■「Zoom In -BALI or Philippinesのリアルな生情報-」
楽園バリスタイル現地責任者の小野寺です!
~インドネシア最新ニュースをピックアップ~
今週もインドネシアの社会ニュース、経済ニュースからフレッシュな最新トピックをお届けします。
【菅総理とジョコウィ大統領の会談】
菅総理大臣は首相就任後、初の外遊先としてベトナムとインドネシアを訪れた。インドネシアではジョコウィ大統領と会談し、インドネシアにおけるインフラ整備の計画について話し合った。
また新型コロナウィルスの影響で、大きな影響を受けているインドネシア経済の立て直しのため、500億円の円借款を供給すると述べた。
さらに日本・インドネシア経済連携協定の元、できるだけ早く経済的な両国間の往来制限の緩和をすることで合意した。
ジョコウィ大統領は会見で、インドネシアに対する日本の支援、またASEAN諸国への支援に感謝を表明した。
【映画館の再開】
今週から映画館が再開している。20日水曜日にはジャカルタにあるCGVシネマと、シネマポリスが正式営業を再開した。
CGVシネマはグランドインドネシアモール、イオンジャカルタモール、ジャカルタガーデンシティーなどを含む4箇所。
シネポリスシネマはプラザスマンギ、ガジャマダプラザなどを含む5か所で営業が再開される。
映画館は定員の25%の占有率で営業が許可されている。
【新型コロナ最新状況】
インドネシア保健省は21日木曜日、新たに4,267人の新型コロナウィルス感染者を確認し、合計で373,109人の発症数となった。
123人が新たに死亡し、死亡者数は12,857人、回復者数は297,509人となった。ジャカルタでは1,000人の新たな感染者が確認され、合計95,237人
東ジャワ州で327人、西ジャワ州で657人、中部ジャワ州で374人、リアウ州で313人、西スマトラ州で279人の新たな感染者が確認された。
累計感染者数、死亡者数では現在東南アジアで最多。
以上、
今週の大きなニュースは菅総理の来訪とジョコウィ大統領との対談が注目されました。
人口2億7000万で東南アジアで最も大きい経済規模を持つインドネシアですが、感染拡大で企業活動が停滞したことなどから、経済は急速に落ち込んでいます。
ことし4月から6月までのGDP=国内総生産の伸び率は、去年の同じ時期に比べてマイナス5.3%と、四半期としてはアジア通貨危機のあとの1999年以来、初めてのマイナス成長になりました。
また、新型ウイルスの影響で失業した人は370万人に上るとみられていて、景気の回復と感染の抑制をどう両立させるかが、引き続き大きな課題になっています。
因みに現在のバリ島の新型コロナ感染者数は793人、回復済み9,977人、死亡者355人という状況です。
タイでは20日(水)に7か月ぶりに外国人観光客の受け入れを再開され、最初は月1200人までの制限をかけながら観光再開に踏み切っています。
大きな観光経済を支えるバリ島も年内の外国人観光客の受け入れを見送るとされており、人々は2021年度早期の観光再開を心待ちにしている状況です。
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