本メールは、週1回程度を目安に以下の3つのパートから情報をお送りさせていただく内容となっております。

  • 「Paradigm Shift -新しい価値観-」
  • 「Unique Asset Management -独自の資産形成-」
  • 「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」

 

 

■Paradigm Shift -新しい価値観-


皆さんもうご存知だと思いますが、2024年度の上半期(4~9月)をめどに、1万円札・5千円札・千円札のデザインを新しくし
た新紙幣が発行されますね。

お札の表面に描かれる人物が新しくなります。
・1万円札 ・・・渋沢栄一
・5千円札 ・・・津田梅子
・千円札  ・・・北里柴三郎

紙幣が一新されるのは2004年以来、20年ぶりとなるわけですが、なぜ新しくするのだろうというところを考察してみたいと思います。

財務省によりますと、お札はこれまでも約20年ごとにデザインを変えてきており、偽札づくりを防ぐことが大きな理由とされています。
新しいお札は、最新の技術を投入し、3次元の画像が角度を変えると回転してみえるようにんするなど偽造防止を強化されるようです。
500円硬貨も偽造しにくいものに変更される予定です。
※2千円札は変更しません。

本当にこれが理由なんでしょうか??

確かに日本のこれまでは、新紙幣が出回ってからも旧紙幣は同じように使えるようになっていますし、今回も財務省は「今のお札が使え
なくなることはない」としています。

ただ、いつ何時その方向が変わるかわかりません。
私の海外用の財布の中には使えなくなったPhilippinesの紙幣などがたんまりと残っています。
実は、アジアの国では交換期間に対応しないと旧札は使えなくなってしまうルールが存在します。

さらにもう少し深読みを進めると・・・
交換期限があると、旧紙幣で眠っていたタンス預金が一気に市場に出回り、その金額を把握できます。その上で、引き出し上限額のコント
ロールが加わると完全に我々国民の財産をコントロールできるようになってしまうわけです。
信じるか信じないかはあなた次第です!笑

そう思うと、やはりいろんなリスクを想定して動く必要があるということですね。

 

■「Unique Asset Management -独自の資産形成-」

信託ってご存知ですか?
最近、家族信託というものが広がってきておりますが、 一般社団法人家族信託普及協会によると、『資産を持つ方が、特定の目的(例えば
「自分の老後の生活・介護等に必要な資金の管理及び給付」等)に従って、その保有する不動産・預貯金等の資産を信頼できる家族に託し、
その管理・処分を任せる仕組みです。』と定義しています。

相続も争続と表現されるように、承継問題を事前に解決しておかないとその後の一族間に大きなしこりを残す原因にもなります。

ちなみにこの「信託」の制度の始まりは、イギリスの教会が行っていたスキームが発祥ともいわれています。
中世のイギリスで利用されていたユース(use)というものがあります。イギリスでは当時、自分の死後に教会に土地を寄進する慣習があり、
それを法律で禁止されたことに対抗する形で生まれたものがユースでした。
これは、「信頼できる人に土地を譲渡→そこから得た収益を教会に寄進してもらう」というもので、自分または他の人の利益のために、信頼
できる人にその財産を譲渡する制度だったのです。

ユースは、十字軍の遠征でも、参加した兵士たちの間で、国に残してきた家族のために利用されたといわれています。
さらにユースは、時代の変遷を経て、近代的な信託制度へと発展しました。また、人と人との信頼関係に基づくものであることから、信頼を
意味する「トラスト(Trust)」という言葉で呼ばれるようになりました。

委託者・・・財産保有
受託者・・・委託者から財産運用管理を受託
受益者・・・受託者が運用管理している財産からの利益受取

このような関係性で行います。
あらかじめ財産分与を行うことで争続をなくし、資産を目減りさせず継承させていく仕組みを作ることも可能です。日本にはまだまだなじみの
ない制度ですが、金融知識が少しずつ発達し、リテラシーが上がってきている今、必要になってくる情報だと思います。

 

■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」

はじめての人向け!フィリピンに渡航する際の知っておくべきこと

インドネシアの方は海外からの受け入れを解放いたしましたが、まだフィリピンの方は少し時間がかかりそうです。
モチベーションアップも兼ねて、フィリピンに行ったことがない人向けの注意事項をまとめましたので、ご覧ください。
日本国内でも地域によっての違いがあるように、それ以上に地域の文化、言語が異なるフィリピンにおいては違いがあり
ますので、その点をご考慮の上、ご参考にしていただければと思います。

フィリピンは近い!
フィリピンと日本の時差は1時間。日本の方が時間が進んでいます。1時間程度なのでそこまで不便なことはありませんが、
時差が少ないので1時間の時差があることを忘れがち。日本も同じ時間だと思って行動して日本との約束の時間を間違え
たりすることもありますので、ご注意ください。
日本からマニラへの渡航時間は4時間~となっており、比較的短時間で行くことができます。

ビザについて
30日以内の滞在であればビザは必要ありません。
1か月以上滞在する場合はビザの申請が必要です。
長期滞在者は、別の国に飛んでまた戻ってくるというスタイルもよく利用されるパターンです。

フィリピンは暑い
フィリピンといえば南国。暑いイメージがあります。
ただし、多くの日本人が誤解しているのは、フィリピンに限らず南国であっても夏場に関しては日本の方が暑いです。
実際に年間通して暖かく、雨季(6月~11月)と乾季(12月~5月)があります。雨季は南国ではおなじみの突然のスコー
ルがありますので、折りたたみ傘をご用意ください。
1年を通して夏服で過ごすことができます。

通貨
フィリピンの通貨は、ペソ(フィリピンペソ)です。
1000ペソで2218円(10/8現在)なので約2倍強の価値があると考えていただければと思います。
日本とフィリピンでは物価も違いますが、ないとは思いますが、長期滞在していると慣れて(ズレて)1000という字面で
1000円程度のつもりにならないようご注意ください笑

チップ
スペインやアメリカ統治の影響でチップの習慣が残っています。
ついつい忘れがちですが、ホテルで宿泊した際には枕の下に10ペソを入れておくとよいでしょう。
ポーターにもお忘れなく。
サービス料が含まれていないレストランでは食事代の10%程度がチップの基本となります。

言語
都市部ではほぼ英語が通じます。
アメリカ統治の影響もあり、アメリカンイングリッシュです。
発音もネイティブとほぼ変わらず、訛りが少ないのが特徴です。
現地のタガログ語との混用やフィリピン特有の単語もあります。

Confort room(コンフォート ルーム)→トイレ
Sari-Sari store(サリサリストア)→家族経営の小さな雑貨屋さん
Halo-Halo(ハロハロ)→ごちゃ混ぜという意味。デザートで日本で紹介されたこともあるので知っている人もいるかも
しれません。

治安
日本と比べるとほとんどの国が治安が悪いというのは事実です。
フィリピンでも特に治安が悪い地域があったりします。
すりや置き引き、ひったくり、詐欺が横行しています。
スーパーやデパートに入る際にはボディチェックとカバンを開けてのチェックが必ずあります。
カバンを持つ際はかならず前に持つ(リュックであっても)ようにしてください。
地域によりますが、町中でスマホをいじることは極力避けてください。
日本にいるときとは違い外にいるときは、周りを意識するようにしましょう。
移動時は、バイクタクシーやジプニーより値段が張りますが、タクシーやGrab(グラブ)を利用したほうが安全です。

食事と水
基本的には煮沸していない水道水を飲まないようにしましょう。
ホテルにはかならずペットボトルのミネラルウォーターが用意されていたりします。
フィリピンの主食はお米です。現在の日本人以上にお米が大好きで、食事には必ずお米が必須かなというくらい大好きで
す。
ハンバーガーなどファーストフードでもメニューにライスがあり、お米を付けている方が多いです。
フィリピンでは、マクドナルドよりもジョリビーの方が人気があり規模も大きいという特徴があります。
レストランでは日本のようなレジが表にない場合もあり、テーブルで会計するパターンが多かったりすることもあります。
南国のアジアの割には辛い食べ物が少ないので日本人が親しみやすい傾向にあります。
コーラやビールを飲む際には必ず瓶の口をナプキンで拭くようにしましょう。
また同様にスプーンやフォークも利用前に拭くようにしましょう。
日本では当たり前の清潔感が常識でないことも多いのでお気を付けください。

西島 筆