当てにできるかというととりあえず金に逃げておこうという動きになるのです。

リーマンショックのときやコロナショックのときも金は上昇しましたね。
有事の円や有事の金といわれるように何か起こったときにこれ知っておけばすぐに対応ができるはずです。

逆に一度そちらに動いた後もとの価格に戻ってくるのを狙うのもアリですね。
https://www.oanda.jp/lab-education/oanda_lab/oanda_rab/currency_power_balance/
※通貨の強弱チャート

◆こちらのコラムでご案内しているプロの専門家が講師となり、様々な情報を提供してもらえるコミュニティ
【お金と資産を残したい社長のためのクローズドコミュニティPresidents Brain】。
経営者、社長、個人事業主、フリーランスの方々の傍らにお金や資産運用について本物の公正中立なプロが寄り添い、アドバイスやサポート
を受けられるサービスです。いわば、社長のとっておきの頭脳ということです。
今日のような情報からも予測ができるようになり、見通しを立てれる、マーケティング&インベスターのスキルも身に付きます。

 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」

1回お休みしたマルコス新大統領就任について。をご紹介いたします。
今回は最終回となります。

フィリピン マルコスJr.新大統領 Vol.3

前回マルコス元大統領とその妻のイメルダ夫人が国家の私物化をすすめ、国外追放した政敵であり人気のあったベニグ
ノ・アキノ(ニノイ)の帰国時に白昼堂々暗殺し国際的な評判が地に落ちたという話をしました。

当時フィリピンは、観光業と諸外国への出稼ぎが、外貨獲得の主な手法でありました。
今回のアキノ暗殺事件によりこの外貨獲得がうまくいかなくなり、外貨獲得がガクンと落ちてしまいました。

フィリピン政府は、振興策を立てたりしましたが、空振りに終わり失業率が72年の戒厳令の時期で6.3%だったのが、暗
殺事件後の85年には12.5%と2倍近くに膨れ上がりました。(8人に1人が失業している状態)

戒厳令がしかれて強権が発動していても景気がよければ、何も問題は発生しておりませんでしたが、フィリピン経済が
ボロボロになってしまうと、独裁政権を打倒しようとする民主化運動が起こり始めました。

そしてとても押さえつけられる状況になくなってきたため、突如大統領選挙を実施することを発表し、世界中を驚かせ
ました。
暗殺されたベニグノ・アキノ氏の妻であるコラソン・アキノ氏は当初大統領選に立候補することに消極的でしたが、10
0万人以上の署名が集まり、人々の想いに説得され、当初協力を拒んでいた夫の親友サルバドール・ラウレル氏(後の
副大統領)と共闘しマルコス現大統領と対抗することになりました。

1986年2月の大統領選では、マルコス現大統領も、コラソン・アキノ氏も勝利宣言しました。
後にマルコス陣営で得票不正操作が判明し、国防相や参謀長らが決起、100万以上の国民がこれを支持したことで、マ
ルコス大統領は権力を失い、2月25日にコラソン・アキノ氏が大統領就任宣言を行いました。

後にマルコス一家はアメリカ軍に北フィリピン避難を要請したもののハワイへ飛び、事実上の亡命に追い込まれました。
これをエドゥサ革命、もしくはピープル・パワー革命と呼称しています。

西側(自由主義陣営)のマスコミ及びインテリ層は、独裁政治による強権、人権侵害が原因で民主化が行われたとして
おりますが、その考えのみで分析してしまうとこの度の大統領選でフェルディナンド・マルコス氏(ボンボンマルコ
ス)が大統領に当選してしまったことの説明が付かなくなります。(今の世代が当時の独裁政権を知らないというこじ
つけをしようにも忘れ去られるほど時間は経っておりません。

マルコス元大統領が失脚した原因は非人道的で強権的な独裁政治にあるという要素よりも景気、失業率といった国民の
暮らしに問題があったとみることが、正しい分析なのではないかと思われます。
西島筆