■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
楽園バリスタイル・ナビゲーターの小野寺です!
~インドネシア最新ニュースをピックアップ~
インドネシア・バリ島から社会ニュース、経済ニュースからフレッシュな最新トピックをお届けします。
【バリ島、国際線の受け入れ再開も当日はフライトなし】
インドネシア・バリ(Bali)島は14日、日本や中国など19か国から国際線の受け入れを再開した。新型コロナウイルスの
流行で観光産業が打撃を受けたバリ島の再開第一歩となる。
しかし同島当局によると、同日に国際線の到着は予定されていない。空港の広報担当者は、態勢は整っているものの「今
日到着を予定している便はない」と述べた。
受け入れ対象は新型コロナウイルスワクチン接種が完了している人で、厳格な規則に基づくビザ(査証)の取得と、ホテ
ルでの5日間の隔離が求められる。
当局によると、日本、韓国、中国、フランス、アラブ首長国連邦(UAE)、ニュージーランドなど19か国が対象。新型コ
ロナ流行前に多数の観光客が来ていたオーストラリアは含まれていない。
人口2億7000万人のインドネシアでは感染力の強い変異株「デルタ株」が猛威を振るい、7月半ばには1日当たりの新規感
染者が5万6000人を超えた。政府は最も影響を受けた地域を対象に不要不急の事業や店舗を閉鎖し、人の移動を制限した。
ワクチン接種が進んでおり、現在は全国的に感染者数が減少している。死者数も減少していることから、徐々に規制が緩
和されている。
【コロナ規制違反、外国人観光客を強制送還】
バリ(Bali)島で12日、新型コロナウイルス対策の厳格な規制に違反したとして、複数の外国人観光客が強制送還された。
当局によると、米国、ロシア、アイルランドからの観光客3人は、公共の場でマスクを着用しなかったため、新しく導入
された厳格な規制に違反したとして拘束され、飛行機で本国に送還された。
入国管理を管轄するバリの法務・司法当局トップは、「彼らは緊急活動制限の期間中に、マスク着用を義務付ける最低限
の規則を破った」と説明した。
また、新型ウイルス検査で陽性反応が出た後に自主隔離を拒否したロシア人女性も、陰性となった後に強制送還される予
定だという。
リゾートとして知られるバリ島では、強化された新型ウイルス対策の規制の違反者を取り締まっている。規制に違反した
外国人の強制送還は、今回の4人が初めて。
新型ウイルスで東南アジア最大の被害が出ているインドネシアは12日、過去24時間で4万427人が新たに感染、891人が死
亡したと発表した。
【崖の上の引退したボーイング、宿泊施設に改造し観光の目玉に】
インドネシアのバリ(Bali)島の崖の上に今週、観光客を呼び戻そうと、引退したボーイング(Boeing)737型機が運び
込まれた。
ニャンニャン(Nyang Nyang)ビーチに近い崖の上まではクレーンを使って運び、数十人がかりで組み立てた。
機体を所有するバリ在住のロシア人起業家フェリックス・デミン(Felix Demin)さんは、観光客向けの宿泊施設に改造
する予定で、人気の写真スポットになることを期待している。
新型コロナウイルスの流行で、インドネシアは2019年に外国人観光客の受け入れを停止したため、観光業は大打撃を受け
た。デミンさんは、バリ島の観光業復興の一助になればと話す。
デミンさんは、金属スクラップとして中国に売却予定だった旅客機を最近購入したと語った。
必要な許可を取得し、1週間かけて崖の上まで運んだという。
バリ島では7、8月に新型ウイルスの新規感染者と死者が急増したが、当局は今週から一部規制を緩和している。(c)AFP
以上、
今週は外国人の観光再開が噂されているバリ島関連のニュースを取り上げてみました。
国際線受け入れの体制が整ったので、これから徐々に航空会社も就航を再開して行くと思われます。観光客を本格的に受
け入れには観光滞在者向けのビザである到着ビザ(VOA)が発給される必要があります。
今年7月頃までは新型コロナウィルスデルタ株の万円が爆増して、ジャカルタ在住の日本人が緊急帰国するなど話題にな
りましたが、9~10月には急速に新規感染者数を減少させて今に至っています。
他のアジア諸国がまだコロナ感染の流行が収まっていない状況ですが、あれだけ悲惨な状況と言われたインドネシアが急
速に回復しているのは、厳格な社会行動規制と半ば強制的なワクチン接種キャンペーンの成果の賜物だと思います。
窮地の時は政治権力が強い国が実行力があって前進するスピードが早いですね。経済回復にも大きく作用するだろうと予
想できます。
バリ島の観光業はリスタートに向けて、活発に色々なプロジェクトが進められているのを日常で見ることができます。
飛行機を崖の上に置いて観光スポットを作ったロシア人の起業家は、こんなタイミングなので世間の注目を集めることに
成功しており、新たな有名スポットになりそうな予感がします。
「飛び抜けたことをしでかす人は、最初は周囲の賛同を得られないが、そういう人ほど後で成功する」という原理ありま
す。挑戦することへの試みは、今ではすっかり成熟したリゾートと化してしまったバリ島では必要な要素かも知れません。
竹でできた校舎のグリーンスクールや、断崖絶壁を見下ろすプールが有名なホテルやビーチクラブ、飛行機ホテル、人々
の飽くなき体験欲求を満たすアクティビティーの登場に話題を欠かしたことが無いのもバリ島の強みです。これからもど
んどん進化していくバリ島を楽しんで行きましょう。 |