本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-

4月22日~29日と約2年ぶりとなるPhilippinesへ行ってきました。
不動産事業・金融事業・中古ブランド品事業など実りある渡航となりました。
まだ、詳細をお伝えできないこともたくさんあるので、形になってきたら改めてご報告させて頂きます。

そんな中でもPhilippinesでも非常に人気の高いカジノのお話を。
Philippinesにおいてカジノは合法でです。
アメリカのラスベガスと同様に政府関連機関が管理しています。
”PAGCOR”「Philippine Amusement and Gaming Corporation」と呼ばれ、1869年の大統領令によって設立された政府所有の管理
された企業で、 内国歳入局および税関局に次ぐ、フィリピン政府への最大の歳入貢献者となっています。

Philippinesでは、すでにいくつものエンターテインメントカジノホテルなどが点在しており、非常に人気を博しているが、日本資本
のカジノであるOKADA MANILARも人気です。
カジノフロアだけでなく、世界最大級の噴水、ラグジュアリーなホテル、高級商業施設、世界各国の料理を提供するファインダイニ
ング、ガラスドームに覆われたビーチクラブやナイトクラブなど、総合的なエンターテインメントを提供するマニラ最大級のカジノ・
エンターテインメントリゾートです。

https://www.universal-777.com/corporate/business/okada-manila/

このOKADA MANILARは株式会社ユニバーサルエンターテインメントにより運営されており、パチンコやスロットの業界ではアルゼとい
えば聞き覚えがある企業かもしれないですね。
業歴の中では、パチンコ・スロットの遊技機の製造なども行っており、現在はではカジノで使用される遊技機などの開発なども行っています。
ある意味、OKADA MANILAR自体が巨大な展示場であるともいえます。
実は、これ日本のIR法案に対応するために実務経験を積むために出店したとも言われている。確かに実績があること自体が大きなアド
バンテージあることは間違いありません。

さて、日本にカジノを導入する場合、どのようなメリットがあげられるでしょうか。
個々によりさまざまな意見があると思いますが、ここでは巷でいわれているメリットを5つ挙げてみました。

・外国人観光客増加による経済効果
・インフラ整備による地域の活性化
・地域雇用の創出
・税収アップによる財政健全化
・自治体サービスの向上

一方でメリットがあるものにはデメリットがつきものなわけで、日本にカジノを導入するデメリットは何でしょうか??

・ギャンブル依存症の増加
・治安の悪化
・マネーロンダリングの可能性

これらメリット・デメリットのそれぞれの詳細はまた今度取り上げるとして、「税収アップによる財政健全化」についてみてみたいと思います。

皆さんがイメージしやすいようにシンガポールのマリーナベイサンズ(以下、MBS)と同程度のIR施設が日本に設置されたと仮定しましょう。
デロイトトーマツにおける財務数値(カジノ売上高:約2,500億円、非カジノ売上高:約600億円)を参考にすると、GGR等比例負担のカジノ
納付金は約750億円(2,500億円×30%)となります。

ちなみに日本人及び国内居住の外国人に対して1日(24時間)単位で徴収されるカジノ施設入場料の税収も見込まれます。
海外のカジノは週単位での納税であったり、不正ができないようにトラッキングを追っていくシステムもあることから、個人的には、コロナ禍
で経済的に大きな打撃を受けている日本においてのあらたな税収コンテンツとして、これからのインバウンド事業として外国人観光客を取り込む
コンテンツとしても大きく期待できると思います。

 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


【財務諸表からわかる稼ぎ方】
さて、決算シーズンです。
いろいろなところで話題になっていますね。

株価も上がったり下がったりです。財務諸表というのが見れます。いわば会社のカルテです。
PL,BS,キャッシュフロー表の3つで成り立っています。

PL(損益計算書)を見ればその年なにでどれだけ稼いだか、損したかというのがわかります。BS(貸借対照表)を見れば今会社が
なんの資産をもっていてどれくらい借金しているかなどの現状を知ることができます。

参考になる簡単に勉強できる本を紹介しておきますね。
これを知ると何がわかるかというと私たちが見ている世界とはまた違った目線で会社をみることができます。

たとえばハンバーガーで有名なマック。
みなさんバーガーだけ売っている会社だと思っていませんか?しかし財務諸表を見ると不動産会社であることがわかります。
サントリーなんかもそうですね。

昨日ツイッターで面白い記事を見つけたので共有しておきます。
私か、皆様のお子様世代で流行ったゲーム「三国無双」というのがあります。
戦場を駆け抜けられるスケールが売りでストレス発散にもってこいのゲームです。

コーエーテクモという日本の会社が作っているゲームでそのあとも戦国無双、ワンピースの海賊無双など様々なコラボもして大変
人気のゲーム会社です。

が、みなさんこれゲーム会社だと思っていませんか?実はバリバリの運用会社です。3月期の決算を載せておきますね。営業利益
つまりゲームの売り上げによる利益は345億円です。営業外収益は本業以外の収益ですね。

投資有価証券売却益234億円、デリバティブ18億円の合計約340億円が投資の運用で稼いでいます。
損失は190億円なので差し引き141億円のプラスをたたき出しております。

ゲームの利益と比べても恐ろしい大きさです。
自社で100億円稼ぎ出すおそろしいトレーダーを抱えていることがわかります。

運用無双状態です。
今からは個人もそうですがどの会社でも投資は必要です。
法人でもだれかお財布を運用してくれる人は必須ですね。こういった企業のおもしろい稼ぎ方がわかります。

先日ちょうど話題のエクシアの財務諸表の話になりました。不動産で運用しているはずなのに固定資産がない。。。
この基本知識を知っておくと詐欺にもひっかかりにくいですね。

※株式会社コーエーテクモホールディングス 決算短信
https://www.koeitecmo.co.jp/ir/docs/ir1_20220425.pdf

 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」

フィリピンの可能性のお話し

アジアの都市で発展性があるかどうかという観点で見てみましょう。
日本においてかつての江戸は100万人都市で世界を見渡してみても例を見ない人口の多さで当時世界一位であったという
話を聞きます。
1721年(享保6年)に町人人口が50万人を突破し、武家や寺社の人口を加えて100万人の人口が住んでいました。

最盛期の江戸には110~130万人の人口がいたといわれています。
当時の2番目といわれた年は、産業革命以降のロンドンで85万人でした。

これは当時の水準でその人口が利用する水が供給でき、さらにその人口を賄う食糧が供給(輸送も含め)できるかどうか
という部分が非常に重要な要素です。

関東平野には隅田川、荒川、江戸川と多くの人口が住んでも対応できる水量があるので、現在でも関東の首都圏でみると
3780万人という大きな人口が生活しています。

かつては北平ともいわれた北京(ベイジン・ペキン)は中華人民共和国の首都で順調に人口(2154万 :2018年)が増え
ていきましたが、近隣の農村で節水制限をしなければ北京に十分な水量を供給できないレベルで水量が足りず、今後これ
以上北京の人口を増やすことができない状態になりました。

さて、ここでフィリピンでの人口が多く密度が高い地域といいますと、Metro Manila(メトロマニラ)はマニラ首都圏と
訳します。
マニラ市、マカティ市、ケソン市からなるマニラ首都圏には2300万人の人口が住み、世界第5位になります。

平均年齢が48歳と非常に高齢化している日本では今後人口が増えることは非常に難しいですが、現在の日本とほぼ同じ規
模の人口がいるフィリピンの平均年齢は23.7歳です。

この数値だけ見てもバブル崩壊が30年以上先だと見込まれているフィリピンにおいては、今後もまだまだ経済発展の可能
性は十分だといえるでしょう。