■Paradigm Shift -新しい価値観-
今回は記念すべき88回目のメルマガ、末広がりということで小さなご縁が繋がり映画公開に至ったお話しを。
その出会いは2013年、いわば人生のどん底だった2年を経て、ようやく再度スタートラインに立てた時の話。
前年にあるワークショップで出会った後輩経営者と意気投合して、Baliの兄貴こと丸尾氏に会いたいという話から
アテンドできるよ。という話から2013年2月にBali島に行きました。
その数か月後にその後輩経営者から、ある漫画家の存在を知ることとなります。
たまたま後輩経営者はその漫画家の付き人をやっていた方と仲良くなり、私とその漫画家の彼は同世代でしかも同じ同郷の富山であることが
わかり、せっかくなんで飲み会でも開催しようという運びとなりました。
そして、富山県出身でゆかりのある人間を集めての飲み会を東京の赤坂で開催するわけですが、事前にその漫画家のことは知っておかないと
失礼にあたるということで、前週に漫画喫茶にこもり、著書を読みまくりました。代表作である『ギャングキング』は累計1200万部以上売れて
いる大ヒット作であり、私も好きな作品です。
そして、出身を調べると同じ高校ということもわかり、益々親近感が湧いたものでした。
(高校がマンモス校でクラスが17組まであったので、わからない同級生もたくさんいますw)
飲み会の当日は、やはり高校の話で盛り上がり、共通の友人もいたことが判明、高校を卒業して20年後に初めて同級生だと認識ました笑
その後も一緒に会食したり、飲みに行ったりと、お付き合いをさせてもらっていた中で、気になるタイトルの本がありました。
それが今回映画化された『軍艦少年』であり、著者である漫画家は柳内大樹氏。彼が大事な方を亡くされた際にその気持ちをぶつけたのが本作で
あり、心の拠所とは、魂の救済とは、自身の幸福とは何かという、生きる意味を見出していくことを感じさせてくれる作品でした。
時を同じくして、バリの兄貴に弟子入りした物語が原作の映画『神様はバリにいる』は制作が真っ只中でした。プロデューサーになられている方が
先輩ということもあり、色々お話しを聞かせてもらってましたが、その先輩は映画製作未経験でありながらも実現されたわけで、映画関係者でなく
とも映画って作れるということを目の当たりにして、血迷った私は柳内大樹氏に『軍艦少年』の映画化を打診したのでした。
『大事な思い入れのある作品なので、真剣にやるのであれば』ということで映画化の許可を頂き、動き始めたのでした。
その後の2019年にクランクインするまでのお話しはまた次回にでも。
ということで・・・
映画公開に先駆けて、撮影場所としても貴重な画を提供してくれた軍艦島に感謝の意を込めて、
映画『軍艦少年』×軍艦島チャリティ企画をリリースさせて頂きました。
http://gunkanshonen-charity.com
この度、2013年の出会いをきっかけに色々なご縁から映画『軍艦少年』のプロデューサーを仰せつかり、2019年の撮影から、コロナ禍、オリンピックを経て、足掛け8年の歳月をかけ、皆さんに作品をお披露目させていただくことになりました。只今全国30館(拡大中)12月10日公開にて動いており
ます。
物語は、軍艦島(端島)の見える野母崎半島に住む親子の物語です。
家族の中心にいた母・小百合が亡くなってしまったことをきっかけに心を閉ざし、暴力に逃げる主人公の海星と、酒浸りになってしまった父・玄海が友人たちの手を借りて、再生していく物語です。
この物語は、漫画に描かれている場所も柳内先生が実際に長崎を訪れて描かれたものなので、全てのロケーションが実際にある場所です。映画の撮影でも、皆様に心よくご協力いただきまして、オール長崎ロケで撮影を行うことができました。
中でも、軍艦島島内の映像は、セットなど一切使用せず、軍艦島の中での撮影をさせていただいたのですが、世界遺産に指定されてから、邦画では島内で最も多くの場所での撮影をさせていただくことになりました。また軍艦島そのものとして登場するのも映画・ドラマとしては異例です。
そんな世界遺産となっている貴重な軍艦島も30号棟「余命半年程度」というニュースがでるようなほど、老朽化がすすんでおります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/67e09b96becfa5771e5f6cf520105715777b4ef1
今回、我々『軍艦少年』製作委員会としましても撮影をさせて頂いた軍艦島に何かお役に立てることはないかと、この映画『軍艦少年』×軍艦島チャリティ企画をご用意させて頂いた次第です。
今回の企画の趣旨は、
1800円×10枚のチケット購入を頂きますと、そのうちの15%程度を軍艦島の保全費用として、長崎市に寄付をさせて頂きます。
すでに長崎市や長崎商工会議所にはこの活動のことはお伝えしております。
詳しい内容はこちらの専用WEBサイトをご覧になってください。
https://gunkanshonen-charity.com
映画・漫画の軍艦少年を応援頂ける方、
軍艦島を応援いただける方、
長崎を応援いただける方、
佐々木を応援いただける方、
是非、皆様のお力添えを頂ければ幸いです。
宜しくお願い申し上げますm(__)m
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