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楽園バリスタイル・ナビゲーターの小野寺です!
~インドネシア最新ニュースをピックアップ~
インドネシア・バリ島から社会ニュース、経済ニュースからフレッシュな最新トピックをお届けします。
【3月貿易収支、15億ドル黒字 輸出は30%増、経済回復をけん引】
インドネシアの中央統計局が15日に発表した貿易統計によると、3月の貿易収支は15億6,740万米ドル(約1,700億円)
の黒字だった。昨年5月から11カ月連続の黒字となった。新型コロナウイルス感染症の拡大で経済全体が落ち込んだ
前年同月から、輸出は30%を超える大幅増加となった。前月比でも輸出入ともに20%台の増加だった。専門家は今後も、
製造業や石油ガスの堅調な輸出が貿易をけん引するとの見方を示した。
輸出額は前年同月比30.5%増の183億5,460万米ドル。輸出額の95%を占める非石油ガスの輸出額は30.1%増だった。
石油ガスも38.7%増加した。三井住友銀行の市場営業統括部エコノミスト、鈴木浩史氏はNNAのメール取材に対し
「製造業を中心に堅調だった。石油ガスも、コモディティー価格が堅調に推移して輸出の追い風になっている」と述べた。
輸出額の前月比は20.3%の増加だった。非石油ガスの主要10品目のうち、輸出額は動・植物性油脂と関連品が67.9%増の
28億8,600万米ドルで首位。鉱物性燃料が5.0%増の20億6,790万米ドル、鉄鋼が13.9%増の14億680万米ドルで続いた。
最も伸長したのは鉱石・スラグ・灰で、前月比2.3倍だった。輸入額は前年同月比25.7%増の167億8,720万米ドルだった。
非石油ガスは23.5%増、石油ガスは41.9%増だった。
輸入額は前月比では26.6%増。主要10品目のうち機械・電気製品が16.2%増の20億2,610万米ドルで最多。鉄鋼が63.3%増の
10億2,740万米ドルで続いた。船舶・浮体物は前月比3.5倍と大きく伸長した。
主要11カ国・地域の非石油ガスの貿易収支は、対オーストラリアが5億2,930万米ドルの赤字となり、11カ国・地域中で
最大の赤字額だった。このほか韓国、タイ、中国、シンガポール、台湾を含めた計6カ国・地域に対して赤字となった。
一方、黒字は対米国が13億3,930万米ドルで最大。対日貿易収支は1億560万米ドルの黒字となった。
■好調な外需、輸出主導で貿易拡大
三井住友銀行の鈴木氏は「輸入の鈍化が止まった格好で、内需の底打ちが見えてきたと言えるかもしれない」と分析
しつつも、依然として新型コロナウイルス感染症の拡大が警戒されることから、今後の内需の見通しには慎重な姿勢を示した。
一方で、中国やコロナワクチン接種の進む米国など、外需は好調だと指摘。「輸入より輸出が主導して貿易が拡大していく」と
述べ、年央にかけても貿易黒字が続くだろうと予測した。
民間シンクタンク、経済改革センター(CORE)のピーター・アブドゥラ研究調査部長はNNAのオンライン取材に対し、
「内需、外需ともに拡大傾向にある。特に中国、インド、マレーシアへのパーム原油(CPO)輸出が好調だ」と指摘した。
また今後の貿易拡大に向け、コロナワクチン接種の速やかな実施、衛生規律の順守徹底が求められると述べた。
【物流J&Tがユニコーン入り、国内6社目】
米調査会社CBインサイツは7日、インドネシアの地場宅配大手J&Tエクスプレスをユニコーン(企業価値が高い新興企業)
として認定した。インドネシアの企業としては6社目。
CBインサイツによると、J&Tエクスプレスの企業価値は7日時点で78億米ドル(約8,492億円)。CNBCインドネシアが
13日伝えたところによると、J&Tエクスプレスは、中国の投資会社、高レイ資本(レイ=令に瓦、ヒルハウス・キャピタル)、
香港に本拠を置く投資会社の博裕資本、米ベンチャー・キャピタル(VC)セコイア・キャピタルの中国現地法人である
紅杉資本中国などから20億米ドルの資本調達をしたばかりだという。
インドネシアでは他にも▽配車・配送サービス大手ゴジェック▽電子商取引(EC)大手トコペディア▽同ブカラパック
▽旅行サイト運営トラベロカ▽電子マネー・ポイントサービスOVO(オボ)――がユニコーン企業として認定されている。
J&Tエクスプレスの企業価値は、ゴジェックの100億米ドルに次ぐ第2位となっている。
J&Tエクスプレスは3月下旬から貨物輸送機の運用を開始した。新型コロナの影響で宅配需要が増加しており、
ジャワ島外への輸送ルートを拡大する方針だ。ロビン・ロー最高経営責任者(CEO)によると、EC関連の物流需要は
年間で5~7割増えているという。
【新車販売、21カ月ぶり増加 前年同月比11%増、奢侈税減免】
インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)によると、3月の新車販売台数(ディーラーへの出荷ベース、確定値)は
前年同月比11%増の8万4,910台だった。同月から一部新車の奢侈(しゃし)税減免措置が始まったことが促進力となった。
【2月のEC取引総額、45%増の27.2兆ルピア】
インドネシア中央銀行によると、2月の電子商取引(EC)の取引総額は前年同月比45%増の27兆2,000億ルピア(約2,035億円)
だった。取引件数は約2倍の1億7,460万件。15日付コンタンが伝えた。
以上、
景気向上の兆しがあらゆる産業で見えておりますね。特にインドネシアではECサイト市場の成長が凄いです、同時にロジスティクス
も伸びもJ&Tがユニコーン入りしたことが証明しました。
現在日本のEC市場の物販取引総額は10兆円以上と言われております。人口ではインドネシアは日本の2倍、そして2030年ぐらいまでは
人口ボーナス期は続くと言われています。この先10年は消費が活発な世代が多いので、単純に考えても経済成長し続ける国であると
納得できます。
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バリ島もほんとに便利になりました。
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