本メルマガは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


先日、セミナーに久々に参加しました。
講師は、著書で「一生お金に困らない山投資の始め方」を書かれた永野 彰一氏です。

1990年生まれで早稲田大学法学部卒業。14歳の時に取得した「乙種第4類危険物取扱者」を手始めに、100を超える資格を高校在学中の
2年間に取得。最年少取得記録を多数保有しています。プロの雀士でもあり、現在は不動産投資家として活動され、全国に数百の山を所有
していることから「山王」と呼ばれています。テレビ東京『日経スペシャル ガイアの夜明け』などメディアにも多数出演されています

本に記載されていることを中心にお話しいただきましたが、実は記載されていないことも色々とお話されていました。
賢い方はお気づきかと思いますが、著書で触れていない情報のほうが貴重なんですよね。

本の構成としては、
僕はこうして宝の山と出会った!
第1章 地味に稼げる! 「山投資」の魅力と儲け方
第2章 お金がなくても不動産投資で成功する方法
第3章 だからうまくいった! 「山王」流・投資成功の絶対法則
第3章Part1 ビジネスで大きく稼ぐための「着眼点」
第3章Part2 投資家として生き抜くための金銭感覚
第3章Part3 成功するための「時間」と「人脈」の作り方
塵も積もれば山となる

こんな感じですが、山を所有すると、そこに建つ電柱や送電塔から「敷地料」が入ってきます。電柱1本あたりの収入はわずかですが、数が多いので、
お金は着実に貯まります。管理の手間などはほぼかからないため、ほうっておいてもお金が入るのが「山投資」の魅力と言われています。

では、なぜそれほど多くの山を手に入れられるのか?
ここが一番のポイントとなります。少ない元手でリスクを最小限に抑え、地道に利益を生むためにはどうすればいいのか、試行錯誤を繰り返した末に
辿り着いたのが、著者のオリジナルの投資法です。

ひとつは「1円で山を購入する」という方法です。
もうひとつは、「売り主からお金をもらって山を引き取る」という、さらに一歩進んだ方法です。

常識では考えられないというか、まるで夢物語のように思うでしょうが、どちらも著者が実際にやっている現実の話です。その詳細については、本を
お読みになることで内容がたくさん書いてありますので、気になる方は是非ご覧になってください。
おそらく日本人のほとんどの方はまだ知らない、山のオーナーになってお金を稼ぐ方法が載っています。

セミナーに参加して、また懇親会で著者の永野さんとお話して感じたポイントをいくつが挙げるとしたら、

・全国を車移動している
どこにどんな町が形成されていて、どんな特徴があるかを探るための完全に物件やエリア特性を見抜く下見だと感じました。バリの兄貴も車などでぜん
ぜん関係のないところをドライブなどでまわって不動産の一次情報や関連情報の取得に動いています。

・ブル―オーシャン
とにかく競合のいない戦い方をする。競合のいない場所を考える。これを実践することでレッドオーシャンを遠ざけての戦い行っています。今その事象に
あるということは、過去から仕掛けてきた結果であり、これからの未来に対しても同様の思考をもって対策をしています。

・マーケティング思考
100件電話かけて1件であえればOK。とにかく1000件電話する。これは山の仕入れにおける行動ですが、はっきり言ってしまえば利は仕入れに有りを
実践しているわけで、投資というよりはビジネスに近い感覚です。

私は、この考え方の本質を理解できればOKだと思っています。これを置き換え理論で自身のおこなっているビジネスや投資に置き換えることが成功
への近道ではないかと思います。


 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」


【アメリカで大きいヘッジファンド40社が選ぶ取引銘柄ベスト10】

さて、おもしろい記事を英語で見つけたので共有しておきます。
アメリカのヘッジファンドの中で運用額3500億円以上のファンド40社から一番取引されている銘柄ベスト10で運用した場合どれくらい成績が出るのか
という調査です。

2016年の初めから50銘柄を調べ選ばれた10銘柄と比較してどれくらいプラスだったかを見ます。

結果はこちらです。
S&P500で取引すると2016年から約2倍の+109.7%の成績がでます。

しかしベスト10で運用した場合倍の+194.8%になるそうです。
100万円を入れていたら300万円になってることになります。

S&P500で運用するよりもかなりいいですね。
実はこの銘柄公開されています。なのでだれでも簡単にできちゃうわけです。

画像が4月1日時点でのベスト10です。

やっぱりアップルは入ってきますね。
Apple
Bath&Body works,
Charter Communication
Incyte Corporation
Mastercard
Moody’s Corporation
Netflix
Qualcom
TransDigm Group
Visa

さてみなさんが投資していたものは入っていたでしょうか。

そもそもご存じの企業があったでしょうか。
アップル、マスターカード、ネットフリックス、ビザカードくらいではないでしょうか。
それらのビジネスモデルはご存じだと思いますが、日本ではマイナーな銘柄を紹介しておきます。

Bath&Body works,は石鹸とか、シャンプーを売っているところですね。
たしかにみなさんコロナになってから石鹸て使う機会多くなりましたよね。
今後のウィズコロナ時代でも売れていきそうです。

Charter Communicationはケーブルテレビの会社の大御所です。
1948年からある全米41州でサービスが行われています。
コロナで家に引きこもることが多い中ケーブルテレビとネットフリックスは市民の味方ですね。

私が前から押している米国株ZoetisとAbbiveと同様に医療関係の会社がこのIncyteです。
がんや炎症および自己免疫疾患などに対応している会社です。
2002年に創薬を開始して世界で科学者800人以上を含む、1700人を超える従業員を有する大企業です。

これのまったく真似をしてもいいと思いますしここから参考に自分の興味を持った企業や業種を調べてみるのもアリだと思います。
ぜひ買ってみたいという方はご相談ください。


 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」

インドネシアに根付く文化として、【gotong royong(ゴトン・ロヨン)】(相互扶助)というものがあります。
インドネシアの集落やコミュニティでは、日頃よりこのゴトン・ロヨンを行い協力し合って暮らしています。また、この相互扶助の精神は、大多数のインドネシア人が
信仰しているイスラム教の教えが強く影響しています。今回のコラムでは、インドネシアにおけるゴトン・ロヨン(相互扶助)についてご紹介していきます。

インドネシアで相互扶助の精神や行動を、「ゴトン・ロヨン(gotong royong)」と言い、ジャワ島を起源としインドネシアの様々な地域で浸透しています。
ゴトン・ロヨンという言葉は、インドネシアのジャワ島の地域語であるジャワ語で“一緒に仕事をする”という意味です。
また、インドネシアの文部科学省は、ゴトン・ロヨンは一個人の利益を優先するのではなく、お互いの幸せのために協力し合って物事を達成する活動であると述べています。

参考WEBサイト:https://www.suara.com/news/2021/10/16/191145/pengertian-tujuan-dan-manfaat-gotong-royong-di-lingkungan-sekitar

◇ゴトン・ロヨンの目的と意義
インドネシアでゴトン・ロヨンの精神が行きわたっているのは以下の様な理由からです。

1、周囲の人々との良好な関係を作る
2、協力して問題を解決し一体感を生み出す
3、協力する事で皆の安全と良好な環境を守る
4、相互扶助の姿勢を育む
5、結束を強める
6、一人の負担を軽くして皆で支えあう

ゴトン・ロヨンにより、周囲との良好な関係が出来、その結果強い結束が生まれ、たとえ困難な状況でも孤立感はなく、共に明るく乗り越えられる人々の団結力に発展し
ていきます。そしてインドネシアでは、家族愛や兄弟愛が非常に強く、これもゴトン・ロヨンの精神が関係しているのでしょう。

ゴトン・ロヨンの例をあげると以下の様になります。

・地域奉仕活動
町のお掃除、家の修繕の手伝い、農業の手伝い、モスク建設にあたる寄付など

・災害対応
災害が起きた際のコミュニティでの助け合い

・学校活動
学校で一緒に勉強をすること、一緒に掃除を行うことなど

農業のお手伝いや家の修繕のお手伝いをすることは日本では少ないですが、災害時に互いに助け合ったり、学校で一緒に勉強することは日本でもよく行われています。
協調性や人を思いやる行動はそのものがとても気持ちの良いものです。そしてそれがインドネシアのゴトン・ロヨンに近い感覚です。

参考WEBサイト:https://rukam.bangka.go.id/content/gotong-royong-seatiap-hari-sabtu-di-kantor-desa-rukam-kec-mendo-barat-kab-bangka-tahun-2021

◇コロナ禍におけるゴトン・ロヨン
「コロナ禍において、ゴトン・ロヨンの精神が収束の鍵である」とインドネシアのジョコ・ウィドド大統領は述べています。
新型コロナウイルスの蔓延を防止するためにも、国からの呼びかけではなく、地域ごとや村単位などコミュニティで協力し合うことが、非常に有効であるとインドネシア
の人々は考えているようです。

実際に、インドネシアオートバイ協会、インドネシア軍隊卒業生など様々なコミュニティのゴトン・ロヨンのお陰で2回目のコロナウイルスワクチン接種を行うこともでき
ました。パンデミック期において、このゴトン・ロヨンの考え方を持った人々の行動がとても有効であったことが分かります。

参考WEBサイト:https://www.presidenri.go.id/siaran-pers/presiden-jokowi-gotong-royong-kunci-penanganan-pandemi-di-tanah-air/

今回のコラムでは、インドネシアにおける「ゴトン・ロヨン」についてご紹介しました。
ゴトン・ロヨンの精神や行動は、インドネシアに昔から根付いている素晴らしい文化です。

インドネシアでのビジネスにおいてビジネスパートナー等に問題が発生した際、ゴトン・ロヨンの精神を思い出し、自らの手を差し伸べ、共に乗り越える事で巡り巡って
自身のビジネスの発展に展開する事もあるでしょう。そして「皆で幸せになっていこう」というこの考え方から思わぬ力が発揮できるかもしれません。