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楽園バリスタイル・ナビゲーターの小野寺です!
~インドネシア最新ニュースをピックアップ~
インドネシア・バリ島から社会ニュース、経済ニュースからフレッシュな最新トピックを
お届けします。
【インドネシア、コロナ新規感染者5万6757人 過去最多】
インドネシアは15日、新型コロナウイルスの新規感染者が5万6757人と、過去最多
となったと発表した。累計の感染者数は270万人を突破した。
982人が新たに死亡し、死者数の累計は7万人超となった。
インドネシアは1月にワクチン接種を開始したが、2回接種を済ませたのは人口2億70
00万人のうちわずか5.8%程度にとどまる。
ルフット調整相(海事・投資)は、インドネシアは既に新型コロナ感染の「最悪のシナリ
オ」に陥っていると指摘。インドで初めて確認されより感染力が強いとされる新型コロナ
変異株「デルタ株」の感染が拡大する中、感染者が今後さらに増える可能性に備えている
と語った。
同相は記者会見で「(1日当たりの感染者数が)6万人かそれを若干上回る程度ならば、
対処は可能だ。10万人にならないことを望んでいるが、そうなったとしても、われわれ
には備えがある」と強調した。
【インドネシアから特別便、政府支援で邦人ら帰国へ】
新型コロナウイルスの感染拡大が続くインドネシアの日本人駐在員や家族らの帰国を助け
るため、日本政府の支援で特別便が運航されることが15日、在インドネシア日本大使館
への取材でわかった。
駐在員らを一時帰国させる動きが日系企業に広がる中、大使館が搭乗希望者を募り、日
本航空と全日本空輸が日程調整を進めている。14日には日系企業1社が独自に航空機を
チャーターして52人を帰国させた。
【インドネシアからの帰国者、中部空港に移動し隔離=政府】
新型コロナウイルスの感染が拡大するインドネシアから帰国する日本人の一部について、
政府が成田空港(千葉県)から中部空港(愛知県)にチャーター機で移動させる方向で調
整していることが16日までに分かった。同日から18日にかけてチャーター機を運航す
る。
成田空港付近では帰国者が待機するホテルの部屋が不足する恐れがあり、いったん中部空
港に移して近くのホテルに隔離することにした。
【米ファイザーワクチンに緊急使用許可】
インドネシア保健省の医薬品食品監督庁(BPOM)は15日、米ファイザー製の新型コロ
ナウイルスワクチンに緊急使用許可(EUA)を14日付で出したと発表した。BPOMが
新型コロナワクチンにEUAを出すのは6例目。同省によると、8月からファイザー製ワ
クチンが順次到着する予定。
BPOMのペニー長官は、ファイザー製ワクチンについて、12歳以上を対象に3週間の間
隔を開けて2回接種すると説明。第3相臨床試験の結果によると、新型コロナウイルスに
対するワクチンの有効性は、16歳以上の被験者で95.5%、12~15歳の被験者で100%を示
したという。
また保健省は14日、年内に5,000万回分のワクチンの供給を受けることで、現地法人ファ
イザー・インドネシア、ワクチンを共同開発する独バイオ医薬品企業ビオンテックの2社
と合意したと発表。同省のシティ広報官は15日、NNAのオンライン取材に対し「ファイ
ザー製のワクチンは8月以降、毎月500万~1,200万回分が段階的に届く」と説明した。
調達するファイザー製ワクチンはメッセンジャーRNA(mRNA)という遺伝物質を利
用した「BNT 162b2」と呼ばれる種類。同ワクチンの第3相臨床試験は、4万6,000
人以上を対象に実施され、1月に完了している。
ファイザー製ワクチンは、政府の接種プログラムで使用されるワクチンの1つ。この他に、
英アストラゼネカ、中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)、米バイオ医
薬ベンチャーのノババックスが指定されている。
以上、
今回もインドネシアの新型コロナウィルス関連の情報をピックアップしてみました。
先月末からコロナデルタ株感染者の急拡大の影響で、バリ島もジャカルタと同様に政府主
導のPPKM Darurat(緊急社会行動制限)が20日まで施行されております。
コロナ渦で国際観光が止まってからも、チャングーの辺りだけはずっと賑やかでしたが、
今回は全ての飲食店はテイクアウトしかできないため、ビーチ周辺の繁華街もとても静か
です。
夕暮れ時にはビーチクラブでサンセットを楽しむ人が増えて、先月までは観光再開ムード
でしたが、今はビーチ周辺も地元組織の見回りが厳しく立ち入り禁止が目立ちます。
バリ島民は政府の指示には一番従順に行動をして来た人々なので、一旦は失望したものの、
今回も一丸となって乗り越えて行こうという意識が伺えます。
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